@niftyでんきは、インターネット接続サービスや格安SIMでおなじみのニフティが、2016年8月30日からスタートした新電力。
電気が安いのはもちろん、ニフティのサービスをまとめるほどお得になる@niftyでんき。
メリットと注意点をまとめました。
目次
@niftyでんきのオススメポイント5つ
1.電気代が確実にお得になる!
@niftyでんきでは、電気代で損をすることがありません。
@niftyでんきでは、1ヶ月の電力使用量が、
- 120kWh以下⇒今の電気代と同じ
- 120kWh超 ⇒使うほどお得になる
という分かりやすい料金設定。
「電力自由化で電気代がお得になるのは、電気をたくさん使う人」
「電気をあまり使わない家庭は、逆に割高になることもある」
新電力に対して、そんなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、@niftyでんきなら損をする事がありません。
たとえば2人暮らしのような少人数家庭でも年間5,000円ほど電気代がお得になる計算に。
例)2人暮らし(契約容量30A、月間使用量350kWh程度)の場合
- 東京電力 従量電灯B:9,646円
- @niftyでんき 関東エリアB:9,252円
1ヶ月あたり394円、年間4,728円の節約。
電気をあまり使わないあなたの家の電気代だって、今より確実に節約することができ、損することがありません。
2.まるっと割でさらにお得
@niftyといえばインターネットや格安SIMといった通信事業。
こうしたサービスと電気をセットで利用すると、料金が割引になります。
2-1.でんき+ネット割
@niftyでんきと対象接続サービスをセットで使うと、接続サービス利用料が月250円(年間3,000円)割引になります。
ただし接続サービスのうち、「@nifty with ドコモ光」と「従量コース」は割引対象外なのでご注意を。
2-2.でんき+スマホ割
@niftyでんきとNifmoをセットで使った場合も、Nifmoの利用料が月250円(年間3,000円)割引に。
Nifmoはドコモ系格安SIMサービスのひとつ。
大手キャリアから乗り換えるだけでもスマホ代を節約できますが、電気とセット利用でさらにお得になります。
2-3.でんき+ネット+スマホ割
電気もネットもスマホも@niftyでまとめると、割引額は月450円(年間5,400円)に!
ただし、この割引には対象外となるNifmoのプランが2つ。
- 音声通話対応SIMカード スタートプラン(ヨドバシ限定)
- 1.1GBプラン
接続サービスもでんき+ネット割同様、「@nifty with ドコモ光」「従量コース」は対象外です。
3.契約期間や違約金なし
@niftyでんきには、契約期間の定めや解約時の違約金がありません。
電気料金は毎月変わるし、使い方によってはシミュレーション通りにならないことも。
「シミュレーションで安くなりそうだから契約したけど、実際は思ったほど安くならなかった」
そんな場合でも、契約期間や違約金のない@niftyならいつでも解約OK!
電力自由化に不安を感じる人でも、安心して申し込めますよ。
4.請求をひとまとめにして家計管理を楽に
@niftyでんきの利用料金は、@nifty接続サービスの利用料金とまとめて請求。
電気代、ネット代、スマホ代が1つにまとまるので、家計管理も楽になります。
5.利用可能エリアが広い
@niftyでんきのサービス提供エリアは次の通り。
- 東北電力
- 東京電力
- 中部電力
- 関西電力
- 中国電力
- 九州電力
※一部離島を除きます。
新電力の中には提供エリアが狭く大都市圏中心というところが多いもの。
そんな中でも@niftyでんきは幅広いエリアをカバーしているので、多くの人が利用しやすいというメリットがあります。
@niftyでんきの注意点3つ
1.申込めるのは@nifty接続サービス利用者のみ
申込み対象となる@nifty接続サービスは、次の通り。
【@nifty接続サービス一覧】
- 高速モバイル通信
- Nifmo、, @nifty WiMAX、 @nifty MOBILE(YM)
- 光ファイバー
- @nifty光、 @nifty光 プロバイダーコース、 @nifty光ライフ with フレッツ、 @nifty光 with フレッツ、 @nifty auひかり、@nifty コミュファ光、 Bフレッツコース、 @nifty with ドコモ光
- ADSL
- ADSL接続サービス、 フレッツ・ADSL
- その他
- @nifty基本料金、 お手軽5コース、 無制限コース、 デイタイムプラスコース、 テレコミ3コース、 テレコミ10コース、 フレッツ・ISDN、 従量コース
@nifty接続サービスのうち、「Cable@nifty」は対象外です。
@niftyでんきを利用したい場合、まずは対象の接続サービスを契約するところからスタート。
現在別の接続サービスを利用している場合、やや面倒に感じるかもしれません。
さらに申込み対象となる接続サービスのうち「@nifty with ドコモ光」「従量コース」は「まるっと割」の対象外。
まるっと割を活用したい場合は、この2サービス以外を選んでください。
2.オール電化には不向き
@niftyでんきの料金プランは、大手電力会社の「従量電灯プラン」がベースとなっています。
この従量電灯プラン、実はオール電化住宅にはあまり向いていないプラン。
そのため、@niftyでんきも同じようにオール電化住宅で利用するには不向きです。
3.契約電流20Aだと利用できない
3つ目は関西・中国・四国電力以外のエリアで「従量電灯B」契約者が対象の内容です。
@niftyでんきで契約できるのは、契約電流が30A以上の場合。
20Aの場合はまず、契約電流を30Aに変更する必要があります。
@niftyでんきの料金プラン
@niftyの電気料金は、「基本料金」と「3段階制の電力量料金」から構成されています。
これは大手電力会社の電気料金の構成と同じ。
このうち「基本料金」と「第1段階(使用量120kWhまで)の電力量料金」は、大手電力会社と同額。
第2段階(120kWhを超えて300kWhまで)と第3段階(300kWhを超える分)の料金が、大手電力会社よりお得になるのが特徴です。
今回はこの「第2段階」と「第3段階」の料金に限定して記載。
カッコ内は各地域の大手電力会社の料金との比較です。
- 東北エリアB・C共通
- 120kWh超過300kWhまで:24.62円(1.0%引き)
300kWh超過:28.08円(2.3%引き) - 関東エリアB・C共通
- 120kWh超過300kWhまで:24.95円(4.0%引き)
300kWh超過:25.92円(13.7%引き) - 中部エリアB・C共通
- 120kWh超過300kWhまで:24.30円(3.1%引き)
300kWh超過:24.73円(11.6%引き) - 関西エリアA
- 120kWh超過300kWhまで:27.00円(7.7%引き)
300kWh超過:28.19円(15.4%引き) - 関西エリアB
- 120kWh超過300kWhまで:21.00円(15.2%引き)
300kWh超過:23.50円(17.0%引き) - 中国エリアA
- 120kWh超過300kWhまで:26.46円(1.9%引き)
300kWh超過:27.43円(5.5%引き) - 中国エリアB
- 120kWh超過300kWhまで:22.66円(4.5%引き)
300kWh超過:23.22円(9.2%引き) - 四国エリアA
- 120kWh超過300kWhまで:26.00円(1.9%引き)
300kWh超過:28.00円(6.5%引き) - 四国エリアB
- 120kWh超過300kWhまで:21.30円(3.6%引き)
300kWh超過:22.40円(10.3%引き) - 九州エリアB・C共通
- 120kWh超過300kWhまで:22.14円(2.2%引き)
300kWh超過:22.90円(10.4%き)
エリアやプランによっては大幅節約も可能
@niftyでんきでどれだけお得になるかは、エリアや利用プラン、電力使用量によって異なります。
このうち、割引率がとくに大きいのは関西エリア。
関東や中部、九州などでも300kWhを超えると割引率は10%以上になります。
東北や中国、四国エリアは割引率こそ小さいものの、大手電力会社よりお得なのは事実。
また、いずれのエリアも電力使用量が多いほどお得度もアップします。
だからといって使用量が少ないとソンかというと、そんなこともありません。
これは基本料金や第1段階の電気料金は、各エリアの大手電力会社の料金と同じため。
「まるっと割」も組み合わせることで、電気をあまり使わなくても節約が可能となっているんです。
@niftyでんきの申込み方法
@niftyでんきは、Webもしくは電話で申込むことができます。
- Web申込みの場合
- @niftyでんきのホームページ内の「お申し込みはこちらから」
まだ@nifty接続サービスを利用していない場合は「新規でお申し込みのお客様」から。
すでに利用している場合は「対象の@nifty接続サービスをご利用中のお客様」から申込めます。 - 電話申込みの場合
- @niftyカスタマーサービスデスクから申込めます。
受付時間は毎日10:00〜19:00。
受付時間外の場合は「コールバック予約」をすることで、希望日時に電話をかけてもらうことができます。
とはいえ、インターネットが利用できる環境なら、都合のいい時間に申し込めるWeb申込みがオススメですよ。
@niftyでんきがオススメな人は?
- @nifty接続サービスをすでに利用している人
- ネット環境やスマホ代の見直しなどで、これから@niftyのサービスを利用検討している人
- 新電力が気になっているけれど、契約期間や違約金が心配で乗り換えを躊躇している人
なお、実際の電気料金は使い方によっても変わります。
本当に自分の家に合った電力会社かどうか確認するためにも、一度シミュレーションしてみることをオススメします。