あしたでんき
東京電力ホールディングスのグループ会社が、2018年5月から販売を開始させた「あしたでんき」

従来の内訳が分かりにくい電気料金とは異なり、シンプルで分かりやすい料金体系の新電力です。

あしたでんきのメリットやデメリットをまとめました。

あしたでんきとは

あしたでんきは、東京電力ホールディングスの100%持ち株会社であるTRENDE株式会社が提供する新電力です。

電力提供エリアは次の通り。

  • 東北電力エリア
  • 東京電力エリア
  • 中部電力エリア
  • 関西電力エリア
  • 中国電力エリア
  • 九州電力エリア

※いずれも離島や一部地域は対象外。

東北電力エリア以外では2018年5月から、東北電力エリアでは2018年6月から家庭向けに電力の小売りをスタートさせました。

あしたでんきの目指すゴール

あしたでんきは、単に一般家庭へ電気を販売することを目的としているわけではありません。

3つのステップで、最終的には消費者と発電事業者が直接取引する「P2P電力取引」の実現を目指しているのです。

  • ステップ1:家庭向けに電気を販売する
  • ステップ2:家庭への太陽光パネルや蓄電池の導入を進める(分散型電源の促進)
  • ステップ3:太陽光パネルで発電した電気や蓄電池に蓄えられた電気を、近隣家庭に直接販売できるようにする(P2P電力取引の実現)

欧米などですでに始まっているP2P電力取引ですが、日本ではまだまだ。

再生可能エネルギーのP2P電力取引を実現させることで、持続可能な社会の構築を目指していくとしています。

あしたでんきのメリット

あしたでんきのメリットとして、主に3つの点が挙げられます。

プラン設定がわかりやすい

「電気料金の内訳ってややこしくて分かりにくい」

そう思う人は意外に多いかもしれません。

その原因となるのが、契約容量によって変わる基本料金や電力使用量によって変わる料金単価。

例えば電力使用量によって変わる電力量料金は、「120kWh」「121〜300kWh」「301kWh〜」で単価が異なります。

一方であしたでんきの場合は、電力使用量に関係なく料金単価は一律。

基本料金も、0円または3,000円と非常にシンプルなのです。

電力使用量が少なくても多くても安い

一般的に、新電力の場合は「電力使用量が多いほど電気代が安くなる」もの。

電力使用量が300kWh程度と比較的少ない家庭では、節約効果もほとんど見込めませんでした。

その点、あしたでんきなら使用量が少なくても多くても、適切なプランを選べば電気料金がお得になる可能性大!

  • 標準プラン(1ヵ月につき300kWh以上使用する家庭向け)
  • たっぷりプラン(1ヵ月につき700kWh以上使用する家庭向け)

電気をあまり使わない家庭なら標準プラン、たくさん使う家庭ならたっぷりプランと自分で選べます。

どれだけ電気代を節約できるかについては料金プランの項目で比較していますので、そちらも参考にチェックしてみてください。

東京電力の関連会社という安心感

新電力の中には、初めて名前を聞くような会社も多いもの。

電気は私たちの暮らしに欠かせない大事なインフラだからこそ、良く知らない会社だと不安を感じてしまいますよね。

その点、あしたでんきなら東京電力が100%出資した子会社が電気を販売。

大手電力会社という安心感があるのも、大きなメリットです。

あしたでんきの注意点

先にメリットを挙げましたが、あしたでんきには注意点もあります。

実は、メリットよりも知っておきたいのは注意点の方。

次のような注意点があります。

春と秋の使用量が少ない時期に割高にならないかチェックが必要

電気の使用量は季節によって大きく変わります。

使用料が増えるのは、エアコンなどを使う機会が増える夏と冬。

春と秋は使用量も比較的少なくなります。

ここで特に注意しておきたいのが、月700kWh以上使う人に向いている「たっぷりプラン」の契約者。

使用量が増える夏と冬は700kWh以上使っていても、春と秋は700kWhを下回っている可能性があります。

こうなると、たっぷりプランよりも標準プランの方がお得になる可能性大!

まずは、これまでの使用実績を確認しておくことをオススメします。

プランは1ヶ月単位で変更できる

「夏と冬は700kWh以上使うけれど、春と秋はそれ以下」なんて人でも大丈夫。

なぜなら、あしたでんきでは標準プランとたっぷりプランを1ヶ月単位で変更できるから。

もちろん、プラン変更にあたって費用などは発生しません。

使用料が多くなる季節には「たっぷりプラン」、少ない季節には「標準プラン」と変更すれば、より一層の節約効果が見込めます。

プラン変更の手続きはインターネットのマイページから。

毎月24日までに変更すれば翌検針日から、25日以降は翌々検針日から適用されます。

従量電灯B(関西・中国は従量電灯A)契約者しか申込めない

現在の電力会社との契約内容によっては、あしたでんきに申込めないこともあります。

あしたでんきに申込めるのは次の通り。

・東北、東京、中部、九州電力エリアの人
従量電灯B契約者
・関西、中国電力エリアの人
従量電灯A契約者

東北、東京、中部、九州電力エリアで従量電灯Cを契約している人や、関西、中国電力エリアで従量電灯Bを契約している人は申込めません。

支払方法はクレジットカードのみ

あしたでんきでは、電気料金の支払いに利用できるのはクレジットカードのみ。

口座振替やコンビニ決済などは利用できません。

支払いに利用できるクレジットカードのブランドは、VISA、MasterCard、JCB、American Expressとなります。

なお、カード払いのみという点は、あしたでんき以外の新電力も同じ。

多くの新電力で、支払い方法はクレジットカードだけとなっています。

検針票がない

電気の使用量や電気料金の確認に使う検針票ですが、あしたでんきでは紙の検針票は発行されません。

代わりに、インターネットのマイページから確認します。

なお、紙の検針票がないという点でも他の新電力と同じ。

既存の電力会社でも、現在は紙の検針票ではなくネットで確認する方法が選べるようになっています。

慣れている人にとっては特に問題にはならないポイントとも言えるでしょう。

ポイントサービスがない

電力自由化をきっかけにして、電力会社でも様々なポイントサービスが導入されました。

あしたでんきの親会社である東京電力でも、TポイントやPontaポイントを導入。

中には、貯まったポイントを電気代の支払いに充当できるところもあります。

しかし、あしたでんきにはこうしたポイントサービスはありません。

ポイントサービスでお得感を出すというより、料金自体をお得にしているとも考えられるでしょう。

あしたでんきのシミュレーションとお申込みはこちら
あしたでんき

料金プランについて

エリアごとの料金は表の通りとなっています。

東北電力エリア

東北電力エリア 基本料金 電力量料金
標準プラン 0円 25.50円
たっぷりプラン 3,000円 21円
(参考)
東北電力従量電灯B
10A 324.00円
15A 486.00円
20A 648.00円
30A 972.00円
40A 1,296.00円
50A 1,620.00円
60A 1,944.00円
18.24円
(0〜120kWhまで)
24.87円
(120〜300kWhまで)
28.75円
(300kWh以上)

東京電力エリア

東京電力エリア 基本料金 電力量料金
標準プラン 0円 25.50円
たっぷりプラン 3,000円 21円
(参考)
東京電力従量電灯B
10A 280.80円
15A 421.20円
20A 561.60円
30A 842.40円
40A 1,123.20円
50A 1,404.00円
60A 1,684.80円
19.52円
(0〜120kWhまで)
26.00円
(120〜300kWhまで)
30.02円
(300kWh以上)

中部電力エリア

中部電力エリア 基本料金 電力量料金
標準プラン 0円 25.50円
たっぷりプラン 3,000円 21円
(参考)
中部電力従量電灯B
10A 280.80円
15A 421.20円
20A 561.60円
30A 842.40円
40A 1,123.20円
50A 1,404.00円
60A 1,684.80円
20.68円
(0〜120kWhまで)
25.08円
(120〜300kWhまで)
27.97円
(300kWh以上)

関西電力エリア

関西電力エリア 基本料金 電力量料金
標準プラン 0円 21.50円
たっぷりプラン 3,000円 17円
(参考)
関西電力従量電灯A
最低料金 327.65円 19.76円
(15〜120kWhまで)
25.19円
(120〜300kWhまで)
29.94円
(300kWh以上)

中国電力エリア

中国電力エリア 基本料金 電力量料金
標準プラン 0円 23.50円
たっぷりプラン 3,000円 19円
(参考)
中国電力従量電灯A
最低料金 331.23円 20.40円
(15〜120kWhまで)
26.96円
(120〜300kWhまで)
29.04円
(300kWh以上)

九州電力エリア

九州電力エリア 基本料金 電力量料金
標準プラン 0円 22.50円
たっぷりプラン 3,000円 18円
(参考)
九州電力従量電灯B
10A 291.60円
15A 437.40円
20A 583.20円
30A 874.80円
40A 1,166.40円
50A 1,458.00円
60A 1,749.60円
17.19円
(0〜120kWhまで)
22.69円
(120〜300kWhまで)
25.63円
(300kWh以上)

まとめ

シンプルな料金設定で、300kWh以上の電気を使う家庭なら電気代がお得になる可能性が高いあしたでんき。

契約期間は1年間(自動更新)ですが、契約期間途中の解約でも解約金などは不要です。

そのため、お試しで利用してみる価値は十分ある電力会社!

申し込みはあしたでんきのホームページからで、スマホでもOK。

申込む際には「お客様番号」や「供給地点特定番号」が必要なので、検針票をあらかじめ準備しておきましょう。

検針票が手元にない場合でも、現在契約している電力会社に問合せると教えてもらえます。

「少しでも電気代を安くしたい」と考えているなら、まずはお試し気分で申込んでみると良いですよ。

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