QUICPayは事前のチャージ不要で、クレジットカードのポイントも貯まる電子マネー。
しかし利用にあたっては対応したクレジットカードが必要で、場合によってはApple Payでしか使えないといった注意点もあります。
QUICPayが気になっているけれどよく分からない…そんなあなたは、これを読めばQUICPayのことが分かります!
目次
QUICPayのメリット
QUICPayには7つのメリットがあります。
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
ポイントが貯まる
QUICPayはクレジットカードではなく、電子マネーの一つ。
電子マネーですが、QUICPayを利用すると紐づけているクレジットカードのポイントも同時に貯められます。
同じ電子マネーでもEdyやnanaco、WAONなどの電子マネーへのチャージ分はポイント付与の対象外となっていることが多いもの。
その点、QUICPayならしっかりポイントの対象となるのでお得です。

QUICPayはポイントの対象となるけれど、電子マネーって種類によってはポイントの対象外になるものもあるんだね

そう。だから、電子マネーへのクレジットチャージは便利だけれど、実はメリットも少なかったりするんだ。でもQUICPayならそうした心配ナシ! 電子マネーでポイントを貯めるなら、QUICPayがオススメだよ
財布がスッキリする
お財布が重くなる原因といえば、たくさんの小銭ですよね。
QUICPayがあれば小銭を持ち歩く必要がなくなるので、お財布もスッキリ!
少し極端な話ですが、Apple Payが利用できれば、お財布自体持ち歩かなくても良くなります。
例えば、ちょっとしたお出かけのとき。
iPhone 7以降のiPhoneさえあれば、途中、コンビニに立ち寄ったりする場合でも問題なくお買い物ができます。
Apple Watch Series 2以降のApple WatchでももちろんOK!
なるべく荷物を軽くしたいときなどにも、とても便利です。
チャージの手間が不要(ポストペイの場合)
電子マネーと聞くと、事前にある程度チャージしておく必要があるのでは?と思うかもしれません。
しかし、ポストペイ型(後払い型)のQUICPayなら事前にチャージしておく必要なし!
QUICPayを利用した分は後日クレジットカードで支払うので、残高を気にする必要もありません。
手持ちの現金が少なくても大丈夫。
チャージするための機械などを探す手間も省けます。

チャージ不要で使えると聞くとクレジットカードみたいだけど、クレジットカードとは違うんだよね

そう。あくまでも電子マネー。事前に支払うプリペイド型か、後で支払うポストペイ型かの違いだけだよ
使えるお店が多い
QUICPayが便利な点は、利用できるお店がたくさんあること。
コンビニならほぼ全て。
スーパーなど身近な店舗から、レジャー施設や空港、百貨店やドラッグストア、タクシーなど、様々なお店で利用できます。
QUICPayが利用できる主な店舗は次の通り。
コンビニエンスストア | セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ポプラ、サークルKサンクス、デイリーヤマザキ、セイコーマートなど |
---|---|
スーパー | イトーヨーカドー、イオングループ、アピタ、ピアゴ、平和堂、オーケーなど |
ドラッグストア | マツモトキヨシ、アメリカンドラッグ、ウェルシア薬局、キリン堂、ココカラファイン、ツルハドラッグなど |
グルメ | かっぱ寿司、ガスト、CoCo壱番屋、木曽路、海鮮三崎港、コメダ珈琲、ジョナサン、すき屋、マクドナルド、ピザカリフォルニア、ロイヤルホストなど |
レストラン | ガスト、神戸屋レストラン、ジョナサン、ステーキのどん、バーミヤンなど |
家電・本・ファッション | HMV&BOOKS、エディオン、コジマ、ジョーシン、ツタヤ、PC DEPOT、ビックカメラ、Mac-House、八重洲ブックセンター、ユニクロ、ヨドバシカメラなど |
百貨店・モール | アリオ、近鉄百貨店、グランフロント大阪、阪急百貨店、名鉄百貨店、LOFTなど |
レジャーなど | アドベンチャーワールド、キッザニア東京・甲子園、京セラドーム大阪、東京タワー、東京ドーム、甲子園球場、ヤフオク!ドーム、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど |
その他ショッピング | ドン・キホーテ、auショップなど |

コンビニはほぼ全てのお店で利用できるんだね

そう。だから、ちょっとコンビニまで買い物に…と思ったら、財布は持たずにQUICPayだけ持って行けば買い物ができたりするんだ
支払いがスムーズ
支払いにQUICPayを利用するときは、専用の端末にQUICPayをかざすだけでOK!
小銭を探す・小銭を取り出す・紙幣を数えるといった手間も不要。
クレジットカードのように、店員さんにカードを渡す必要もありません。
おつりも出ないので、受取ったおつりを財布に入れ損ねて落とす…なんて心配もナシ!
紙幣をきれいに財布に入れる必要もありません。
レジ待ちの人が多いときなども、焦らず支払いが済ませられます。
場合によっては、自販機でもQUICPayが使えることも!
自販機で飲み物を買う時でさえ、小銭を出す必要がありません。

小銭が上手く取りだせなくて、アタフタすることも無いってことだね!

そう。QUICPayを読み取り部分にかざすだけだから、カンタンだよ
Apple Payに使える
QUICPayはApple Payに設定することもできます。
対象となるのはiPhone7以降のiPhoneシリーズまたはApple Watch Series 2以降のApple Watch。
もちろん、Apple Payで使った場合もカード会社のポイントが貯まります。
ポストペイの他にプリペイドやデビットも
「ポストペイ型だと、うっかり使い過ぎてしまいそう…」
そんな心配があれば、プリペイド型やデビット型を選ぶのがオススメです。
- ・プリペイド型QUICPay
- 前払い式のQUICPayで、事前にチャージする必要があります。
ポストペイ型と比べてチャージの手間がかかりますが、使い過ぎを防げます。
au WALLET プリペイドカードが該当します。
※プリペイド型のQUICPayはモバイルタイプのみ - ・デビット型QUICPay
- 事前チャージが不要なのはポストペイ型と同じですが、利用分は即時引落しとなるので、口座の残高内で使えるタイプのQUICPayとなります。
口座をお財布と考えて、現金ではなくデビット型QUICPayで支払うとお財布(口座)から利用分がすぐに支払われます。
こちらはみずほ銀行の「みずほWallet」が該当。
みずほ銀行の普通預金口座を持っている人か、みずほJCBデビットを契約している人が利用できるQUICPayです。

支払い方で好きなものを選べるのが良いね

ただ、ポストペイ型に比べてプリペイド型やデビット型は、選択肢が少ないのが注意点。プリペイド型はモバイルタイプだけだから、おサイフケータイかiPhone7以降のiPhoneまたはApple Watch Series 2以降のApple Watchでなければ利用できないよ
QUICPayの注意点
QUICPayには注意点も3点ほどあります。
こちらも一つずつ詳しく見ていきます。
対応したクレジットカードが必要
QUICPayはJCBがサービスを提供しているため、利用できるクレジットカードもJCBブランドのみとなります。
また、JCBブランドであれば全て対応しているとも言えないため、QUICPayに対応しているかどうかをきちんと確認することが重要。
VISAやMasterCardブランドのクレジットカードしか持っていない場合は、JCBのカードを新たに作る必要があります。
Apple Payのみ対応のクレジットカードもある
QUICPayに対応しているクレジットカードの中には、Apple Payのみ対応という場合もあります。
この場合はiPhone 7以降のiPhoneか、Apple Watch Series 2以降のApple Watchが必要。
それ以外の端末(iPhone SEなど)では利用できないため、対応した端末を購入するか、カードタイプのQUICPayを選びましょう。
1回払いのみ
QUICPayの利用分は、QUICPayと紐づけられたクレジットカードで後日支払います(ポストペイの場合)
この時の利用代金の支払い方法は、1回払い限定。
リボ払いや分割払い、ボーナス払いなどは利用できません。
おすすめはカード一体型かモバイルタイプ
QUICPayには、カードタイプ・モバイルタイプ・その他タイプの3タイプがあります。
モバイルタイプ⇒カード会社26社が対応
カードタイプ⇒カード会社9社が対応
その他タイプ⇒カード会社4社が対応
ApplePayやおサイフケータイが使える人はモバイル型がおすすめ。
それ以外は、クレジットカード自体にQUICPayが搭載された「カード一体型」を選びましょう。
カードタイプのQUICPay
カードタイプにも大きく分けると2種類のものがあります。
おすすめとして挙げた「カード一体型」と、「専用カード型」です。
カード一体型のQUICPay
クレジットカード本体にQUICPayが搭載されたもの。
これ1枚でクレジットカード機能とQUICPay機能の両方が使えます。
余計なカードを持つ必要がないので財布もスッキリ!
ただ、店員さんによっては「QUICPay払い」ではなく「カード払い」と勘違いされることもあるので、しっかり伝える必要があります。
専用カード型
クレジットカードとは別に、QUICPay専用のカードを利用するタイプです。
ETCカードのように追加カードとして申し込めます。
デメリットとしては、カードが余分に1枚増えてしまうこと。
ただ、QUICPayが搭載できないカードもあるうえ、Apple Payやおサイフケータイに対応していないスマホを使っているような場合は、専用カード型を選ぶしかありません。
モバイルタイプのQUICPay
Apple Payやおサイフケータイで利用できるQUICPayです。
いつも持ち歩いているスマホをお財布代わりにできるので、かなり便利!
カード会社によってはモバイルタイプのみ対応のところもあるため、専用カード型と比べても選択肢が広がります。
その他タイプ
キーホルダーなど、少し特殊な形のQUICPay。
- ANAカードユーザー限定の、飛行機の翼デザインのキーホルダー型QUICPay
- コイン型のコンパクトなQUICPay
こうしたQUICPayもあります。
QUICPayで使うおすすめクレジットカード
JCBブランドであれば様々なクレジットカードで利用できるQUICPayですが、中でもオススメなのはJCBオリジナルシリーズのクレジットカード。
中でも次のものがオススメです。
JCB CARD W
ポイント還元率:1.0%〜
QUICPay:モバイルタイプ、カードタイプ
JCB Card WはJCBオリジナルシリーズのうちの1枚ですが、ポイントが常に2倍貯まるお得なクレジットカードです。
そのうえ、年会費は無料!
海外旅行保険は利用付帯ですが、ポイント重視派にはおすすめの1枚です。
女性向けのサービスが充実しているPlus Lもあります。
ただし、このカードは39歳以下限定で申込めるカード。
40歳以上であれば、次のJCBオリジナルがオススメです。
JCB Card Wについて詳しくはこちら
⇒JCB Card Wの詳細
JCBオリジナル
ポイント還元率:0.5%〜
QUICPay:モバイルタイプ、カードタイプ
申込時点で年齢が40歳以上の場合や、海外旅行保険付のカードが欲しい場合にオススメなのが、JCBオリジナルシリーズのカード。
一般カードまたはゴールドカードから選べます。
一般カードならカード利用状況に応じて次年度以降の年会費も無料に。
ゴールドカードなら充実した旅行保険やサービスが利用できます。
なお、Apple Payに対応した端末を利用しているなら、次の3枚もオススメです。
JCBオリジナルシリーズについて詳しくはこちら
⇒JCBオリジナルシリーズの詳細
Yahoo! JAPANカード
ポイント還元率:1.0%〜
QUICPay:モバイルタイプ
Yahoo! JAPANのサービスがお得に利用できる、年会費無料のクレジットカード。
Tカードとしても利用できます。
利用額100円につき1ポイントのTポイントが貯まる高還元率カードです。
Yahoo! JAPANカードの詳細はこちら
⇒Yahoo! JAPANカードの詳細
楽天カード
ポイント還元率:1.0%〜
QUICPay:モバイルタイプ
こちらは楽天市場など、楽天のサービスがお得に利用できる年会費無料のクレジットカード。
楽天スーパーポイントのポイントカード機能も備わっています。
こちらも利用額100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まる高還元率カードです。
楽天カードについて詳しくはこちら
⇒楽天カードの詳細
エポスカード
ポイント還元率:0.5%〜
QUICPay:モバイルタイプ
エポスカードは年会費無料ながら、充実した海外旅行保険が自動付帯のクレジットカード。
ポイント還元率は上の2枚に劣りますが、海外旅行に行く機会があるならこちらのカードがオススメ!
マルイでも優待が受けられるので、マルイをよく利用する人にも向いている1枚です。
エポスカードについて詳しくはこちら
⇒エポスカードの詳細

Yahoo! JAPANカード、楽天カード、エポスカードでQUICPayを使う場合は、JCBブランドを選ぶことを忘れずに。VISAなどJCB以外の物を選ぶと、QUICPayは利用できないからね

JCBさえ選べば、あとは自分のライフスタイルに合わせて選べば良いのかな?

そう。Tポイントを貯めているならYahoo! JAPANカードと言ったように、自分に合うものを選ぼう