nanacoは税金などの様々なものの支払いに利用できる便利な電子マネーで、使うとさらにnanacoポイントも貯まります。
一方でApple Payには対応しておらず、チャージ額には上限があるといった注意点も。
nanacoのメリットや注意点のほか、クレジットカードとの合わせ技でカードのポイントをしっかり貯める方法までまとめました。
目次
nanacoのメリット
まずはメリットをチェック!
利用金額に応じてnanacoポイントが貯まるほか、様々な支払いに利用できるため、ほぼ現金同様に利用できるといったメリットがあります。
セブン-イレブンでとにかくお得
nanacoでお得になる場所として、セブン-イレブンは外せません!
セブン-イレブンでの支払いにnanacoを使うと、100円(税抜)につきnanacoポイントが1ポイント貯まります。
nanacoポイントは1ポイント1円として次回の支払いに利用可能。
還元率は1%となります。
イトーヨーカドーでもお得
nanacoがお得なのはイトーヨーカドーでも同じ!
セブン-イレブン同様に、100円(税抜)につき1ポイントのnanacoポイントが貯まります。
ただし、イトーヨーカドー内のテナントによっては、一部還元率が異なる店舗も。
テナントの店舗を利用する場合は注意してください。
税金も粗大ごみ券も買える
nanacoのメリットはポイントだけではありません。
店頭の商品はもちろんですが、他の電子マネーでは支払えない公共料金や税金、ネット予約した航空券の代金、切手やハガキ、iTunesカード、粗大ごみ券など、とにかく何でも支払えます。
逆に、nanacoで支払えないものにはどんなものがあるの?
nanacoをはじめとした電子マネーへのチャージには、nanacoが利用できない。nanacoギフトカードを買う時も、nanacoでの支払いはできないよ。でも、nanacoで支払えないものといえばそれくらいしかないんだ
nanacoが利用できるお店に行くなら、nanacoさえ持っていればほとんどのものが買えるってことだね
そう。ただ、購入するものによってはnanacoポイントの対象外となるものもあるんだ。そのあたりは注意点のところで詳しく見ていくよ
nanacoの注意点
次に注意点をチェック!
発行手数料が必要な他、チャージ上限額がある点にも注意が必要です。
発行手数料が必要
nanacoを利用するには、主に2通りの方法があります。
このうち、専用のnanacoカードを発行する場合、発行手数料として300円(税別)が必要。
発行手数料無料でnanacoを利用したい場合は、nanacoモバイルの利用がオススメです。
Apple Payでは使えない
発行手数料を支払うことなくnanacoが利用できるnanacoモバイル。
しかし、こちらはおサイフケータイのみ対応となっています。
Apple Payでは利用できません。
Apple Payに対応している電子マネーは、
- Suica
- QuicOay
- iD
の3種類だけ。
そのため、おサイフケータイに対応している端末を持っていない場合は、発行手数料を支払ってnanacoカードを発行することになります。
クレジットカードとnanacoが一体になった『セブンカードプラス』というクレジットカードもあるけれど、実はメリットが少ないからあまりオススメではないんだ
一体型なら便利そうなのに、そうではないこともあるのね
だから、iPhoneユーザーなどはセブンカードプラスよりも、nanacoカードを作った方が実はお得。詳しいことは、改めて説明するね
納税の場合は上限金額に注意
納税にも使えるnanacoですが、納税額によっては利用できないことがある点にも注意が必要です。
実は、nanacoにチャージできるのは最大50,000円まで。
そのため、50,000円を超える支払いには利用できません。
コンビニで支払える税金ってどんなものがあるの?
なじみ深いものとしては、住民税や自動車税あたりかな。
特に自動車税はコンビニ払いを利用する人も多いと思うんだ。
ただnanacoのチャージ上限額の50,000円で支払えるのは、軽自動車や排気量2.5リットル以下の乗用車まで。
それを超えると納税額が50,000円を超えるから、nanacoでは支払えないんだ
何でも支払えるnanacoだけど、支払金額によっては制限があるってことね
nanacoを複数枚持っていれば50,000円以上の支払いにも利用できるけれど、現実的ではないかな…
nanacoポイント対象外もある
支払い対象が幅広いnanacoですが、nanacoポイントの対象外となるサービスもあります。
たとえば、税金や切手・ハガキ代、粗大ごみ券、たばこ、スキーリフト券など。
いずれも支払いには利用できますが、nanacoポイントは貯まりません。
nanacoポイントが貯まらないのに、税金などをnanacoで支払うのはメリットが少ない気もするんだけど…
確かに、nanacoポイントがつかないなら意味がないように見えるかもしれないね。実はnanacoへのチャージ方法にポイントがあるんだ
nanacoへチャージすることにお得になる秘密があるってこと?
そう。と言っても、現金でnanacoにチャージしていては意味がないからね。チャージするだけ手間がかかって面倒だし。ポイントは、クレジットチャージを利用することにあるんだ
現金チャージではなくクレジットチャージがお得
nanacoを利用するにあたっては、事前にいくらかチャージしておく必要があります。
主なチャージ方法は「現金」または「クレジットカード」
このうち、オススメなのがクレジットチャージです。
なぜなら、クレジットカードのポイントが貯まるから。
nanacoにクレジットチャージすることで、nanacoポイントの対象外となる支払いであっても、クレジットカードのポイントが貯められるのです。
ここでポイントになるのが、nanacoは様々な支払いに利用できるというメリット! 実は税金や粗大ごみ券などはクレジットカードが利用できないんだ。でもnanacoなら支払えるから、nanacoにクレジットチャージしてnanacoで支払えば、nanacoポイントこそ貯まらないけれどクレジットカードのポイントが貯められるというわけ
なるほど! クレジットカードとnanacoをうまく組み合わせて、ポイントをしっかり貯めるってことね。ちなみに、チャージに使うクレジットカードは何でもいいの?
実はnanacoへのチャージ分がポイント付与の対象外となるクレジットカードも多いから、きちんと選ぶ必要がある。ポイントの対象だったとしても、還元率が以前より悪くなっているカードもあるんだ
ということは、慎重に選ばないとダメってことだね
nanacoチャージにオススメのクレジットカード
現時点で最もオススメのクレジットカードは「リクルートカード」の一択と言っても過言ではありません。
リクルートカードならnanacoチャージ分についてもポイント付与の対象。
還元率は1.2%と高還元率です。
ただし、2018年4月16日以降はポイント付与の対象となるのは月間チャージ額の30,000円まで。30,000円を超える分はポイント付与の対象外となってしまうんだ
nanacoには50,000円までチャージできるのに、1ヶ月間で30,000円分のポイントしかもらえなくなるのは残念だね…
ちなみに、楽天カードやYahoo! JAPANカードはどうなの?
楽天カードはそもそも、nanacoチャージ分はポイント付与の対象外。
Yahoo! JAPANカードも以前は100円につき1ポイント貯まっていたけれど、2018年2月26日以降、nanacoチャージ分は200円につき1ポイントに変更されてしまったんだ
電子マネーへのチャージに対するポイントって厳しくなってきているんだね…そういえば、クレジットカードとnanacoが一体になったセブンカードプラスはどうなの?
セブンカードプラスはnanacoへのオートチャージができる唯一のクレジットカード。
カード利用でnanacoポイントも貯められるし、nanacoチャージもポイントの対象となる。
でもポイント還元率は0.5%(200円につき1ポイント)とイマイチなうえ、他のカード会社にあるようなポイントアップサイトもないんだ
還元率0.5%でポイントアップサイトがないと、ポイントを貯めるのも大変そう…
そうした面からも、今のところ一番オススメなのはリクルートカードというわけなんだ
まとめ
nanacoといえば、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどで利用できて、お得にポイントが貯まる電子マネーというイメージが強いかもしれません。
しかし、nanacoとクレジットカードの合わせ技を利用すれば、クレジットカードのポイントもしっかり貯められるんです。
特に税金は高額になりがちなので「これをクレジットカードで支払えたらポイントがたくさん貯まるのに…」なんて考える人も多いかも。
ほんのひと工夫でカードのポイントが貯められるので、積極的に活用してみてください。
ただし、電子マネーへのチャージ分に対するポイント付与は、残念ながら年々状況が厳しくなっているのも事実。
「ポイント付与の対象と思っていたら、いつの間にか変わっていた」なんてこともあり得るので、最新情報のチェックを欠かさないことをオススメします。
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