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社会貢献は誰でもできる! 「支援」と「節約」の意外な関係とは
「社会貢献に興味はあるけれど、どんなことから始めればいいのかな?」
「ボランティアとかやりたいけど時間がない。手軽に支援できるところがあれば…」
社会貢献に少しでも興味があるというあなた、誰でも簡単にできる「寄付」から始めてみてはいかがですか。
寄付をすると社会貢献だけでなく、実は「節約」もできてしまうんです!
寄付と節約の意外な関係
寄付と節約、一見すると何の関係もなさそうな言葉ですが、実は関係があります。
それは「特定寄付金」を支出した場合に、所得控除が受けられるという点。
寄付を通して社会貢献・支援活動を行うことが、実は節税にもつながるというわけなんです。
もちろん、寄付さえすれば必ず所得控除が受けられるわけではありません。
たとえば私立学校などに入学する際に「寄付」という名目でお金を収めることがありますが、これは対象外。
所得控除の対象となるためには一定の条件を満たす必要があります。
世界の子供たちを支援する「チャイルド・スポンサーシップ」
突然ですが、あなたは社会貢献活動や支援活動を行う団体に対して「自分の寄付金ってきちんと使われているのかな?」って思うこと、ありませんか?
実は私、よく思ったりしています…(汗)
真偽のほどは分かりませんが「国レベルで資金援助をしても、本当に必要な人にまで支援が行き届いているのか分からない」なんて話を聞いたこともあるし…。
疑ってばかりもよくないけれど、「子供の病気を治すためというのはウソだった」なんてニュースを聞くと、何を信じればいいのやら?と思わずにいられません。
そんな私なので、支援活動をするなら「顔の見える支援を」といつも思っていました。
そして見つけたのが「子供の顔が見える支援」を行っている「チャイルド・スポンサーシップ」
単にモノやお金を送るだけではなく、子供が健やかに成長するために必要な環境を整える活動を行っている団体です。
およそ15年かけて、途上国の対象となる地域で「教育」「保健衛生」「水資源」「経済開発」などの支援を続けています。
毎月の支援額は4,500円。
継続するとなるとちょっと高いかも…と感じてしまうかもしれませんが、1日にすると150円。
ペットボトル1本分です。
活動が目に見える安心感がある
チャイルド・スポンサーシップの活動内容自体は、他の支援団体でもよく見かけるものかもしれません。
他の団体と違うのは「支援している地域の子供たちの顔を見ることができる」という点。
- 手紙のやりとりや、現地を訪問して支援している子供(チャイルド)に会うことができる
- 年に1度、チャイルドの写真付き成長報告が届く
- 地域での活動状況が分かる報告書も見られる
- 支援地域での活動報告や最新情報、イベント情報が定期的に届く
「手紙のやりとりって、言葉は?」と思うかもしれませんが、翻訳されて届くので心配いりません。
遠い地域ではあるけれど、まるで自分の子供のような気持ちで支援ができるんです。
支援を始めるときは支援するチャイルドを選んで申込むことも可能。
子供の顔を見ながらなので、より身近に感じながら支援を続けることができますよ。
チャイルド・スポンサーシップの主な活動内容
学ぶ環境を整える
子供たちが将来にわたってよりよく生きるためにも教育は欠かせないもの。
地域のリーダーや保護者に教育の重要性を伝えながら、子供たちが教育を受けられるような働きかけを行っています。
教育施設や備品の整備、教師へのトレーニングも必要な支援のひとつです。
安全な水を飲めるようにする
井戸や貯水タンクの設置はもちろん、トイレの整備も実施。
子供たちの病気を防ぐためにも水環境の整備は欠かせません。
家族の収入を増やす
家族の収入が増えれば子供たちが働く必要もなくなります。
家族が安定した収入を得られるよう、畜産・農業支援、職業訓練などの活動支援を行っています。
発育を支える
子供たちの栄養状態を定期的にモニタリング。
保護者を対象に栄養改善につながる啓発・トレーニングを実施しています。
病気から守る
一時的な支援で終わらないよう、地域で保健サービスを提供できる人材を育成します。
地域の医療機関と連携し、マラリアや下痢予防、妊産婦ケアといった啓発・トレーニングも実施しています。
チャイルド・スポンサーシップへの寄付は「寄付金控除」対象
チャイルド・スポンサーシップの活動を行っているのは、ワールド・ビジョン・ジャパンという認定NPO法人。
1950年にアメリカで設立され、100カ国以上で支援活動を行っているワールド・ビジョンの日本法人。
2002年に国税庁により「認定NPO法人」と認定され、2014年の法改正後は東京都より改めて認定されています。
毎月の寄付は「寄付金控除」の対象。
個人の場合は「税額控除」と「所得控除」から有利な方を選択することが可能です。
●税額控除(寄付金特別控除)
「(寄付金合計額−2千円)×40%」が税額から控除できる。
ただし年間所得の40%の寄付が控除の限度。
●所得控除(寄付金控除)
「寄付金合計額−2千円」が所得から控除できる。
ただし年間所得の40%が限度。
2つの違いは「税額」から控除するか「所得」から控除するかという点。
税額控除を選択すると、より大きな金額の所得税の還付が受けられます。
※詳細については国税庁のHPをチェックしてください。
また、一部自治体では住民税も寄付金控除の対象となる場合も(東京都や神奈川県など)
詳細については各自治体に問合せてみるといいですよ。
注意点は、こうした寄付金控除を受ける場合は確定申告が必要になる点。
会社等で行われる年末調整だけでは控除できません。
確定申告の際は団体から発行された「領収証」も必要。
ワールド・ビジョン・ジャパンでは毎年1月に前年分の寄付金について一括送付しています。
大切な書類なので失くさないようにしてくださいね。
最後に余談ですが、いつも年末調整だけで済んでいる人は「確定申告って面倒そう…」と思うかも。
私もそう思っていた一人ですが、実はそこまで面倒ではありません。
書類は自宅でもPCで作成できるし、そのまま印刷&必要書類を添付して税務署へ郵送すれば税務署へ行く必要もなし。
e-Taxが利用できる環境なら、より簡単です。
ただ不安を感じるなら税務署へ行って相談しながら作成するのが一番なので、あなたに合った方法を見つけてくださいね。
チャイルド・スポンサーシップについて公式サイトはこちら
⇒途上国の子どもたちの1対1の支援プログラム