小田急でんき
2019年4月から一般家庭向けに電力販売を始めた小田急電鉄。

電気の使用量に応じて、最適な2つの料金プランを提供しています。

従来の東京電力の料金プランよりもお得な料金設定で、電気をあまり使わない家庭でも電気代を節約できる可能性大。

さらに小田急ポイントもお得に貯められます。

小田急線ユーザーならチェックしておきたい小田急でんき。

メリットや注意点、料金プランをまとめました。

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小田急でんきとは

小田急でんきは、小田急電鉄による一般家庭向けの電力販売事業。

2019年4月17日から受付がスタートしました。

次の2つが一般家庭向けの料金プランです。

Sプラン
1ヶ月の電気料金が10,000円以下の家庭に向いている
Mプラン
1ヶ月の電気料金が10,000円以上の家庭に向いている

実際に電気を供給するのは、小田急電鉄と提携した株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)。

供給エリアは東京電力エリアと同じですが、小田急沿線住民を主なターゲットとしています。

はなはな

小田急が電力販売を始めたんだね!

節約神節約神

そう。小田急でんきを使うと小田急ポイントが貯まるなど、小田急線ユーザーに嬉しい内容になっているんだよ

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小田急でんきのメリット

まずは小田急でんきのメリットをチェック。

次のようなメリットがあります。

  1. 電気をあまり使わない家庭でもお得
  2. OPクレジットカードで支払うとポイントがたまる
  3. 契約期間中の解約でも手数料なし
  4. 電気の駆けつけサービスが無料

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット1. 電気をあまり使わない家庭でもお得

小田急でんきの一般家庭向け料金プランは、SプランとMプランの2種類。

このうちSプランは電気をあまり使わない家庭でも、電気代が安くなる可能性があります。

はなはな

Sプランはどんな内容になっているの?

節約神節約神

基本料金は東京電力の従量電灯Bと同じ。電力量料金が東京電力よりもお得なんだ

新電力の中には、電気使用量が少ないと電気代が割高になるところもあります。

しかし小田急でんきなら電力量料金の料金単価が東京電力より安いため、使用量が少なくても電気代は安くなるのです。

メリット2. OPクレジットカードで支払うとポイントがたまる

小田急でんきの電気料金をOPクレジットカードで支払うと、実質1%分の小田急ポイントが貯まります。

OPクレジットカードの詳細

  • お買い上げ・ご利用ポイントとして、利用金額の0.5%
  • クレジット利用ポイントとして、200円(税込)につき1ポイント(0.5%)

この2つを合わせることで実質1%分に。

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とはいえ、高還元率のクレジットカードでは1%還元は当然なので、メリットとして少し弱い印象も。

年会費無料で還元率1%のクレジットカードとしては、例えば次のようなカードがあります。

メリット3. 契約期間中の解約でも手数料なし

小田急でんきの契約期間は、利用開始日から1年間。

契約期間はありますが、期間中に解約しても解約手数料はかかりません。

「お試しで使ってみたい」という場合でも、気軽に申し込めます。

なお、解約の連絡がない限り契約は自動更新されます。

メリット4. 電気の駆けつけサービスが無料

小田急でんきの利用者は、電気の駆けつけサービスが無料で利用できます。

・ブレーカーが落ちる

・分電盤やコンセントが焦げくさい

こうした電気のトラブル時にも、24時間365日無料で点検や応急処置を行ってくれます。

なお、無料の対象となるのは出張費と60分以内の作業費。

特殊な工具や部品交換が必要な場合など、作業内容によっては費用が発生することもあります。

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小田急でんきの注意点

小田急でんきにはメリットがある一方で、次のような注意点もあります。

  1. 20A以下は申し込み不可
  2. 紙の請求明細書は郵送料がかかる
  3. オール電化や新電力からの切り替えでは高くなる恐れも
  4. 転居時は一度解約が必要
  5. 小田急ガスセット割のお得度は低め

こちらも詳しく見ていきましょう。

注意点1. 20A以下は申し込み不可

小田急でんきに申し込めるのは、契約アンペア数が30A以上の家庭。

20A以下の場合は申し込めません。

現在20A以下だけど小田急でんきを使いたい場合は、先にアンペア数の変更が必要です。

ただしアンペア数を変更すると、基本料金も変わります。

20Aから30Aに変更した場合は、基本料金が286円アップ。

年間で3,432円も電気代が高くなってしまいます。

アンペア数が足りず頻繁にブレーカーが落ちるようであれば変更しても良いですが、そうでなければ現状のまま使う方が結果的に安く済みます。

注意点2. 紙の請求明細書は郵送料がかかる

小田急でんきでは、毎月の電気使用量や電気料金をインターネットのマイページから確認します。

紙の検針票は発行されません。

紙の検針票が必要な場合は郵送してもらえますが、郵送料として毎月別途150円(税別)が必要です。

注意点3. オール電化や新電力からの切り替えでは高くなる恐れも

小田急でんきに切り替えることで電気代が安くなるのは、現在、東京電力の従量電灯Bを利用している人。

オール電化向けのプランや他の新電力を利用している場合は、小田急でんきに切り替えることで電気代が高くなる可能性があります。

他の新電力と比較すると

小田急でんきを含めた東京電力エリア内の新電力について、世帯人数および電気使用量ごとの電気料金の目安を表にまとめました。

単純に電気料金だけを比較すると、小田急でんきのお得度は「普通」といったところ。

ただ小田急ポイントがお得に貯まるので、ポイント重視であれば利用してみると良いでしょう。

【主要新電力の電気代比較】
東京電力エリア1ヶ月分
※表はスクロールします→
全国
シェア
電力会社 お得度 2人家族
契約容量40A
月300kWh
3人家族
契約容量40A
月400kWh
4人家族
契約容量40A
月500kWh
5人家族
契約容量50A
月600kWh
6人家族
契約容量50A
月700kWh
備考
(計算条件)
基準 東京電力 従量電灯B 8,296円 11,353円 14,410円 17,753円 20,810円
参考 東京電力新プラン
(スタンダードS)
× 8,152円 11,194円 14,236円 17,564円 20,606円 ※1000円毎1P還元
※ガスセット割100円引
-144円 -159円 -174円 -189円 -204円
1位
(20%)
東京ガス
詳細
7,909円 10,602円 13,279円 16,241円 18,918円 ※でんきガスセット割(定率B)0.5%割引
※ポイント1000円毎15P還元
-387円 -751円 -1,131円 -1,512円 -1,892円
2位
(11%)
auでんき
詳細
7,878円 10,782円 13,685円 16,860円 19,763円 ※8000円以上で5%ポイント還元
-418円 -571円 -725円 -893円 -1,047円
3位
(10%)
大阪ガス
※関西のみ
4位
(6%)
ENEOSでんき
詳細
7,836円 10,425円 13,014円 15,899円 18,488円 ※Tポイント200円毎1P還元
※2年とくとく割0.2円/kWh(解約金1,100円)
-460円 -928円 -1,396円 -1,854円 -2,322円
5位
(6%)
ハルエネでんき
詳細
× 8,239円 11,296円 14,353円 17,682円 20,739円
-57円 -57円 -57円 -72円 -72円
6位
(4%)
ソフトバンク
自然でんき
詳細
7,944円 10,592円 13,240円 15,888円 18,536円
-352円 -761円 -1,170円 -1,865円 -2,274円
7位
(2%)
エネワンでんき
詳細
8,252円 10,943円 13,634円 16,600円 19,291円
-44円 -410円 -776円 -1,153円 -1,519円
8位
(2%)
イーレックス
詳細
7,919円 10,663円 13,407円 16,435円 19,179円
-377円 -690円 -1,003円 -1,318円 -1,631円
9位
(2%)
J:COM関西
※関西のみ
10位
(2%)
Looopでんき
詳細
× 8,640円 11,520円 14,400円 17,280円 20,160円 ※2022年6月より値上げ
+344円 +167円 -10円 -473円 -650円
11位
(2%)
東急でんき
詳細
8,206円 11,101円 13,996円 17,122円 20,017円
-90円 -252円 -414円 -631円 -793円
12位
(1%)
J:COM関東
詳細
8,236円 10,988円 13,739円 16,776円 19,528円
-60円 -365円 -671円 -977円 -1,282円
参考 小田急でんき
Sプラン
8,086円 10,805円 13,524円 16,529円 19,248円
-210円 -548円 -886円 -1,224円 -1,562円
参考 小田急でんき
Mプラン
8,271円 10,781円 13,419円 16,343円 18,981円
-26円 -572円 -991円 -1,410円 -1,829円
※上記はキャンペーンを含まないので、キャンペーンでさらにお得になります。
※再生可能エネルギー発電促進賦課金、燃料費調整額は各社同額なので除く。
※シェアは経済産業省発表資料による

注意点4. 転居時は一度解約が必要

小田急でんきを使い始めた後に引っ越すことになり、転居先でも引き続き小田急でんきを使いたい場合は、一度解約することになります。

解約した後に改めて転居先住所で契約する流れです。

一度解約するため、支払い情報も再度登録が必要。

この辺りは少し手間かもしれません。

ちなみに東京電力の場合は、ホームページから引っ越しの手続きをすればOK。

解約することなく継続利用ができます。

注意点5. 小田急ガスセット割のお得度は低め

小田急では、電気の販売と同時に都市ガスの販売もスタート。

セットで利用するとセット割が適用されます。

割引内容は電気の料金プランによって変わり、Sプランで50円、Mプランで150円、電気代が毎月安くなります。

割引になるのでお得なことは確かですが、小田急以上にセット割でお得なのが東京ガス。

東京ガスなら電気とガスのセット利用で、毎月270円割引になります。

セット利用を考えている場合は、東京ガスと比較してみた方がよいでしょう。

小田急でんきの料金プラン

S(スモール)プラン

小田急でんきSプラン 従量電灯B
基本料金
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円 858.00円
40A 1,144.00円 1,144.00円
50A 1,430.00円 1,430.00円
60A 1,716.00円 1,716.00円
電力量料金(1kWhあたり)
0〜120kWh 19.84円 19.88円
120〜300kWh 25.34円 26.48円
300kWh〜 27.19円 30.57円

M(ミディアム)プラン

小田急でんきMプラン 従量電灯B
基本料金
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円 858.00円
40A 1,144.00円 1,144.00円
50A 1,430.00円 1,430.00円
60A 1,716.00円 1,716.00円
電力量料金(1kWhあたり)
0〜120kWh 23.68円 19.88円
120〜150kWh 23.68円 26.48円
150〜300kWh 23.83円 26.48円
300〜350kWh 23.83円 30.57円
350kWh〜 26.38円 30.57円

L(ラージ)プラン

小田急でんきLプラン 従量電灯C
基本料金(1kVAあたり) 286.00円 286.00円
電力量料金(1kWhあたり)
0〜120kWh 20.94円 19.88円
120〜300kWh 23.64円 26.48円
300kWh〜 26.47円 30.57円

まとめ

小田急でんきは、最安値ではありませんがそこそこお得。

小田急沿線住民で小田急カードで支払うなら、利用するメリットも多いでしょう。

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