何が変わった?イメージ

電力自由化で新規参入が相次ぐなか、東京電力エナジーパートナー(以降 東京電力EP)も新しい料金プランを発表しています。

東京電力EPの新料金プランに申し込む前に、知っておきたい注意点についてまとめました。

東京電力EP新料金プランの注意点

注意1. 多くの人は確実に損する

多くの人は東京電力EPの新料金プランに乗り換えると損します。

目安として4人家族(500kWh)で年間1.7万円の損、6人家族(700kWh)で年間3.1万円の損のイメージ。

詳しく解説します。

月にたった4円しか安くならない新料金プラン

ほとんどの家庭は、東京電力エナジーパートナーの新料金プランで、下記の乗り換えを選択すると思います。

(旧)従量電灯B
  ↓
(新)スタンダードS

この乗り換えだと、切り替えても最大で月たった4円しか安くなりません。

ポイントやガスセット割を加えても、せいぜい月200円安くなるのが限界。

一方で東京電力エリアで最安レベルのエルピオでんきに乗り換えた場合、
4人家族(月500kWh)で年間約2万4,300円お得。
6人家族(月700kWh)では年間約3万6,100円お得。

東京電力のスタンダードプランS・Lは、全くお得ではありません。

主要新電力の電気料金比較

新電力シェア上位(経済産業省2018年12月発表)の主要新電力について、東京電力エリアの電気料金を比較したのがこちら。

【主要新電力の電気代比較】
東京電力エリア
※表はスクロールします→
全国
シェア
電力会社 お得度 2人家族
契約容量40A
月300kWh
3人家族
契約容量40A
月400kWh
4人家族
契約容量40A
月500kWh
5人家族
契約容量50A
月600kWh
6人家族
契約容量50A
月700kWh
備考
(計算条件)
1位
(20%)
東京ガス
詳細
7,909円 10,602円 13,279円 16,241円 18,918円 ※でんきガスセット割(定率B)0.5%割引
※ポイント1000円毎15P還元
-387円 -751円 -1,131円 -1,512円 -1,892円
2位
(11%)
auでんき
詳細
7,878円 10,782円 13,685円 16,860円 19,763円 ※8000円以上で5%ポイント還元(※燃料費調整額、電源調達等調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、消費相当額を除いた金額が対象)
-418円 -571円 -725円 -893円 -1,047円
3位
(10%)
大阪ガス
※関西のみ
4位
(6%)
ENEOSでんき
詳細
7,836円 10,425円 13,014円 15,899円 18,488円 ※Tポイント200円毎1P還元
※2年とくとく割0.2円/kWh割引
解約金1,100円
-460円 -928円 -1,396円 -1,854円 -2,322円
5位
(6%)
ハルエネでんき
詳細
× 8,239円 11,296円 14,353円 17,682円 20,739円
-57円 -57円 -57円 -72円 -72円
6位
(4%)
ソフトバンク
自然でんき
詳細
7,944円 10,592円 13,240円 15,888円 18,536円
-352円 -761円 -1,170円 -1,865円 -2,274円
7位
(2%)
エネワンでんき
詳細
8,252円 10,943円 13,634円 16,600円 19,291円
-44円 -410円 -776円 -1,153円 -1,519円
8位
(2%)
イーレックス
詳細
7,919円 10,663円 13,407円 16,435円 19,179円
-377円 -690円 -1,003円 -1,318円 -1,631円
9位
(2%)
J:COM関西
※関西のみ
10位
(2%)
Looopでんき
詳細
7,902円 10,560円 13,200円 15,840円 18,480円
-376円 -793円 -1,210円 -1,913円 -2,330円
11位
(2%)
東急でんき
詳細
8,206円 11,101円 13,996円 17,122円 20,017円
-90円 -252円 -414円 -631円 -793円
12位
(1%)
J:COM関東
詳細
8,236円 10,988円 13,739円 16,776円 19,528円
-60円 -365円 -671円 -977円 -1,282円
13位
(1%)
じぶん電力
※受付停止中
14位
(1%)
eo電気
※関西のみ
15位
(1%)
ミツウロコでんき
詳細
7,913円 10,484円 13,055円 15,912円 18,483円
-383円 -869円 -1,355円 -1,841円 -2,327円
新登場 エルピオでんき
詳細
最安値
7,493円
最安値
9,808円
最安値
12,386円
最安値
15,221円
最安値
17,799円
-803円 -1,545円 -2,024円 -2,532円 -3,011円
参考 東京電力新プラン
(スタンダードS)
× 8,152円 11,194円 14,236円 17,564円 20,606円 ※1000円毎1P還元
※ガスセット割100円引
-144円 -159円 -174円 -189円 -204円
基準 東京電力
従量電灯B
8,296円 11,353円 14,410円 17,753円 20,810円

※上記は基本料金と電力料金のみで、再生可能エネルギー発電促進賦課金、燃料費調整額は各社同額が別途かかります。

新電力の比較と選び方について詳しくはこちら
電力会社のトップ15社比較

エルピオでんきは、今伸びている新電力

エルピオでんきは、業界トップ級の安さで、今伸びている新電力。
運営はLPガスを全国販売する株式会社LPIOで、、創業55年と実績も十分です。
切替手数料:無料
解約金:無料

※残念ながらエルピオは2022年4月で事業撤退しました。

エルピオに代わるお得なでんきはコチラの無料診断から
エネチェンジ

ガスとのセットもエルピオが断然お得

東京電力のガスを契約すると、電気とガスのセットで割引がありますが、この場合もエルピオの方がお得です。

→表はスクロールします

目安 1人暮らし 2人家族 3人家族 4人家族 5人家族 6人家族 7人家族
契約容量 30A 40A 40A 40A 50A 50A 60A
電力量 200kWh 300kWh 400kWh 500kWh 600kWh 700kWh 800kWh
ガス使用量 20m3 30m3 40m3 40m3 50m3 60m3 60m3
切替前
合計 9,027円 13,266円 17,627円 20,684円 25,332円 29,694円 33,037円
東京電力
従量電灯B
5,362円 8,296円 11,353円 14,410円 17,753円 20,810円 24,153円
東京ガス 3,665円 4,970円 6,274円 6,274円 7,579円 8,884円 8,884円
→東京電力に切り替えた場合(1年目のみ、2年目はスタート割なし)
合計 8,612円 12,732円 16,976円 20,018円 24,548円 28,792円 32,115円
月415円安
年円4,980安
月534円安
年6,408円安
月651円安
年7,812円安
月666円安
年7,992円安
月784円安
年9,408円安
月901円安
年10,812円安
月921円安
年11,052円安
電気 5,260円 8,192円 11,249円 14,306円 17,649円 20,706円 24,049円
ガス 3,555円 4,821円 6,086円 6,086円 7,351円 8,617円 8,617円
スタート割
初年限定
-178円 -241円 -304円 -304円 -368円 -431円 -431円
ポイント -25円 -40円 -55円 -70円 -85円 -100円 -120円
→東京ガスに切り替えた場合
合計 8,774円 12,819円 16,771円 19,463円 23,700円 27,667円 30,629円
月253円安
年3,036円安
月447円安
年5,364円安
月856円安
年10,272円安
月1,221円安
年14,652円安
月1,632円安
年19,584円安
月2,027円安
年24,324円安
月2,408円安
年28,896円安
電気 5,229円 8,029円 10,752円 13,474円 16,481円 19,203円 22,210円
ガス 3,665円 4,970円 6,274円 6,274円 7,579円 8,884円 8,884円
ポイント -120円 -180円 -255円 -285円 -360円 -420円 -465円
→エルピオでんき、エルピオ都市ガスに切り替えた場合
合計 最安値
8,614円
最安値
12,128円
最安値
15,946円
最安値
18,524円
最安値
22,599円
最安値
26,417円
最安値
29,241円
月412円安
年4,944円安
月1,137円安
年13,644円安
月1,681円安
年20,172円安
月2,160円安
年25,920円安
月2,732円安
年32,784円安
月3,276円安
年39,312円安
月3,795円安
年45,540円安
電気 5,237円 7,493円 10,071円 12,649円 15,484円 18,062円 20,886円
ガス 3,377円 4,635円 5,875円 5,875円 7,115円 8,355円 8,355円
→ニチガスでんき、ニチガスに切り替えた場合
合計 8,799円 12,717円 16,452円 19,049円 23,171円 27,007円 29,890円
月228円安
年2,736円安
月548円安
年6,580円安
月1,176円安
年14,108円安
月1,636円安
年19,628円安
月2,161円安
年25,931円安
月2,686円安
年32,235円安
月3,146円安
年37,755円安
電気 5,243円 7,922円 10,417円 13,014円 15,897円 18,494円 21,377円
ガス 3,556円 4,795円 6,035円 6,035円 7,274円 8,513円 8,513円

※再生可能エネルギー発電促進賦課金、燃料費調整額は同額なので除く。
※東京電力はガスセット割(電気料金100円割引)含む。
※東京ガスはガス・電気セット割(契約容量20Aは電気料金×0.05%割引、その他は電気の基本料金270円割引)含む。
※エルピオ都市ガスはセット割(ガス料金100円割引)含む。
※上記表はあくまで目安です。契約前に公式サイトのシミュレーション等でご確認願います。また契約条件につついても公式サイトをご確認願います。

ガスと電気のセットについてはこちらで解説しています。
東京電力と東京ガスの料金比較〜電気ガスセット割〜

注意2. いくら安くなったか分からない

東京電力EPの新料金プランでは、従来料金プランに比べていくら安くなったのか、表示されません。

特にスタンダードプラン以外は、複雑な料金設定。

  • 夜だけ安い夜トクプラン。
  • 最低料金が定額で一定量以上利用すると安くなるプレミアムプラン。

自分で計算するのも面倒なので、結局いくら安くなったのか分かりません。

もしかしたら以前より高くなっている可能性もあります。

新電力では安くなった金額が分かる

新電力では、多くの会社が従来プランからいくら安くなったか分かるシステムを取り入れています。

例えばLooopでんきでは、「節約額チェッカー」という機能で、従来料金プランからいくら安くなったか分かります。

注意3.ポイントは還元率低め

東京電力EPの新料金プランでは、Tポイント又はPontaポイント、どちらも選ばない場合はTEPCOポイントが付与されます。

しかし還元率は電気料金1,000円につき5ポイント(還元率0.5%)と低め。
(再生可能エネルギー発電促進課金などは除く)

さらにポイントを考慮しても、他の新電力より大幅に高い電気料金になってしまうのです。

注意4.アクアエナジー100は燃料調整費分が高い

東京電力では電源に水力発電を100%使用したアクアエナジー100というプランがあります。

スタンダードプランより基本料が高めで、電力量は同じだから差額はわずかと思いがち。

しかし見落としがちなのは、アクアエナジー100には「燃料費調整額」が含まれないこと。

燃料費調整額は、毎月変わるのですが、例えば2018年4月は-2.55円/kWh。

4人家族(月500kWh)の場合は、燃料調整額だけで1,275円も高くなってしまいます。

エコな電力であれば、ソフトバンクの自然でんき(自然エネルギー100%)という選択肢もあります。

自然でんきは、東京電力のスタンダードプランとほぼ同額で、エコな電気が利用できます。

自然でんきについて詳しくはこちら
ソフトバンクでんき

東京電力についておさらい

旧料金プランは5プラン

電力自由化前に設定されていた、東京電力EPの一般家庭向けの料金プランには5つのプランがありました。
その中には現在も引き続き新規加入を受け付けているプランと、2016年3月31日をもって新規加入の受付を終了したプランがあります。

1 普通の従量電灯B・C

東京電力EPと契約している一般家庭のほとんどはこの従量電灯B・Cでした。
既に利用している人は継続して利用できます。
現在も新規加入が可能。

BとCの2種類あるのは、契約の大きさの違いによるもの。
従量電灯Bは10〜60Aの人向け。
従量電灯Cは6kVA以上の契約の場合で、オール電化など電化製品が多い家庭ではCとなります。

電気料金は曜日や時間帯に関係なく、単価×使用電力量によって決まるしくみ。単価は使用電力量によって3段階に分けられています。

2 時間帯や曜日で変わるプラン

一方で、東京電力EPには時間帯や曜日によって電気料金が変動するプランもありました。こちらは全て、2016年3月31日をもって新規加入の受け付けは終了。既に利用している人は継続して利用できます。

朝得プラン
深夜1時から朝9時までの時間帯の電気料金がお得になっているプラン。
夜得プラン
夜9時から朝5時までの電気料金がお得になっているプラン。
半日お得プラン
夜9時から朝9時までの12時間、電気料金がお得になっているプラン。
土日お得プラン
土日に家事をまとめてやったり、週末に在宅していることが多い家庭向けのプラン

新料金プラン

東京電力EPの新料金プランは全部で5種類。
従来からのプランである従量電灯B・Cと合わせると、全部で6種類の料金プランが展開されています。

1 スタンダードS,L

従来の従量電灯B・Cとほぼ同じ料金プランで、ほとんどの人がこのスタンダードS,Lになります。

2 電気をたくさん使う人向けのプレミアムプラン

こちらのプレミアムプランは、電気をたくさん使う人向けのプラン。

2年契約となっています。

スタンダードプラントと違うのは、使用電力量が400kWhまでは定額であること。

つまり毎月400kWh以上使っている家庭向けのプランということになります。

プレミアムプランには、通常有料である電気設備に関するトラブル時の点検、調査などが無料になる特典付。

とはいえ電気をあまり使わない人が加入しても毎月損するだけなので、注意してくださいね。

3 夜間電力が安くなる夜トクプラン

日中はあまり家にいないなど、夜間に多く電気を使う家庭向けのプランです。

電気代が安くなる時間帯の異なる、「夜トク8」と「夜トク12」の2種類があります。

「夜トク8」は午後11時から翌朝午前7時まで、「夜トク12」は午後9時から翌朝午前9時までがお得な時間帯。

スマート契約のプランとなっています。

4 オール電化住宅向けのスマートライフプラン

スマートライフプランは、オール電化住宅向けのプラン。

エコキュートなどを利用していて、空調などその他の設備も電気を利用している家庭にオススメのプラン。

このプランにはIHクッキングヒーターやエコキュートといった、住宅設備修理サービスの特典付。
設置から10年間保証され、何度でも修理OKです。

5 水力100%のアクアエナジー100

東京電力EPならではのプランがこのアクアエナジー100。

水力発電所で発電された電気100%のでんきです。

その分基本料金が高い設定で、さらに燃料調整費がないため、総額ではかなり高い料金になります。

東京電力EPの公式サイトはこちら
東京電力エナジーパートナー

電力会社はキャンペーンで選ぶのもオススメ
電力会社のキャンペーンまとめ