2018年3月から東急電鉄が発売を始めた12ヶ月定期券(いちねん定期券)。
面倒で混雑しがちな定期券の購入頻度が減ることもあり、人気が出ています。
東急線の定期券を買うならTOKYU CARDで支払うのがオススメ。
しかし、この「いちねん定期券」を購入する場合、利用するカード次第でポイントの貯まり方が6倍も違うんです!
今回はいちねん定期券の購入におすすめのカードを中心に、TOKYU CARDについてまとめました。
⇒TOKYU CARD
目次
いちねん定期券購入におすすめのTOKYU CARDとは
東急沿線は東急グループの施設が充実しているので、東急グループのお店などを利用する機会も多いもの。
そんな東急線ユーザーにとって持っていて損はないクレジットカードが、東急カードが発行する「TOKYU CARD」です。
TOKYU CARDは東急グループで使うとお得なの?
そう。東急グループの中には、現金決済であってもTOKYU CARDを提示するだけでポイントが貯まる店舗もあるんだ。
東急沿線居住者の3人に1人は、TOKYU CARDを持っていると言われているよ
TOKYU CARDにはいくつか種類がありますが、いちねん定期券を購入する場合は次のカードがおすすめです。
- TOKYU CARD ClubQ JMBおよび各種ゴールドカード
上記カードがおすすめなのは、いちねん定期券を購入する場合に他のTOKYU CARDとはポイントの貯まり方が違う点にあります。
TOKYU CARD ClubQ JMBおよび各種ゴールドカードがおすすめの理由
東急線の定期券を購入する際、上に挙げた以外のTOKYU CARDで支払うと、0.5%分がTOKYU POINTとして還元されます。
しかし、TOKYU CARD ClubQ JMBおよび各種ゴールドカードで定期券代を支払うと、還元率は次の通りになるのです。
各種ゴールドカードで定期券代を支払う場合
- いちねん定期券・・・3.0%(他のカードの6倍)
- 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の定期券・・・1.0%(他のカードの2倍)
いちねん定期券だと、他のカードの6倍もポイントが貯まるんだ!
そう。いちねん定期券以外でも2倍貯まるから、定期券を購入するならこれらのカードがお得なんだ
ポイント還元率が通常の2倍以上に増えるため、TOKYU CARDの中でも特におすすめなのです。
東急カード発行カード | 東急電鉄発行 カード |
提携会社発行カード | ||
---|---|---|---|---|
TOKYU CARD ClubQ JMB もしくは各種 ゴールドカード |
その他 TOKYU CARD |
TOKYU POINT CARD |
|
|
いちねん定期 | 3.0% | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
1・3・6か月定期券 | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
PASMO オートチャージ |
1.0% |
プレミアムポイント 0.2% |
× | × |
「TOKYU ROYAL CLUB」なら最大10%還元!
TOKYU CARDを含め、東急グループの店舗やサービスの利用が多い場合は、TOKYU ROYAL CLUBに申し込むのがオススメ。
いちねん定期券購入時のポイント還元率が、ステージに応じて5%〜10%にアップします。
TOKYU ROYAL CLUB | |||
---|---|---|---|
シルバーステージ | ゴールドステージ | プラチナステージ | |
TOKYU CARD ClubQ JMB もしくは 各種ゴールドカード |
5.0% | 7.0% | 10.0% |
その他TOKYU CARD | 2.5% | 3.5% | 5.0% |
TOKYU ROYAL CLUBの入会条件は、TOKYU CARD ClubQ JMBなど東急カード発行のクレジットカードを持っていること。
入会条件をクリアできれば、あとは東急グループの利用状況に応じてメンバーステージが決まります。
例1:東急線の定期券を購入し、東急パワーサプライで電気とガスを契約している
利用状況のカウントが3つ(定期券購入・電気・ガス)なのでシルバーステージに。
例2:東急線の定期券を購入し、東急パワーサプライで電気とガスを契約、年間150万円のカード利用がある
利用状況のカウントが4つ(定期券購入・電気・ガス・カード利用額100万円以上)なのでゴールドステージに。
なお、TOKYU ROYAL CLUBは入会金・年会費無料のサービス。
東急グループの利用が多いなら、入会しておくことをオススメします。
定期券購入でポイントを貯める時の注意点
お得にポイントが貯まるTOKYU CARD ClubQ JMBおよび各種ゴールドカードですが、ポイントを貯める時の注意点もあります。
1点目は「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に登録が必要な点。
定期券を購入する前に、忘れずに登録しておきましょう。
購入当日までに登録すればOKです。
「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」の登録手順は次の通り。
- TOKYU POINT Webサービスにログイン(サービス未登録の場合は先にサービスに登録する)
- メニュー一覧から「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」を選択
- PASMO番号を登録
定期券購入時に決済するカードと定期券で利用するPASMOが紐付けされていないと、ポイント付与率は0(付与なし)または0.5%のままになります。
複数枚のPASMOを持っている場合は、PASMO番号を登録する際に注意が必要です。
2点目は、1・3・6ヶ月定期券を購入する場合に、ポイント加算上限額があること。
いずれもポイント加算の対象となるのは10万円までです。
いちねん定期券については加算上限はありません。
3点目は、東急線の駅で定期券を購入すること。
他社線の駅で購入した場合は、ポイント付与の対象外となります。
⇒TOKYU CARD
TOKYU POINTの使いみちは?
TOKYU CARDの利用で貯まるTOKYU POINT。
ポイントがたくさん貯まるのは嬉しいですが、本当に使えるポイントかどうかを確認しておくことが重要です。
TOKYU POINTの主な使いみちとしては、次のようなものがあります。
PASMOにチャージする
TOKYU POINTを1ポイント1円として、10ポイント単位でPASMOにチャージできます。
東急線の駅にある銀色の券売機からポイントチャージ可能です。
東急グループの加盟店で使う
東急百貨店や東急ストア、渋谷ヒカリエ、二子玉川ライズ、東急ホテルズなどでは、ポイントをそのまま利用可能。
1ポイント1円として、1ポイント単位で利用できます。
JALマイルに移行
貯まったポイントはJALマイルに移行することもできます。
この場合、TOKYU POINT2,000ポイントがJALマイル1,000マイルに。
移行手続きには申し込みから1週間程度かかります。
⇒TOKYU CARD
TOKYU CARD ClubQ JMBについて
定期券購入におすすめのクレジットカードのうち、まずは「TOKYU CARD ClubQ JMB」の注意点やメリットをまとめました。
TOKYU CARD ClubQ JMBの注意点
2年目以降は年会費が有料
TOKYU CARD ClubQ JMBは、初年度の年会費が無料のクレジットカード。
2年目以降は本会員1,000円、家族会員300円(いずれも税別)かかります。
年会費は有料だけど定期券購入分のポイント還元率が高いから、年会費分くらいはすぐに元が取れるよ
確かに。そもそも有料と言っても1,000円だし、東急線の定期券利用者なら持っておきたい1枚だね
旅行保険は利用付帯
TOKYU CARD ClubQ JMBには旅行保険も付帯しています。
ただし、自動付帯ではなく利用付帯なので注意が必要です。
補償内容については次の通りとなっています。
- 適用条件:事前に搭乗する公共交通乗用具(航空機、列車、バス、タクシー等)の料金や旅行代金をクレジットで支払う
- ケガによる死亡・後遺障害:最高1,000万円
- ケガ・病気による治療費用:100万円
- 携行品損害:20万円
- 賠償責任:2,000万円
- 救援者費用:100万円
- 適用条件:旅行代金を出発前に全額クレジットで支払う
- 障害死亡:1,000万円
- 後遺障害:程度により30〜1,000万円
- 入院・通院:なし
なお、旅行保険に関しては年会費無料・自動付帯で補償が充実しているクレジットカードが他にもあります。
旅行に行く機会が多い場合は、こうしたカードを検討してみるのもオススメです。
具体的にオススメのカードは?
エポスカードやジャックス横浜インビテーションカードがオススメ。
どちらも年会費無料で、保険は自動付帯。
疾病治療費用は200万円以上だから。
海外旅行保険については、こちらで詳しく解説しています。
⇒海外旅行保険で最強の「年会費無料クレジットカード」とその注意点
ショッピングプロテクトは付いていない
ショッピングプロテクトは、クレジットカードで購入した商品が一定期間内に壊れたり盗難にあった場合に、修理費用や購入費用を補償してもらえるサービスのこと。
海外で購入した商品も対象となり、安心して買い物を楽しむことができます。
しかし、一般カードであるTOKYU CARD ClubQ JMBにはショッピングプロテクトが付いていません。
あくまでも万が一の備えという位置付けのサービスですが、こうした補償が必要であればゴールドカードを選ぶと良いでしょう。
TOKYU CARD ClubQ JMBのメリット
TOKYU POINTが貯まりやすい
TOKYU POINTが貯まりやすいのは、定期券の購入時だけではありません。
次のようなシーンでもどんどん貯まります。
- ・PASMOオートチャージサービス&ノッテチャージサービス
- いずれも1%分のポイントが貯まります。
- ・TOKYU POINT加盟店での利用
- 東急百貨店や東急グループのショッピングセンター等で利用すると、1%〜最大10%(店舗によって異なる)の還元率でポイントが貯まります。
このうち、東急百貨店では年間のお買い上げ金額に応じて、翌年の還元率が3%〜10%までアップ!
東急ストア・プレッセでは、月間のお買い上げ金額に応じてボーナスポイントが付与される特典もあります。
東急グループ以外の利用でも還元率1%に
「ご利用代金Web明細サービス」に登録していれば、TOKYU POINT加盟店以外で利用する場合でも還元率は1%に。
200円につき2ポイント貯まります。
なお、サービスに未登録の場合(明細書を郵送してもらう場合)は0.5%となり、一般的なクレジットカードの還元率と変わりません。
JALマイレージバンク機能付き
カード名の「JMB」は、JALマイレージバンクの事。
カードがあれば、空港での手続き不要で「JALタッチ&ゴーサービス」も利用できます。
さらに、貯まったJALマイルとTOKYU POINTを相互に交換することも可能です。
用途に合わせてカードが選べる
TOKYU CARD ClubQ JMBには、PASMO一体型やコンフォートメンバーズ機能付きなど、3種類のカードがあります。
PASMOとクレジットカードを1枚にまとめたいなら、PASMO一体型がオススメ。
旅行や出張などで東急ホテルズをよく利用するなら、お得なサービスが利用できるコンフォートメンバーズ機能付きがオススメです。
⇒TOKYU CARD
TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールドについて
TOKYU CARD ClubQ JMBよりも特典が充実しているゴールドカード。
TOKYU CARD ClubQ JMBと違う点をまとめました。
年会費について
ゴールドカードの年会費は、本会員が6,000円、家族会員が1,000円(いずれも税別)です。
初年度無料などのサービスはありません。
旅行保険が手厚くなる
保険の適用条件はTOKYU CARD ClubQ JMBと同じで利用付帯ですが、補償内容が手厚くなります。
- 適用条件:事前に搭乗する公共交通乗用具(航空機、列車、バス、タクシー等)の料金をクレジットで支払う
- ケガによる死亡・後遺障害:最高1億円
- ケガ・病気による治療費用:200万円
- 携行品損害:30万円
- 賠償責任:2,000万円
- 救援者費用:100万円
- 適用条件:旅行代金を出発前に全額クレジットで支払う
- 障害死亡:本人・家族会員は3,000万円、会員と生計を共にする同居の親族は1,000万円
- 後遺障害:本人・家族会員は程度により90〜3,000万円、会員と生計を共にする同居の親族は程度により30〜1,000万円
- 入院日額:5,000円
- 通院日額:3,000円
入院・通院については、事故日から継続して8日目以降もなお入院・通院している場合が対象。
支払い対象となった場合は、1日目からさかのぼって対象日数分が支払われます。
エアポートラウンジが利用できる
日本各地の主要な空港およびホノルル空港で、エアポートラウンジが利用できます。
利用の際にはカードと当日の搭乗券(航空券)が必要です。
ショッピングプロテクトが付いている
対象となるのは、購入日から90日以内に盗難・破損などによって損害が生じた場合。
補償期間は毎年5月1日から1年間で、自動継続となります。
年間の補償限度額は300万円。
1回の事故につき10,000円が自己負担となります。
東急沿線に住むなら持たないと損!
以上のように、TOKYU CARDは東急沿線住民なら、かなりオトクなカードです。
特に1年定期を購入するなら、最大10%還元というのは、他では考えられません。
年会費6,000円のゴールドカードでも良いですが、年会費1,000円(初年度無料)のTOKYU CARD ClubQ JMBは、持っていて損することがないカードだと言えるでしょう。
⇒TOKYU CARD