JCBカード(オリジナルシリーズ)は、最短当日発行が可能で優待店舗でポイントがどんどん貯まるクレジットカード。
一方で、VISAカード等と比べると海外での利用場所が少ないといった注意点もあります。
JCBカードに申込む前に知っておきたい、注意点や評判をまとめました。
※JCBでは、年会費無料でポイント還元率1.0%のJCB Card Wを2017年に新しくリリースしています。
JCB Card Wについて詳しくはこちらの別記事も合わせてお読み下さい。
⇒JCB Card Wを申し込む前に! 注意点と評判をチェック!
目次
JCBカード(オリジナルシリーズ)の注意点
まずは注意点をチェック。
一般カードとゴールドカードで注意点が少し異なります。
「MyJチェック」の登録必須
JCBカードには「年会費が条件次第で無料になる」「ポイント優待店で利用するとポイント還元率が上がる」といった特典があります。
こうした特典を受けるには、WEB明細サービスの「MyJチェック」に登録しておくことが必要。
登録していないと、お得な特典も受けられません。
これは一般カードとゴールドカードに共通した注意点。
申込と同時に「MyJチェック」へ登録しておくと安心です。
せっかくの特典もMyJチェックに未登録だと受けられないんだね
WEB明細は慣れないと使いにくく感じるかもしれないけれど、最近の主流はWEB明細。実際に使ってみると便利だから、積極的に利用しよう
一般カード年会費は条件付き無料
一般カードは年会費が条件付きで無料になります。
無料条件は次の通り。
① MyJチェックへの登録
② 年間50万円以上のショッピング利用
条件を満たさなかった場合は、本会員1,250円、家族会員400円(ともに税別)の年会費が発生します。
なお、初年度の年会費は無料です。
年間50万円って、どの期間に50万円以上使えばいいのかな?
入会日に関係なく、毎年12月16日から翌年の12月15日までの利用分だよ。入会日から1年間ではないから、注意しよう
ゴールドカードには初年度無料も2年目以降は無料条件なし
ゴールドカードの年会費は10,000円(税別)で初年度無料。
ただし2年目以降は一般カードのように無料条件はなく、年会費は毎年発生します。
家族カードの年会費については、1名まで無料。
2人目からは1名につき1,000円(税別)必要です。
一般カード旅行保険は利用付帯
JCBカードでは海外・国内旅行傷害保険の両方が利用できますが、一般カードについてはどちらも利用付帯。
旅行代金や交通費等をJCBカードで支払った場合のみ、保険が適用となります。
一般カードの補償内容は次の通りです。
保険の種類 | 海外旅行 | 国内旅行 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 | - |
疾病治療費用 | 100万円 | - |
賠償責任 | 2,000万円 | - |
携行品損害 |
20万円 ※免責3,000円 |
- |
救援者費用等 | 100万円 | - |
保険の内容としては、ごく一般的といったところ。ただ、海外での疾病治療費に対する保険金額が上限100万円なので、そこは少し弱いかな
補償を手厚くしたいときはどうすればいいの?
海外旅行保険に入るべき?
クレジットカードの中には海外旅行保険が充実したものがあるから併用すると良いよ。
エポスカードやジャックス横浜インビテーションカードがオススメ。
年会費無料で、海外旅行保険が自動付帯なんだ。
疾病治療費用についても200万円以上の補償が付いているよ
年会費無料で自動付帯なら、ただ持っておくだけでも良いんだ!
ポイント還元率は工夫が必要
JCBカードのポイント還元率は0.5%。
合計利用額1,000円につき1ポイントのOkiDokiポイントがもらえます。
OkiDokiポイントは1ポイント5円相当です。
還元率としては一般的で、特に良いわけではありません。
ただしJCBカードは優待店舗やポイントアップサイトが充実しているので、上手に使えばポイントはザクザク貯まります。
また利用額によって還元率がアップするので、メインカードとして利用した方がお得です。(詳細はあとで説明します。)
電子マネーチャージの多くがポイント付与対象外
電子マネーのチャージにクレジットカードを利用する人も多いと思います。
しかし、JCBカードでは次の電子マネーへのチャージはポイント付与の対象外です。
- Edy
- モバイルSuica
- SMART ICOCA
- nanaco
- おさいふPonta
カードの主な使い道が電子マネーチャージという場合は要注意です。
海外で利用できる場所は限られる
JCBカードはVISAやMasterCardと並ぶ国際ブランドの一つ。
しかし、日本発の国際ブランドということもあり、海外で利用できる場所はVISAほど多くありません。
特に日本人があまり行かないような場所では利用できないことも。
国内で利用する分には困りませんが、海外(特にマイナーな国や地域)での利用を考えている場合はVISAなどの方が安心です。
ちなみに、JCBカードは海外利用分のポイントが2倍にアップするんだ。
日本人が多い場所なら使える店舗も多いから、メジャーなところに行くなら利用するのもおすすめだよ
JCBカード(オリジナルシリーズ)のメリット
ここまで注意点を見てきましたが、JCBカードにはメリットもたくさんあります!
最短当日発行、翌日お届け
JCBカードでは最短で当日発行、翌日お届けも可能です。
すぐにでもカードが欲しい! なんて場合にも便利ですね。
最短当日発行・翌日お届けを希望する場合の注意点
- 平日11時までにインターネットで申込む
- 入会申込受付完了後、インターネットで支払口座の設定を済ませる
以上の2点を満たし、12時までに「クレジットカード入会判定結果のお知らせ」メールが届けば、最短当日発行・翌日お届けの対象となります。
カード利用額でポイント還元率アップ
JCBカードを年間30万円以上利用すると、翌年のポイント還元率がアップする「JCBスターメンバーズ」
利用額が多くなるほど、ポイント還元率もアップしていきます。
集計期間中の利用合計金額 | メンバーランク | 翌年のポイント還元率 |
---|---|---|
30万円以上 | スターe PLUS | 10%UP(0.55%) |
50万円以上 | スターβ PLUS | 20%UP(0.6%) |
100万円以上 | スターα PLUS | 50%UP(0.75%) |
300万円以上 |
ロイヤルα PLUS 対象はゴールドのみ |
60%UP(0.8%) |
JCBスターメンバーズの集計期間も年会費と同じで、毎年12月16日から翌年12月15日。この期間に一般カードで50万円以上利用すれば、年会費が無料になるうえにポイント還元率も20%アップするってことだね
年会費が無料になるだけじゃないから、お得だね!
OkiDokiランドで還元率アップ
OkiDokiランドは、JCBカード会員が利用できるポイント優待サイト。
ネットショッピングの時にOkiDokiランドを経由して目的のサイトにアクセスするだけで、ポイント還元率が2倍〜最大20倍にアップします。
参加ショップの数はおよそ400店。
ネットショッピングを利用するときは、最初にOkiDokiランドを覗いてみると良いですよ。
スターバックスの利用でお得!
スターバックスはJCBオリジナルシリーズパートナー店の一つ。
特典は2018年4月から新しくなりますが、ポイントがお得に貯まります。
- 2018年3月31日までの特典
- 店頭利用または、スターバックスカードへのオンライン入会・オートチャージでポイント5倍
- 2018年4月1日からの特典
- スターバックスカードへのオンライン入会・オートチャージでポイント10倍
店頭利用ではポイントが付かなくなるけれど、還元率が10倍になるのはかなりお得だね!
ただし、10倍のポイントをもらうためには事前登録が必須になる。登録は4月1日から出来るようになるから、利用するときは忘れずにね
セブン-イレブンでポイント3倍
セブン-イレブンでカードを使うと、通常の3倍のポイントが貯まります。
JCBカードはnanacoチャージ分がポイント付与の対象外だから、セブン-イレブンで利用するならnanacoにチャージするのではなく、QUICPayなどJCBカードをそのまま利用する方がお得だよ
デザインを選べる
JCBカードでは3種類のカードデザインから、好きなデザインを選べます。
ただし、QUICPay一体型を希望する場合、選べるのは通常デザインのみ。
WEB限定デザイン、ディズニー・デザインはQUICPay一体型ではありません。
JCBゴールドのメリット
ここからは、JCBゴールドカードならではのメリットをまとめています。
招待条件を満たすと「JCBゴールド・ザ・プレミア」へ
JCBゴールドカードよりもワンランク上のサービスが利用できる「JCBゴールド・ザ・プレミア」
JCBゴールド会員の中でも、一定の条件を満たした場合にだけ利用できるカードです。
JCBゴールドカード会員で2年続けて利用額が100万円を超えると、JCBゴールド・ザ・プレミアへの招待メールがもらえます。
旅行保険が自動付帯
JCBゴールドカードなら、海外・国内旅行保険が自動付帯に。
海外旅行保険は家族特約もあり、補償内容も充実しています。
保険の種類 | 海外旅行 | 国内旅行 |
---|---|---|
本会員・ 家族会員 | ||
傷害死亡・ 後遺障害 | 最高1億円 ※うち5,000万円は利用付帯分 (家族特約最高1,000万円) | 最高5,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 (家族特約200万円) | - |
疾病治療費用 | 300万円 (家族特約200万円) | - |
賠償責任 | 1億円 (家族特約2,000万円) | - |
携行品損害 | 50万円 ※免責3,000円 本会員・家族会員・家族特約含めた額 | - |
救援者費用等 | 400万円 (家族特約200万円) | - |
入院日額(傷害) | - | 5,000円 |
手術(傷害) | - | 入院日額×倍率(10・20・40) |
通院日額(傷害) | - | 2,000円 |
なお、国内旅行保険も自動付帯ですが、入院や通院、手術に関しては8日以上の治療からが対象となります。
さらに嬉しいのが、空港ラウンジサービスや国内・海外航空機遅延保険も付帯している点。
航空機遅延保険では、航空機の遅延によって代替便等が利用できなかった場合の宿泊費や食事代の補償が受けられます(2万円〜4万円程度)
充実した優待サービスやサポート体制
全国の対象店舗で飲食代金の割引が受けられる「グルメ優待」や「ゴルフサービス」といった優待サービス。
さらに、「ゴールド専用デスク」や年間500万円までのショッピングガード保険など、安心のサポート体制も。
ゴールドカードならではの特典とサポートが受けられます。
JCBカード(オリジナルシリーズ)の評判
良くも悪くも伝統の標準カード。お得感はない(一般カード)
トラブルの際のデスク対応は良い方なので、カード初心者でも安心(一般カード)
家族がいて出張が多い方にはおすすめのカード。高額な国内・海外旅行保険が自動付帯になるカードはそうないと思う(JCBゴールドカード)
一般カードは、お得かどうかで考えるとイマイチって感じかな?
そうだね。ただ、トラブルの時の対応って意外に重要。JCBカードのデスク対応は比較的評判が良いから、口コミ通り初心者でも安心できると思うよ
ゴールドカードは保険をはじめ、サービスが充実しているから評価も高いね
年会費1万円だけど、1万円払う価値のあるカードだと思うよ。もちろん、誰でも作れるわけではないけれど、ゴールドカードを希望しているならオススメの1枚だね
まとめ
日本で唯一の国際ブランドであるJCB。
一般カードに関しては、他のカードと比べるとお得さがやや物足りない感じもしますが、ゴールドについてはサービスも充実しています。
どちらかというと、一般カードよりもゴールドカードの方がオススメのクレジットカードです。
とは言え、クレジットカードを持つのは初めて! なんて人は、一般カードから使い始めて実績を積むのもアリ!
実績を積んだらゴールドへ切り替え、さらに上のゴールド・ザ・プレミアを目指すのも良いと思います。
JCBカードの申込は、キャンペーン実施中がオススメ!