マイルを貯めているあなたなら、電力会社を選ぶのにもマイルは重要な判断基準になります。
電力自由化によって様々な料金プランが発表されていますが、今回は、電気料金に応じてお得にマイルが貯められる電力会社をまとめました。
目次
マイルを貯める方法は3通り
電気料金でマイルを貯めるには、3通りの方法があります。
- 1.電気料金に応じて自動的に貯まる電力会社
- 契約時にマイレージカードの番号を登録するといった手続きをすれば、あとは自動的にマイルが貯まるもの。
- 2.特別提携によりマイルが貯まる電力会社
- 電気料金の支払いに、航空会社が発行しているクレジットカードを利用することで、通常よりもお得にマイルが貯まるというもの。
- 3.マイルに換算できるポイントが貯まる電力会社
- TポイントやPonta、電力会社独自のポイントを貯めて、マイルに交換するやり方です。
JALマイルが貯まる洸陽電機
神戸市に本社を置く、洸陽電機。洸陽電機では、電気料金に応じてJALマイルが貯まる「電気料金に応じてJALのマイルがたまる」サービスを提供しています。JALマイレージバンク(JMB)会員で、洸陽電機のホームページから一般家庭向けの電力供給サービスを申込んだ場合、このサービスの対象となります。
マイルの積算対象となるのは、消費税や再生可能エネルギー発電促進賦課金といったものを除いた電気料金200円ごとに1マイル貯まります。
洸陽電機の電力供給エリアは、東京電力、中部電力、関西電力、九州電力管内。該当するエリア内でJALマイルを貯めているあなた、一度チェックしてみては?
ANAカードと特別提携のENEOSでんき
ANAカードと特別提携を結んでいるのは「ENEOSでんき」。ENEOSでんきでは、電気料金の支払いにANAカードを利用すると、通常よりもお得にANAマイルを貯めることができます。
ANAカードでは通常、クレジットカード会社によるポイント移行でマイルが貯まります。換算率はコースによって異なりますが、移行手数料が無料の5マイルコースであれば、利用金額1,000円につき5マイル貯まるようになっています。
これとは別に、ENEOSでんきの利用料金200円(税込)を1マイルとして自動積算。つまり、ENEOSでんきの利用分については、クレジットカード会社のポイントによるマイル積算とダブルでマイルが積算されるというわけです。
ただし、注意点が1つ。ENEOSでんきには電気料金に応じてTポイントが貯まる特典がありますが、ANAカードなど特別提携カードで支払った場合、Tポイントは付与されません。Tポイントの代わりにマイルが付与される、というイメージですね。
ENEOSでんきの電力供給エリアは、東京電力管内。従来の東京電力の電気料金と比較しても安いうえ、2年間継続利用する「にねん とく2割」を申込むと、電気使用量1kWhにつき0.2円割引になります。
ENEOSでんきについて詳しくはこちら
⇒ガソリンが安くなる? エネオスでんきって?
ポイントサービスを利用してマイルを貯める
洸陽電機やENEOSでんきのように直接マイルが貯まるわけではありませんが、TポイントやPontaなど他のポイントをマイルに移行して貯める方法もあります。
Tポイントをマイルに交換
TポイントはANAマイルに交換することができます。Tポイントは500ポイントから交換でき、500ポイント単位での交換となります。500ポイントは250マイルになります。
Pontaをマイルに交換
Pontaの場合は、JALマイルに交換可能。2Pontaポイントが1マイルになります。2ポイント単位で交換できます。
TポイントとPontaを選べる東京電力
TポイントとPonta、いずれかを自分で選べるのが東京電力です。電力自由化後に発表された新料金プランを申込んだ場合、どちらのポイントを貯めるか選ぶことができます。従来からの料金プランでは貯まりません。
TポイントもPontaも、電気料金1,000円(税抜)につき5ポイント貯まります。つまり電気料金400円につき1マイルが貯まります。
なお、東京電力の電力供給エリアは、従来からの東京電力管内に加え、中部電力、関西電力管内となっています。
東京電力について詳しくはこちら
⇒何が変わった? 東京電力の新しい料金プラン
ソフトバンクでんきでは、Tポイントが貯まる
ソフトバンクユーザーであれば利用できる、ソフトバンクでんき。ソフトバンクでんきでは、Tポイントを貯めることができます。電気料金1,000円(税抜)につき、5ポイントが付与されます。
つまり電気料金400円につきANAの1マイルが貯まります。
ソフトバンクでんきは、ソフトバンクのスマホやインターネットを利用している人だけが申し込めるもの。スマホやインターネットとセットで利用すると、セット割が適用されます。電力供給エリアは、北海道電力、東京電力、中部電力、関西電力管内。北陸電力管内でも、おうち割 北陸電力 でんきセットというサービスを提供中です。
ソフトバンクでんきについて詳しくはこちら
⇒ソフトバンクでんきってどんなもの?
よりお得にポイントが貯まる東京ガス
東京ガスでは、独自のポイントサービス「パッチョポイント」が貯まります。電気料金1,000円につき15ポイント付与。貯まったポイントは、TポイントやPontaにも交換できます。直接マイルに交換できるわけではありませんが、TポイントやPontaに交換してからマイルに交換することができます。
パッチョポイントのメリットは、他のポイントに交換する場合の交換比率が1:1である点。パッチョポイント500ポイントは、そのままTポイント(またはPonta)500ポイントになります。
東京電力やソフトバンクでんきでは1,000円につき5ポイント付与なので、500ポイント貯めるには100,000円支払う必要があります。一方の東京ガスは1,000円につき15ポイント付与なので、約34,000円で500ポイントが貯まる計算に。単純にポイントを貯めるという点では、東京電力やソフトバンクと比べて東京ガスはかなりお得です。
マイルで考えると、ANAでもJALでも東京ガスの電気料金133円で1マイルが貯まります。
なお、東京ガスの電力供給エリアは東京電力管内となっています。ガスとセットで利用するとガス代がお得になるセット割や、ガス+電気+インターネットのトリプル割なども提供しています。
東京ガスについて詳しくはこちら
⇒東京ガスの電気とは
マイルを貯めるなら、ENEOSでんきか東京ガスがオススメ
ここまで何社かマイルが貯まる電力会社を見てきましたが、東京電力エリアでマイルを貯めているなら、東京ガスの電気が断然オススメです。直接、マイルに交換できないのは手間ですが、還元率が高いのはやはり魅力です。
ANAのマイルを貯めていれば、ENEOSでんきもオススメ。自宅が都市ガスで東京ガスを使っているなら東京ガス、そうでなければENEOSでんきといったように、状況によってどちらにするかを選ぶといいでしょう。
もちろん、マイルを貯めることだけに気を取られすぎて、肝心の電気代が高くなってしまっては本末転倒。普段の使用状況もふまえたうえで、電力会社を選ぶのが基本です。電力会社を乗り換えて節約した分と、お得に貯まったマイルで旅行を楽しむ・・・なんてことも夢ではないですよ。