ファミリー世帯と比べると家にいる時間も短めで、電力使用量もそう多くない一人暮らし。
そんな一人暮らしでも、電力会社を乗り換えた方が良いのでしょうか?
一人暮らしの注意点、乗り換えるならどんな新電力が良いのか解説します。
注意! 一人暮らしの選択肢は少ない
一人暮らしの人が知っておきたい新電力の注意点があります。
それは「電気使用量が少ないと、電気料金が安くなるプランは少ない」という点。
単身世帯に限らず、夫婦2人暮らしでも使用量が少ないと同じく選択肢は多くありません。
新電力のプランは、ほとんどが電気をたくさん使う家庭ほどお得なプラン。
そのため契約容量が20A以下は申込みできない会社がほとんどで、切り替えても割高になることがあります。
一人暮らしでもお得な電力会社
一人暮らしは電力自由化の恩恵を受けにくいとは言っても、きちんと選べば大丈夫。
電気代はもちろん、セット割などを駆使すれば、暮らしの支出を抑えることは可能です。
今回は東京電力エリアの単身世帯にオススメのプランを見ていきます。
とにかく電気代が安くなれば良い人は
「ややこしいセット割は興味がない」
「とにかく電気代が安くなれば良い」
とにかく電気代が安くなれば良いあなたにはこちら。
- ソフトバンクのおうちでんき
- ENEOSでんき
いずれも契約容量20A以下でも申込みできますし、使用量が少なくてもお得です。
また他のサービスとセットにしなくても、メリットは十分あります。
東京電力エリアで比較するとこちら。
ソフトバンク おうちでんき |
ENEOSでんき (Vプラン) |
【参考】 従量電灯B |
|
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基本料金 | |||
10A | 286.00円 | 286.00円 | 286.00円 |
15A | 429.00円 | 429.00円 | 429.00円 |
20A | 572.00円 | 572.00円 | 572.00円 |
30A | 858.00円 | 858.00円 | 858.00円 |
40A | 1,144.00円 | 1,144.00円 | 1,144.00円 |
50A | 1,430.00円 | 1,430.00円 | 1,430.00円 |
60A | 1,716.00円 | 1,716.00円 | 1,716.00円 |
電力量料金(1kWhあたり) | |||
0〜120kWh | 19.68円 | 19.88円 | 19.88円 |
120〜300kWh | 26.21円 | 24.54円 | 26.48円 |
300kWh〜 | 30.26円 | 26.22円 | 30.57円 |
※ENEOSでんきは、にねんとく2割で1kWhにつき上記よりさらに0.2円(税込)割引、3年目以降は1kWhにつき0.3円(税込)割引。
ENEOSでんきはにねんとく2割で安くなる
ENEOSでんきは、そのままだとあまり安くなりません。
しかし「にねんとく2割」のオプションを契約すれば、
- 1年目、2年目は1kWhあたり0.2円割引
- 3年目以降は1kWhあたり0.3円割引
- ただし更新月(適用開始から23ヵ月目および24ヵ月目)を除いた適用期間中に解約で、解約手数料1,100円(税込)
と安くなります。
⇒ENEOSでんき
ENEOSでんきに申し込む前に知っておきたい注意点と評判をまとめました。
ソフトバンクのおうちでんきは、そのままでも安い
切替手数料:無料
解約事務手数料:550円(税込)
地域:日本全国(一部離島などは除く)
おうちでんきは、ソフトバンクユーザーでなくても安く、解約事務手数料も550円(税込)と数ヶ月で元がとれます。
もちろんソフトバンクユーザーなら、さらにお得です。
⇒【公式】おうちでんき
ソフトバンクのでんきは2種類あり、ソフトバンクユーザー向けの「おうちでんき」、自然に配慮した「自然でんき」と全く違います。それぞれ注意点とメリット、料金プランを比較して評価しました。
セット割で電気代以外を節約
一人暮らしでは、電気代単体で安くするより、保管サービスとセット割を利用したほうが節約できます。
契約容量30A以上なら選択肢も多くなります。
経済産業省が2017年8月に発表した新電力シェアトップ15社他のセット割一覧です。
通信系大手キャリアのセット割
通信系大手キャリアなら、30A未満でも契約でき、使用量が少なくても損しません。
ドコモは2022年3月に「ドコモでんき」を提供開始。
ソフトバンクとauは、それぞれ提供済みです。
auでんき
切替手数料:無料
解約金: 無料
地域:日本全国(一部離島などは除く)
auでんきは、auユーザーしか申し込めません。
au PAYが貯まるのでお得です。
⇒【公式】auでんき
auでんきは、auユーザーならまず検討したい新電力。ただし注意点もあります。あなたがauでんきに切り替えるべきか、判断するための情報を分かりやすく解説します!
都市ガスのセット割
都市ガスを使っているなら、都市ガスのでんきもセットでお得になります。
詳しくはこちらで比較しています。
東京電力(TEPCOテプコ)と東京ガスの料金を徹底比較しました! ガスと電気をまとめるならこちら!
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ガス会社では、さらにインターネット光をまとめるトリプル割で、年間1万円以上割引になるケースもあります。
詳しくはこちら
⇒トリプル割は3倍お得!知らないと損!
ガソリンとのセット割
ガソリンでは、ENEOSとシェルが主要な選択肢になります。
どちらもお得なので、よく利用する方で選ぶと良いでしょう。
詳しくはこちらで比較しています。
ガソリン系の新電力では、ENEOSでんきとシェルで迷うところ。それぞれの特徴と料金を比較しました。
まとめ
一人暮らしでは、新電力の選択肢は多くありません。
特に契約容量が決まっている地域では、30A未満だと選択肢が限られます。
いずれも、基本的には他のサービスとセット割になる会社を選んだほうがお得。
都市ガスを使っているなら、ガスとセット割が一般的な選択肢になるでしょう。
新電力の選び方はこちらを参考に
あなたに最適な電力会社が見つかることをお祈りしております!