ミツウロコでんきのメリットと注意点、他の新電力との比較

「ミツウロコでんきは、ホントにおトクなの？」

ミツウロコでんきを利用するかお悩みですね。

ミツウロコは、LPガスやちびまる子ちゃんでおなじみですが、電気もシェアを伸ばしています。

2018年9月時点で、販売電力量ベースの新電力のシェア第15位。

この記事では、ミツウロコでんきのメリットや注意点、料金プランについて解説。

あなたがミツウロコでんきを選ぶべきか、判断するために必要な情報をまとめています。

電気代を節約できれば、毎月の積み重ねで1年間には大きな金額になるもの。

あなたが最適な電力会社を選び、ムダな電気代を節約するために、この記事がお役に立てば幸いです。

ミツウロコでんきとは

ミツウロコグループは、LPガス事業をメインに幅広い業種を展開しており、2016年4月から一般家庭向けの電力販売も開始。

日本各地に7ヶ所の発電施設を保有しており、発電事業も行っています。

ミツウロコの発電施設は、いずれも太陽光や風力、バイオマスといった再生可能エネルギー。

電源構成は全体の20％（2019年度実績）が再生可能エネルギーによるもので、地球環境に優しい電気を使いたい人にも向いています。

ミツウロコでんきは、ペーパレス化やインターネットの活用で、低コストの電気を提供。

多く電気を使う家庭ほど、お得な料金プランになっています。

ミツウロコでんきのメリット

ミツウロコでんきのメリットはこちら。

メリット1. 電気を多く使うほど料金がお得

ミツウロコでんきの電気料金内訳は、基本料金＋従量料金＋諸費用。

このうち、基本料金と諸費用は、従来の地域電力会社の旧料金プランと同額。

従量料金だけが違って、電気を多く使うほどお得な単価になっています。

そのため、人数が多い家庭やペットがいる家庭など、電気をたくさん使う家庭ほど電気料金がお得になる仕組み。

詳しくはシミュレーションで分かります。

メリット2. 解約時の違約金なし

ミツウロコでんきの契約期間は、原則として1年間。

しかし、契約期間の途中で解約しても、違約金などは発生しません。

「とりあえずお試しで使ってみたい」という場合でも、安心して利用できます。

メリット3. 供給エリアが広い

ミツウロコでんきは、沖縄電力エリアを除く全国で利用可能。

離島を除き北海道から九州まで広いエリアで利用できるので、引っ越しても（沖縄以外であれば）継続利用できます。

メリット4. 安心サポートが利用できる

万が一の電気のトラブルには、ミツウロコでんき安心サポートが利用できます。

例えば「ブレーカーが落ちる」「コンセントが焦げ臭い」「電気がつかない」といった電気のトラブルを、24時間365日サポート。

出張費と60分以内の作業費が無料です。

メリット5. 振込用紙による支払いもOK

ミツウロコでんきの支払い方法は、クレジットカード・口座振替・振込用紙の3種類。

クレジットカードまたは口座振替という新電力も増えていますが、ミツウロコなら振込用紙も選べます。

なお振込手数料は、支払う金融機関によって変わります。

メリット6. 10Aから利用できる

実は新電力のほとんどが、契約できるのは30A以上の家庭。

10〜20Aの家庭は新電力に切り替える前に、容量変更しなければなりませんでした。

しかし、ミツウロコでんきなら10Aから申し込みOK！

容量を変更することなく、新電力への切り替えが可能です。

ミツウロコでんきの注意点

ミツウロコでんきのメリットをいくつか見てきましたが、注意点もあります。

注意点1. 使用量が少ないと割高になる

ミツウロコでんきは、使用量が少ない家庭だと電気代が割高になる恐れがあります。

なぜなら従量料金の第1段階が、地域電力会社より1〜2円ほど高いため。

このため、年間通して1ヶ月あたりの電気使用量が120kWh程度の家庭だと、電気代がかえって高くなってしまう可能性があるのです。

シングル応援プランもある

実はミツウロコでんきには、電気使用量が少ない、主に少人数家庭向けの「シングル応援プラン」という料金プランもあります。

このプランは、第1段階の料金が従来の電力会社による料金と同額で、第2・第3段階の料金が少しだけ（最大1.5円程度）お得というもの。

第1段階の料金は同じなので、120kWh程度の家庭であれば、切り替えたとしても電気料金はほとんど変わりません。

「料金が変わらないなら、切り替えてみるのも良いかも」と思うかもしれません。

しかし、ここで注意したいのが東京電力や中部電力などが提供している「口座振替割引サービス」を利用している家庭。

口座振替割引サービスは、電気料金の支払いを口座振替にしていて、初回引き落とし日に支払った場合に電気料金から54円（税込）が割引されるというもの。

電気料金自体は確かに変わらないかもしれませんが、ミツウロコでんきにはこうした割引サービスがないため、切り替えると（ほんの少しですが）高くなってしまう可能性もあるのです。

家庭の電気使用量や割引サービスなども含めて検討することが、電気代節約のポイントと言えるでしょう。

注意点2. 口座振替用紙や請求書の送付は有料

電気料金の支払いを口座振替にする場合でも、手続きはインターネットのマイページから。

しかし、ネットにあまり慣れていないと難しく感じるかもしれません。

その場合は手続きに必要な口座振替用紙を送付してもらうこともできますが、その際には手数料として108円（税込）かかります。

また、電気代の請求書を送付してもらいたい場合も有料（108円）です。

ミツウロコでんきの料金プラン

エリア別にミツウロコでんきの料金プラン（通常プランのみ）をまとめました。

地域電力会社の従来の料金プランとも比較しています。

北海道電力エリア