ENEOSカードは車に乗る人にメリットが多いクレジットカードで、ガソリン系カード人気No1。
しかし3種類あって、選ぶ時は注意も必要です。
ENEOSカードを正しく選ぶ方法と、注意点、評判をまとめました。
目次
ENEOSカードの注意点
まずはENEOSカードの注意点から。
3種類で大違い
ENEOSカードには全部で3種類のカードがあります。
ENEOSカード C (キャッシュバック) | ENEOSカードP (ポイント) | ENEOSカードS (スタンダード) |
|
---|---|---|---|
年会費 (税抜) | 本会員1,250円 家族会員無料 | 本会員1,250円 家族会員無料 | 年1回の利用で無料 本会員1,250円 家族会員無料 |
キャッシュバック (1Lあたり) | ガソリン・軽油 1~7円引き 灯油 1円引き | なし | ガソリン・軽油 2円引き 灯油 1円引き |
ポイント (ENEOS) | なし | 1,000円につき30P (還元率3%) | 1,000円につき20p (還元率2%) |
ポイント (ENEOS以外) | なし | 1,000円につき6P (還元率0.6%) | 1,000円につき6P (還元率0.6%) |
ロードサービス | あり | あり | あり |
キャシュバック重視・ポイント重視・両方のバランス重視と、それぞれ特徴が大きく異なる3種類のカード。
車の利用頻度によって、自分に合うカードを選ぶ必要があります。
ENEOSカードC
ENEOSカードCはキャッシュバックタイプのクレジットカード。
カード利用額に応じて、ENEOSでのガソリン・軽油代が1リットルあたり最大7円、値引きされます。
注意点として、キャッシュバックが適用されるのは、1ヶ月あたり最大150Lまで。
割引額は最大で1ヶ月あたり1,050円です。
なお、灯油は利用額に関係なく1リットルあたり1円値引き。
ポイントの付与はありません。
ENEOSカードP
ENEOSカードPはポイントタイプのクレジットカード。
ENEOSでの利用なら1,000円につき30ポイント、ENEOS以外での利用なら1,000円につき6ポイントが付与されます。
ENEOSカードS
ENEOSカードSは、CとPの両方の特徴を兼ね備えたスタンダートタイプ。
キャッシュバック額やポイント還元率はC、Pより小さくなります。
C・Pは年会費有料
ENEOSカードのC、Pは年会費有料のクレジットカード。
いずれも年会費は1,250円(税抜)です。
Sも年会費は1,250円(税抜)ですが、こちらは年1回以上の利用で翌年会費が無料。
ENEOS以外での利用分は還元率がイマイチ
PとSのカードは、ENEOS以外の利用でもポイントが貯まります。
1,000円につき6ポイント貯まるので、還元率は0.6%。
還元率としては高いわけではありません。
Cにいたっては、ポイント自体、つかないカードです。
ポイントは有効期限あり
付与されるポイントの有効期限は、ポイント獲得月から2年間。
期限を過ぎたポイントは失効します。
貯まったポイントは1,000ポイントから利用できるので、期限切れに注意して利用するようにしましょう。
ENEOSカードのメリット
ENEOSカードにはメリットもあります。
ENEOSでの給油やロードサービスに関するメリットが多いカードです。
ENEOS利用分についての還元率が高い
ENEOSカードPおよびSでは、ENEOS利用分についてのポイント還元率が高くなっています。
- ENEOSカードP:還元率3%
(1,000円につき30ポイント付与) - ENEOSカードS:還元率2%
(1,000円につき20ポイント付与)
貯まったポイントの使い道は次の通り。
- キャッシュバック
- 1,000ポイント=1,000円もしくは、1,350ポイント=1,350円(税込年会費相当)としてキャッシュバック。
年会費が有料のENEOSカードPでも、ENEOSでの利用額が45,000円以上あればキャッシュバックによって年会費を実質無料にできます。 - Tポイント
- 1,000ポイント=Tポイント700ポイントなので、交換比率は70%。
ENEOSカードPを利用した場合、ENEOS利用分の2.1%分がTポイントとなる計算です。
※ENEOSカードPのENEOS利用におけるポイント還元率は3%。その70%なので、2.1% - JAL/ANAのマイル
- 1,000ポイント=400マイルなので、交換比率は40%。
ENEOSカードPの場合、ENEOS利用分の1.2%分がマイルとなる計算です。
この他にも、様々な商品やギフト券などと交換できます。
ただし、1,000円未満は切り捨てとなる点には注意してください。
1,000円未満切り捨てなら、なるべくキリ良く使った方がいいってことね
『満タン給油』ではなく、例えば『2,000円分給油』のような使い方が一番オススメだね
Cはキャッシュバックあり
ENEOSカードCでは、カード利用額に応じてガソリン代などのキャッシュバックが受けられます。
1ヶ月間のカード利用額 | 請求時値引き単価 |
---|---|
7万円以上 | 7円/L |
5〜7万円 | 5円/L |
2〜5万円 | 4円/L |
1〜2万円 | 2円/L |
1万円未満 | 1円/L |
キャッシュバックは1ヶ月に150リットルまで。
1ヶ月の最大キャッシュバック額は、
7円×150L=1,050円
年会費1,250円ですが、2ヶ月目には元がとれます。
ロードサービスが受けられる
ENEOSカード最大のメリットといえるのがこれ。
いずれのカードも、特典としてロードサービスが受けられます。
対象車両:3t未満の自家用4輪車
レッカーサービス:10kmまで無料
路上修理:30分以内は無料
ちょっとしたトラブルでも安心です。
アプリですぐ電話できるのもうれしい配慮です。
ただしロードサービスだけに注目すると、ENEOSカードよりも充実したカードもあります。
たとえば、CLUB AJカード。
原付や自動二輪も対象車両となり、レッカーサービスも50kmまで無料。
ロードサービスだけを重視する場合は、CLUB AJカードがオススメです。
カーコンビニ倶楽部の修理費が5%オフ
愛車のキズやヘコミも、カーコンビニ倶楽部で修理すれば5%割引に。
最寄りのカーコンビニ倶楽部の店舗も紹介してもらえます。
店舗ではENEOSカードを提示すればOK!
トラブル時の心強い味方です。
ENEOSカードの評判
ENEOSで給油する機会が多いならPがオススメ
ENEOSカードSは、給油が少ない人向けのカード
キャッシュバックタイプのCもあるけれど、給油量が多い人から人気なのはポイントが貯まるPだね
キャッシュバックの方が良さそうだけど、違うんだ
Pは還元率も高いし、給油量が多い人だとどんどんポイントが貯まるからね。キャッシュバックだと上限があるから、Cが人気になっているみたいだよ
Sは給油が少ない人向けって口コミがあるけど?
1Lにつき2円引きと割引額が少ないから、給油量が少ない人向けってことだね。年1回利用すれば年会費も無料だから、『給油量は少ないけれど、ENEOSで給油する』なんて人のサブカードにオススメだよ
まとめ
C、P、Sと異なる3種類があって、選ぶのにも迷ってしまいそうなENEOSカード。
- ENEOSで給油する機会がどれくらいあるのか
- 普段どれくらいガソリンを給油するか
この2点が選ぶポイントになります。
ENEOSで給油する機会が多いならCやP、少ないならS。
もし自分に合うカードが分からなければ、公式ホームページの「メリット診断」も参考になります。
自分に合うタイプを探して、ドライバー系カード発行数No.1のオトクなENEOSカードを作ってくださいね。