Sereis 2からApple Payが利用できるようになり、ますます便利になったApple Watch。
Apple WatchでApple Payを利用するなら、どんなクレジットカードが良いのでしょうか。
Apple Watchのメリットや注意点から、おすすめのクレジットカードまでをまとめました。
Apple Watchのメリット
まずはApple WatchでApple Payを利用する場合のメリットをチェック!
iPhoneよりもスムーズに利用できるので、支払いがより簡単になります。
iPhoneのApple Payよりも支払いがスムーズ
iPhoneの場合は、原則としてTouch IDやFace IDといった認証が済んで、ようやく利用できるApple Pay。
Apple Watchならもっとスムーズに支払いが済ませられます。
Suicaで支払う場合は、エクスプレスカード設定が済んでいれば操作不要!
クレジットカードで支払う場合も、サイドボタンをダブルクリックすればカードが表示されるので、あとは選択するだけ。
Apple Watch本体が袖に隠れていても大丈夫です。
Apple Watchだと、どうしてこんなに簡単なの?
Apple Watchは、身に付けてロック解除した時点で本人認証が済んでいるんだ。
だからこうして簡単に支払いが済ませられるんだよ
ペアリングはiPhone5sや6でもOK
Apple WatchのApple PayでSuicaを利用する場合は、iPhoneとのペアリングが必須となります。
Apple Payと聞くとiPhone 7以降の端末が必要では?と思うかもしれませんが、ペアリングするiPhoneは古いものでもOK!
- Apple Watch Series 3(GPS + Cellular)ならiPhone 6以降
- Apple Watch Series 3(GPS)以前のモデルならiPhone 5s以降
いずれも、最新バージョンのiOSを搭載していればOKです。
iPhoneの電池が切れていてもチャージ以外は利用できる
ペアリングするiPhoneの電池が切れてしまったとしても、Apple Watchの電源が入っていればチャージ以外の利用は可能。
支払いなどについては問題なく利用できます。
Apple Watchのバッテリーは、Series 3,4なら一晩の充電で18時間は持ちます。
Apple Watch自体の電池切れに関しては、きちんと充電していればあまり心配はいりません。
ただし、Suicaはチャージされた範囲内でしか利用できないため、残高が少ない場合は注意してください。
iPhoneが使えなくても支払いは出来るけれど、残高が少なかったら支払い自体に使えないこともあるってことだね
Suicaは事前にチャージが必要な電子マネー。
残高が少なくなってきたと思ったらiPhoneの電源が入っているうちに、通信環境のいい場所で早めにチャージしておくと安心だよ。
万が一チャージできなかった場合に備えて、Suica以外のクレジットカード(QUICPayやiDが利用できるもの)も登録しておくと安心だね
Apple Watchの注意点
とにかく便利だという声が多いApple Watchですが、注意点もあります。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
Apple Watchが電池切れだと使えない
端末が電池切れの状態になってしまうと、Apple Payも利用できなくなります。
ただしこれはApple Watchに限った話ではなく、iPhoneのApple Payについても同様。
バッテリーの持ちは良いと言われるApple Watchですが、この点には注意が必要です。
iPhoneとApple Watchで違うSuicaが必要
「iPhoneとApple Watchの両方でSuicaを使いたい![/char]
そう考える人も多いと思います。
しかし、iPhoneとApple Watchの両方に対して、同時に同じSuicaを登録することはできません。
iPhoneに登録したSuicaをApple Watchに移すと、iPhone側のSuicaは削除されてしまいます。
両方同時にSuicaを登録したい場合は、異なる2枚のSuicaが必要です。
※iPhoneとApple Watch間でSuicaを移すことはできますが、その都度、操作が必要となります。
1枚のSuicaでiPhoneとApple Watchの両方を使いたい場合は、Suicaを移す操作をすればOK。でもその都度操作が必要になるから、少し面倒なんだ
両方で使うのではなくて、どちらか片方だけで使うようにすれば面倒な操作も必要なくなるよね?
そうだね。その場合は使いやすさを考えて、Apple Watchに設定することをオススメするよ
普段は左手が便利だが改札通過時は辛い
右利きの人なら、左腕に時計を付ける人が多いと思います。
確かに普段は左腕が便利ですが、改札の読み取り機が付いているのは右側…。
そのため、改札通過時は左腕を伸ばさないといけないので、少し大変かもしれません。
プラスEXカードとは相性が悪い
プラスEXカードは、東海道・山陽新幹線乗車専用のICカード。
お得な料金で新幹線の予約ができるので、出張や帰省、旅行などで新幹線に乗ることが多い人なら利用したいサービスです。
最寄り駅が新幹線停車駅でない場合、JR在来線を利用して駅へ移動することが多いと思います。
この場合、在来線乗車時にSuicaで入場して新幹線改札で在来線乗車分を精算&新幹線乗車分の改札を済ませるのが一般的。
① 新宿駅ではSuicaで在来線の改札内に入場し、在来線に乗車
② 品川駅では在来線の改札口を出ずに新幹線改札口を通って、新幹線の改札内に入場(ここでSuicaとプラスEXカードを使って、在来線乗車分の精算と新幹線乗車分の改札を済ませる)
カード型Suicaなら新幹線改札口でSuicaとプラスEXカードを2枚重ねてタッチするだけでOK!
在来線乗車分も自動的に精算されるようになっています。
しかし、Apple PayのSuicaで入場した場合は、新幹線乗り換え時にApple PayのSuicaとプラスEXカードを同時に新幹線改札にタッチしても、通過できません。
カード型なら対応している在来線→新幹線乗り換え時の精算も、Apple PayのSuicaでは対応していないのです。
プラスEXカードを使っている人が在来線に乗ってそのまま新幹線に乗り替える場合は、Apple PayのSuicaではなくカード型Suicaを使うべきなの?
Apple PayのSuicaとプラスEXカードを一緒に駅員に渡せば、一応精算はしてもらえるんだ。ただ、毎回駅員対応となるとさすがに面倒に感じてしまうよね。もっと便利に使いたいと思ったら、Suicaアプリを利用するしかないんだ
新幹線に乗車する場合は、Walletアプリだけでは少し不便ってことね…
たまに反応が悪い改札がある
Apple Watchを近づけるだけで反応することがほとんどですが、改札によっては反応が悪く、改札通過に少し時間がかかることがあります。
ラッシュ時など人が多い時は少し困るかもしれません。
改札以外にも、店舗での支払いに利用する際は読み取り機によって反応に時間がかかることも。
場合によっては2秒程度の時間がかかることもあるので、その場合は焦らず反応するのを待ちましょう。
たまにチャージするとフリーズする
これも頻繁に起こることではありませんが、SuicaにチャージをするとApple Watchがフリーズすることがあります。
この場合は再起動が必要。
フリーズしたままだとApple Payの利用はもちろん、その他の操作もできません。
Apple Watchで支払う時の注意点
Apple WatchのApple Payで支払う場合は、いくつか注意点があります。
Apple Payの設定によっても注意点は変わってきます。
Suicaをエクスプレスカードに設定しておく
Apple Watchでスムーズに支払いを済ませるためには、Suicaをエクスプレスカードに設定しておくことが必須です。
この設定さえ済んでいれば、Apple Watchを読み取り機にかざすだけでOK!
ロックの解除やWalletアプリを開く必要はありません。
Suicaのエクスプレスカード設定は、Apple Payを便利に使うためには必須の設定。Suicaを登録したら、忘れずに設定しておこう
エクスプレスカードに設定されていなかったら、どうすれば良いの?
サイドボタンを2回押して、Suicaを表示させる必要がある。ほんのひと手間だけど、毎回となるとやはり面倒だからね
カードのアップデート中などは利用できない
頻繁に行われるものではありませんが、たまに「カードをアップデートしています」という表示になることがあります。
こうした表示のときはApple Payも利用できません。
長時間にわたるものではありませんが、急いでいるときは不便に感じそうです。
おすすめの組み合わせはSuica+Yahoo! JAPANカード(JCB)
ここまでApple Payのメリットや注意点などを見てきましたが、Apple Payで利用するのにおすすめの組み合わせは「Suica+Yahoo! JAPANカード[/char]
国際ブランドはJCBがおすすめです。
VISAブランドではWalletからチャージできず、Suicaアプリが必要となります。
JCBブランドならWalletアプリからチャージできるから楽なんだ。しかも、チャージ金額は1円単位で好きな額を指定できる。支払い管理がしやすくなるから便利だよ。Suicaが利用できない場合でも、QUICPayが利用できるしね
SuicaはApple Payに取り込める
手元にカード型のSuicaがあれば、iPhoneを利用してそのままApple Payに取り込めます。
Suicaアプリをダウンロードする必要はありません。
チャージ残高や定期券情報もそのまま反映されるので、とても便利!
取り込んだSuicaをiPhoneからApple Watchに移せば、そのままApple Payで利用できるようになります。
なお、一度Apple Payに取り込んでしまうと元のカード型Suicaは無効となってしまい、その後は使用不可に。
取り込めるSuicaの種類は次の3種類です。
- Suica(無記名)
- My Suica(大人用記名)
- Suica定期券(通勤・大学)
クレジットカード一体型Suicaや社員証・学生証と一体になったSuicaなどは取り込みの対象外です。
わざわざSuicaアプリをダウンロードしなくても、Suicaがそのまま取り込めるんだね
そう。残高などの情報もそのまま取り込めるから、既に取り込み対象のSuicaを持っているならこの方法がオススメだよ
SuicaへのチャージにYahoo! JAPANカードを利用
Apple WatchにSuicaを移したら、SuicaにチャージできるクレジットカードもWalletに登録しておきましょう。
ここまで済めば、Apple Watchの操作だけでSuicaにチャージできるようになります。
チャージ方法は簡単!
- ① Walletを開く
- ② Suicaをタップ
- ③ 「チャージ」をタップし、案内に沿って操作
これだけでOKです。
チャージに利用するカードがYahoo! JAPANカードとなります。
Yahoo! JAPANカードは年会費無料で、100円につき1ポイントのTポイントが貯まるカード。
Tポイントは利用できる場所がとても多いうえに、実質無期限のポイントとしても利用できるんだ
同じように還元率が高いカードとして楽天カードもあると思うけれど、それは不向きなの?
楽天カードはSuicaチャージ分がポイント付与の対象外。
だから、Yahoo! JAPANカードがオススメなんだよ
Yahoo! JAPANカードについて詳しくはこちら
⇒Yahoo JAPANカードに申し込む前に! 注意点と評判をチェック!
QUICPayのメリットが大きい場面ではYahoo! JAPANカードを利用
基本的にはSuicaで支払いをしますが、場合によってはYahoo! JAPANカード(QUICPay)で支払った方がお得なこともあります。
例えば、2018年4月30日まで実施している「食べログで最大15%OFF」
対象店舗でQUICPayを利用すると、最大15%の割引に。
また、QUICPay+の対象店舗ならSuicaでは支払えない2万円以上の支払いもOK!
上手に使い分けることがApple Watchをお得に利用する秘訣です。
支払う時にカード選びで慌てないためにも、Suicaのエクスプレスカード設定とクレジットカードのメインカード設定をきちんとやっておこう。
Suicaのエクスプレスカード設定が済んでいれば、特に操作することなく支払いに利用できる。
クレジットカードならYahoo! JAPANカードをメインカードに設定しておけば、Suicaが利用できない場面などでもサイドボタンを2回押すだけで済むからね
使い分けと事前の設定が大事ってことだね!