「HISでんき、HTBエナジーはどうなの?」
HTBエナジーを利用するかお悩みですね。
HTBエナジーは、旅行会社でおなじみのH.I.S.グループが運営する新電力。
契約件数26万件突破(2020年10月)と実績豊富で、料金もお得。
ただし注意点もあります。
この記事は、HTBエナジーのメリットと注意点、評判について徹底分析します。
この記事で、あなたに最適な電力会社が見つかり、お得な節約ライフに役立てば幸いです。
⇒HISでんき
HTBエナジーの注意点
- 1年未満の解約で違約金2,200円
- (一部エリアでは)契約容量でお得度が違う
- ママトクプランは基本料金が高い
- 契約容量20A以下は利用できない
それぞれ解説します。
注意点1. 1年未満の解約で違約金2,200円
HTBエナジーでは、1年未満の解約で違約金2,200円がかかります。
ただし引越しで解約する場合は、1年未満でも解約金無料なので、安心して下さい。
まぁ1年で解約することは無いだろうから、大丈夫かな。
普通は1年くらい様子見るからね。
ちなみに他の新電力はほとんどが解約金無料。もし気軽に試したいなら他の新電力を試しても良いね。
注意点2. (一部エリアでは)契約容量でお得度が違う
電気をアンペアで契約するエリア(北海道・東北・東京・中部・北陸・九州電力エリア)では、契約容量によって割引率が決まってしまいます。
(※関西・中国・四国は一律5%、・沖縄は一律2%値引き)
契約容量が大きいほどお得です。
じゃあ、契約容量が40A以上の方が、HTBエナジーに向いてるんだね
そうだね。30Aだと他の新電力の方が良いかもね。
後の「他の新電力との比較」で比較しているよ。
注意点3. ママトクプランは基本料金が高い
HTBエナジーでは、毎日2時間が無料になる「ママトクプラン」がありますが、その分基本料金は高くなります。
上手く電気の利用ピークを合わせられるとお得ですが、少々ギャンブルになってしまう恐れも。
またどれくらいお得になっているのか分かり難いので、実は他のプランがお得でも気づかずに損してしまうかもしれません。
ママトクプランは、なんだか難しそうだね。
普通のPRIMEプランでも十分に安いので、不安なら普通に契約した方が安心だよ。
注意点3. 契約容量20A以下は利用できない
HTBエナジーは、2021年10月19日の料金改定で、20A以下のプランがなくなりました。
20A以下は、HTBエナジーを利用できません。
⇒HTBエナジー
HTBエナジーのメリット
- HISのツアーが割引に
- 東京ガス・東邦ガスエリアではガスとセットあり
- 大手HISグループが運営で安心
- 電気料金高騰などのトラブルなし
- 北海道から沖縄まで全国で利用できる
- オール電化・寄付・太陽光と蓄電池のプランもあり
それぞれ解説します。
メリット1. HISのツアーが割引
HTBエナジーの契約者限定で、HISのツアーが割引になります。
利用は回数制限無しで、利用するほどお得な特典あり。
詳しくは契約者専用の優待情報サイトがあり、時期によって内容は変わります。
例えば次の様な優待があります。
【参考】HTBエナジーの優待情報サイト
はやく旅行行きたーい!
メリット2. 東京ガス・東邦ガスエリアではガスとセットあり
HTBエナジーでは、東京ガスエリアと東邦ガスエリアで、都市ガス「まじめなガス」を提供しています。
これらのエリアでは、ガスと電気をセットで利用すればセット割(月額102円)あり。
ただし1年未満の解約(引越し以外)では、違約金2,640円がかかります。
東京ガスエリアのガス料金は、東京ガスの一般料金に比べて3%割引。
東邦ガスエリアのガス料金は、東邦ガス(一般料金)から月100m3までは5%割引になります。
どうせ切り替えるなら、ガスもセットにした方がお得だね。
セットにすれば請求も1つにまとまるから、便利だよ。
メリット3. 大手HISグループが運営で安心
HTBエナジーは、あの大手旅行会社H.I.Sのグループ会社「HTBエナジー」が運営。
やはり運営が大手だと、安心感があります。
契約者数も26万件突破(2020年10月)と順調に伸びています。
顧客満足度93.4%と利用者も評判も上々です。
HISって名前はよく知ってるけど、どんな会社なの?
旅行業界トップの東証1部上場企業だよ
いまさら聞けないH.I.S.ってどんな会社?
旅行業界大手である「H.I.S.」。誰もが一度くらいはその名前を聞いたことがあることでしょう。
1980年に澤田秀雄氏がドイツ留学の経験から創業した旅行ベンチャー企業。
1996年には航空会社スカイマークエアラインズを設立。
2004年に東証一部上場
2010年には倒産寸前の長崎ハウステンボスを買取り、V字回復で国内有数の人気テーマパークに。
2011年にJTBグループを抜いて旅行会社のNo.1になりました。
東証1部上場
設立 1980年12月19日
本社 〒105-6905 東京都港区虎ノ門4-1-1
売上高 2,518億円(2023年10月期連結業績)
従業員数 11,816名(2023年10月現在)
メリット4. 電気料金高騰などのトラブルなし
HTBエナジーでは、突然電気料金が高騰するようなトラブルはありません。
なぜなら電力卸売市場と連動するプランではないため。
一部の新電力では、電力市場と連動する料金プランを提供していたため、このプランの利用者がトラブルになりました。
2020年末から2021年にかけて、日本電力取引所(JEPX)が通常の数十倍に高騰したのです。
連動しているプランの利用者は、安くなる場合もありましたが、この高騰では大損することに。
今は官民が共同でこの問題に対処しているので、ここまで極端な高騰はなくなると予想されますが、しばらくは連動プランは契約しないほうが良いでしょう。
そんな事件があったんだ!
市場連動性のプランは、他の新電力でも今は契約を停止してるよ。
メリット5. 北海道から沖縄まで全国で利用できる
HTBエナジーは、北海道から沖縄まで、一部の離島を除き利用できます。
だから引越しになっても、引き続き利用可能。
安心して利用できます。
引っ越ししても安心だね。
特に沖縄エリアでは貴重な新電力だよ。
メリット6. オール電化・寄付・太陽光と蓄電池のプランもあり
HTBエナジーでは、PRIME・ママトクの主要プランの他にも、次のプランもあります。
- オール電化向け「ぜんぶでんき」
- 昼間の時間帯が2〜11%割引になります。
- 電気代で寄付するMUSUBIプロジェクト
- 4団体から寄付先を選んで、4.5%相当を寄付できます。
色んなプランがあるんだね。
まぁ、基本はベーシックプランだよ。
⇒HISでんき
HTBエナジーの評判
基本的に評判は悪くありません。
- 価格が分かりやすく、他社より安いと思います。マイページも電気使用量がわかって使いやすいです。(東京・3人暮らし・30代)
- 一人暮らしで電気使用量が少ないのに適したプランがあった。(東京・一人暮らし・40代)
- コールセンターでの問い合わせの対応がとても丁寧で感じが良かったです。(埼玉・3人暮らし・50代)
- HISグループなので信頼できるし、カスタマーサポートに魅力を感じました。(大阪・5人暮らし・30代)
- 仕事後の夜間に電気を使うことが多かったので、ママトクプランに魅力を感じました。(福岡・2人暮らし・40代)
- 家族が多く、たくさん電気を使うが単価が一律なところが安心です。(栃木・5人以上・40代)
- 2時間無料の時間帯が選べるママトクプランは他社にないので。(兵庫県・一人暮らし・40代)
公式サイトより
電力会社を見直そうかなと思って少し調べたんだけど、いま使ってるHISでんきより安い電力会社が一つもなかった。キャッシュバックとかを除けばHISでんきが一番安いことが分かった。しばらく安定かな。
— 谷本 心 / CERO-METAL (@cero_t) January 2, 2021
どうも、注文住宅ではなく分譲だったこともあり、東電以外の会社に引っ越し当日から変更できた模様。
色々悩んだ結果、現状既に毎月300kWh以上使ってる上に、オール電化分加算されることが確定している我が家は、HISでんきの「プライム」プランにしたのであった。 https://t.co/fl5VvF9UGe
— 新宿のディレクター(真名未解放) (@sniktsnikt111) November 16, 2020
⇒HTBエナジー
料金プラン
主要プランは「ベーシック」
HTBエナジーの主要プランは、ベーシックプラン。
契約エリアによって、お得度が違います。
詳しくは公式サイトのシミュレーションを試して下さい。
あんしんサポート365プラスが無料
ベーシックプランに申し込むと、もれなく「あんしんサポートプラス」が無料でついてきます!
あんしんサポートプラスは水回りや電気設備など様々なトラブルに応急処置を無料で対応するサービス。
具体的なサービスとして次があります。
- 電気設備のトラブル
- 水回りのトラブル
- ガス機器のトラブル
- 窓ガラスのトラブル
- 鍵のトラブル
- スマホの修理費用
すごいね!
こんなに色んなトラブルに対応してくれるんだ!
HISでんきを利用するなら、やっぱりベーシックがお得だね。
2時間無料の「ママトクプラン」
HISでんきで特徴的なのは、2時間無料のママトクプラン。
無料の2時間は次の3つの時間帯で選べます。
- AM6時〜8時 →朝ママトクプラン
- PM7時〜9時 →ママトクプラン
- PM10時〜12時 →ミッドナイトママトクプラン
ただし基本料金が高くなるので、本当に安くなったか分かりにくいという欠点も。
また契約アンペアが30Aと40A限定なので、それ以外だと利用できません。
オール電化向け「ぜんぶでんき」
オール電化の住宅向けプランとして「ぜんぶでんき」があります。
ぜんぶでんきは、昼間の電気代が2〜11%割引になるプラン。
エリアによって時間帯と割引率が違い、下記になります。
- 東京電力エリア
- 6:00〜翌1:00
2%割引 - 中部電力エリア
- 8:00〜22:00
2%割引 - 関西電力エリア
- 24時間ずっと
6%割引 - 四国電力エリア
- 24時間ずっと
11%割引 - 九州電力エリア
- 8:00〜22:00
2%割引
その他寄付プランと蓄電池プランも
他にも電気代の4.5%を毎月寄付する「MUSUBIプロジェクト(全国)」、太陽光+蓄電池の「蓄電池 ちくとくプラン」もあります。
4.5%を毎月寄付する「MUSUBIプロジェクト(全国)」
MUSUBIプロジェクトは、4団体から寄付先を選び、毎月の電気代の4.5%を自動で寄付するもの。
利用者が支払う電気代は旧電力会社の従来プラント同じですが、HTBエナジーが料金の4.5%を寄付します。
対象エリアは、全国(沖縄及び一部離島を除く)。
詳しくは公式サイトを御覧ください。
まとめ
HISでんきは、旧電力の従来プランより間違いなくお得。
1年以内の解約で2,200円の違約金はありますが、引越しなら免除されます。
とりあえず1年以上利用するつもりで契約する価値はあるでしょう。
プランも豊富なので、シミュレーションで確認して最適なプランを選んで下さい。
⇒HISでんき