新電力のイメージ
電力会社を乗り換えるときに気になることの一つに、申込みや解約時の手数料があるのではないでしょうか。乗換手続は簡単にできるとは言うけれど、できれば手数料は支払いたくないもの。今回は気になる、手続きの諸費用について見てみましょう。

1 申込みや契約時

まずは申込みや契約時にかかる費用について見てみましょう。

申込みや契約時にかかる費用については、不要な会社がほとんど。
最初に手数料を払うことなく電力会社を乗り換えられるので、気軽に簡単に乗り換えられます。

スマートメーター交換は無料

電力会社を乗り換えたり、地域電力会社の新料金プランに変更する場合、メーターの交換が必要になることがあります。メーターの交換が必要になるのは、アナログ式のメーターを利用している場合。この場合はスマートメーターへの交換が必要になります。

スマートメーターに交換する際も、手数料は不要。立ち合いもありません。

そもそも、電気使用量を知るためのメーターは定期的に交換されているもの。使用期限が決められていて、期限が切れたメーターは利用できないためです。

電力会社を乗り換えることで発生するメーターの交換作業は、実は特別なことではないんですね。そのため費用も発生しないのです。

2 解約時

申込みや契約に手数料がかからない一方で、解約時には手数料がかかる場合もあります。

2-1 必ず手数料がかかる会社

利用期間やプランに関わらず、解約時に手数料が必要となる電力会社もあります。

ソフトバンク

ソフトバンクのでんきでは解約時に、事務手数料として550円(税込)がかかります。この解約事務手数料は利用期間やプランに関係なく、ソフトバンクでんきを解約する際に必要です。

2-2 利用期間により手数料がかかる会社

一方、利用期間によって手数料が発生するプランもあります。

ソフトバンクでんきの旧プラン

ソフトバンクでんきの「旧バリュープラン」と「旧プレミアムプラン」は、ともに2年契約のプラン。
そのため、決められた期間以外に解約すると、解約事務手数料とは別に、それぞれ期中解約金が必要になることがあります。

なお、決められた期間というのは、契約満了日からさかのぼって2か月間。
この期間以外に解約した場合に期中解約金が発生します。

期中解約金は、バリュープランの場合が2,500円(税込)、プレミアムプランの場合が5,000円(税込)です。

東京電力のプレミアムプラン

東京電力のプレミアムプランでは、1年契約で解約金3,000円、2年契約で解約金5,000円(税込)です。

ENEOSでんきのにねんとく2

ENEOSでんきの「にねん とく2割」はENEOSでんきを2年以上利用することを条件に、電気料金が24か月間割引になるもの。

この場合も、決められた期間(更新月)以外に解約・廃止すると、解約金として1,100円かかります。

にねん とく2割の更新月は、割引適用の最終月とその前月(割引適用開始の23か月目と24か月目)です。

1年未満のauでんき、HIS、エネワン

電気の使用開始から1年未満で解約すると、手数料が発生するというパターンもあります。

auでんきは、旧プランで1年未満に解約すると違約金2,000円かかりましたが、今のプランでは違約金がありません。

HISのでんきは、電力供給開始日から1年未満のユーザー都合による解約に関し、解約違約金2,200円(税別)がかかります。

エネワンは解約事務手数料として3,300円(税別)が必要。
ただし供給エリア外に転居の場合は解約事務手数料はかかりません。

2-3 解約手数料不要

その他、ほとんどの新電力は解約手数料がありません。

今は解約手数料をとらない新電力が主流となっています。

まとめ

ここまで見てきたように、契約時に手数料ゼロでも、解約時には手数料がかかる新電力があります。

しかし金額もそこまで大きくないので、数ヶ月で元がとれます。

とりあえず乗り換えてみると良いでしょう。

各エリアの電気料金の比較はこちらで解説しています。

各エリアの主要新電力の料金比較はこちらを参考に

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あなたに最適な電力会社が見つかり、節約で幸せな生活に役立つことを心よりお祈りしております!