中国への出張や旅行では、必携と言っても過言ではない銀聯カード。

65億枚以上発行されていて、中国で最も普及しているクレジットカードです。

一方で、日本国内での利用ではメリットがなく、申込先によっては追加カード扱いになるといった注意点も。

銀聯カードを申込む前に知っておきたい注意点や、オススメの申込み先をまとめました。

銀聯カードの注意点

まずは注意点からチェック。

中国に行く機会が無いなら、そもそも作る必要のないカードです。

日本国内で使うメリットなし

銀聯カードは主に中国国内で利用できるクレジットカード。

近年は日本をはじめ、韓国や台湾、香港などでも使えるお店が増えてきていますが、やはりメインは中国です。

日本国内で銀聯カードを使っても、何かがお得になるような特典もありません。

中国に行くことがある人以外は、持っておくメリットの無いカードと言えます。

カード会社によっては追加カード扱いになる

銀聯カードは複数のカード会社から発行されていますが、その多くが追加カード扱い。

つまり、そのカード会社が発行するメインカードが無いと、申込めないようになっています。

例)MUFGカード 銀聯カード

MUFGカードを持っている人のみ、追加カードとして銀聯カードを発行できる

はなはな

追加カードというと、他にどんなカードがあるの?

節約神節約神

ETCカードや家族カードが追加カードに該当するよ

はなはな

なるほど! じゃあ、銀聯カードを作るなら、余計にカードを持っておかないとダメってこと?

節約神節約神

そんなことはないよ。三井住友カードなら銀聯カードだけ単体で発行できる。他にカードを申込む必要がないし、様々なメリットがあるんだ。詳しい内容はメリットのところにまとめているよ

更新時に手数料がかかる

銀聯カードは、更新時(新規発行から原則5年後)に更新手数料がかかります。

これはどこでカードを作っても共通です。

更新時の手数料は、本会員が1,000円(税抜)

家族会員はカード会社によって異なりますが、300円〜500円程度(いずれも税抜)です。

節約神節約神

更新後も中国に行く機会があれば更新した方がいいけれど、必要が無ければ更新しないという手もあるよ

はなはな

日本国内で使うメリットが無いなら、手数料を払ってまで更新する必要もなさそうだもんね

利用時にはサインと暗証番号の両方が必要

クレジットカードで決済するとき、通常は売上票へのサインまたは4ケタの暗証番号入力のどちらかだけでOKです。

しかし、銀聯カードは両方が必要。

6ケタの暗証番号入力後、売上票へのサインをして決済が完了します。

暗証番号を忘れてしまうと利用できないので、使う時は注意してください。

節約神節約神

お店によっては暗証番号の入力が不要なところもあるけれど、基本的には両方必要だよ

はなはな

両方必要だと、少し面倒だね。しかも暗証番号は6ケタなんだ

節約神節約神

カードを作るときに自分で指定した4ケタの暗証番号の前に『00』をつけて、6ケタとする仕組みだよ

はなはな

暗証番号を忘れがちな人は要注意だね

キャッシング機能はついていない

現地通貨が急に必要になった時など、海外旅行で何かと便利な海外キャッシング。

しかし、銀聯カードにはキャッシング機能が付いていません。

万が一に備えて、海外キャッシング機能の付いたカードも併せて持っておくのが安心です。

海外旅行保険は付帯していない

中国での利用にメリットがある銀聯カード。

中国に行くということは海外旅行ということになりますが、銀聯カードには海外旅行保険が付いていません。

旅行保険については他のクレジットカードでカバーするのがオススメです。

節約神節約神

海外旅行保険をカバーするために作るクレジットカードとしては、エポスカードやジャックス横浜インビテーションカードがオススメだよ。海外キャッシングもできるから、そこもカバーできる

はなはな

どんなカードなの?

節約神節約神

どちらのカードも、年会費無料で充実した海外旅行保険が自動で付いてくるんだ。この2枚があれば、中国で病気にかかって治療した場合でも最高470万円までは保険金が出る。詳しいことは別の記事にまとめているから、そちらを見てほしい

銀聯カードのメリット

次にメリットをチェック。

中国への出張や旅行で必携の理由が分かります。

中国の地方都市でも利用できる

銀聯カードを発行しているのは、ユニオンペイという中国の決済事業会社。

ユニオンペイは中国の中央銀行(日本でいうところの日本銀行)である中国人民銀行とも関連のある会社です。

そのため、銀聯カードは中国において最も使える場所が多いクレジットカード。

大都市はもちろん地方都市でも使える場所が多いため、中国に行くなら必携のカードとなっているのです。

はなはな

クレジットカードと言うと、VISAとかでも十分使えそうな気がするけど…

節約神節約神

確かに、世界でのシェアはVISAが一番だけど、中国の地方都市などではVISAが使えない場所も多いんだ。だから、中国に行くならVISAよりも銀聯カードがオススメなんだよ

はなはな

そうなんだ! それは知らなかったな

紙幣を持ち歩く必要なし

銀聯カードの加盟店は、中国国内に2,000万店以上。

多くの店舗で使えるので、必要以上の紙幣を持ち歩く必要がなくなります(海外で多額の現金を持ち歩く人はいないと思いますが)。

また、紙幣というと心配なのが偽札。

銀聯カードがあればこうした余計な心配もいりません。

三井住友銀聯カードならではのメリット

ここからは発行先としておすすめの「三井住友銀聯カード」のメリットをチェック!

他のカードと比べてオススメの理由が分かります。

銀聯カード単体で発行できる

注意点でも書いた通り、日本において銀聯カードはほとんどのカード会社で追加カードの扱いです。

そんな中、日本で唯一銀聯カードを単体発行できるのが三井住友カード。

銀聯カードのために他のカードを作る必要が無いので、余計なカードを持ちたくない人にもオススメです。

新規発行手数料無料

三井住友銀聯カードは、新規発行手数料が無料。

本会員はもちろん、家族会員も無料です。

他のカード会社では1,000円程度の手数料が必要なので、お得にカードが発行できます。

なお、更新時には本会員1,000円、家族会員500円(いずれも税別)の更新手数料がかかります。

カードデザインが選べる

三井住友銀聯カードは、2種類のカードデザインから好きな方を選べます。
【図1(銀聯カードデザイン.png)】
一つは中国大陸をモチーフにしたデザイン。

もう一つはパンダのイラストを使ったデザインです。

カードの審査から発行までが比較的早い

三井住友銀聯カードは、急いでカードを発行したいときにも便利。

申込みから最短3営業日でカード発行が可能です。

手元に届くのは申込みから1週間〜10日後。

既に三井住友VISAカードのクレジットカードを利用しているなら、審査も早い傾向にあります。

とは言え、あまりにギリギリだと間に合わない可能性も高いので、余裕を持って申込むのが一番です。

日本語による照会受付サービスが利用できる

現地でのカード利用に困ったときも、中国国内の銀聯コールセンターに連絡すればOK。

・中国国内加盟店への各種説明

・カードの利用方法に関する案内

・カード紛失や盗難時の案内

以上のような内容について、日本語で対応してもらえます。

ワールドプレゼントも貯まる

ワールドプレゼントは、三井住友カードの利用で貯まるポイントサービス。

三井住友銀聯カードもポイント付与の対象となります。

三井住友銀聯カードの利用額1,000円(税込)につき、1ポイント付与。

1ポイントは5円相当なので、還元率は0.5%です。

還元率としては特に良いわけではありませんが、他の三井住友VISAカードなどと同じようにポイントが貯められます。

銀聯カードの評判

“中国では銀聯カードだけが使えるところも多いので、中国に行く時は必ず持って行きます。三井住友銀聯カードはワールドプレゼントも貯まるので嬉しいです。”

“三井住友銀聯カードは年会費無料で、発行手数料も最初の5年間はかからないので、ものすごくお得です。他のクレジットカードと同じようにポイントを貯められるので、さらにお得です。”

“三井住友銀聯カードは、カード審査も比較的早く完了して、すぐにカードを受取ることができました。”

はなはな

実際のユーザーの評判にもあるように、中国では本当に銀聯カードしか使えないところもあるんだね

節約神節約神

それだけ中国では銀聯カードが普及しているってこと。銀聯カードが無いと、中国では困ってしまうかも…

はなはな

中国に行くことが決まったら、最初に銀聯カードを申込むのが良さそうだね

まとめ

とにかく中国では必携の銀聯カード。

VISAでさえも使えないお店があるほどなので、このカードが無いと現地で困る可能性が非常に高いです。

銀聯カード自体は三井住友以外でも作れますが、すでに書いているように「追加カード」扱い。

単体で、しかも手数料無料で発行できるのは三井住友だけです。

中国へ行く予定があるなら、今すぐにでも申込むことをオススメします。