新電力のイメージ
電力会社を乗り換えるときに気になることの一つに、申込みや解約時の手数料があるのではないでしょうか。乗換手続は簡単にできるとは言うけれど、できれば手数料は支払いたくないもの。今回は気になる、手続きの諸費用について見てみましょう。

1 申込みや契約時

まずは申込みや契約時にかかる費用について見てみましょう。

申込みや契約時にかかる費用については、不要というところがほとんど。最初に手数料を払うことなく電力会社を乗り換えられるので、気軽に簡単に乗り換えられます。

スマートメーター交換は無料

電力会社を乗り換えたり、地域電力会社の新料金プランに変更する場合、メーターの交換が必要になることがあります。メーターの交換が必要になるのは、アナログ式のメーターを利用している場合。この場合はスマートメーターへの交換が必要になります。

スマートメーターに交換する際も、手数料などはかかりません。また、立ち合いの必要もありません。

そもそも、電気使用量を知るためのメーターは定期的に交換されているもの。使用期限が決められていて、期限が切れたメーターは利用できないためです。

電力会社を乗り換えることで発生するメーターの交換作業は、実は特別なことではないんですね。そのため費用も発生しないのです。

2 解約時

申込みや契約の際には手数料不要のことが多い一方、解約時には手数料がかかる場合もあります。手数料が必要な場合、どんなときに、いくらくらいの手数料がかかるのでしょうか。

2-1 必ず手数料がかかる会社

利用期間やプランに関わらず、解約時に手数料が必要となる電力会社もあります。

ソフトバンクでんき

例えば、ソフトバンクユーザー向けに電気を販売している、ソフトバンクでんき。ソフトバンクでんきでは解約時に、事務手数料として540円(税込)がかかります。この解約事務手数料は利用期間やプランに関係なく、ソフトバンクでんきを解約する際に必要です。

東京電力

また、東京電力の新料金プランについても同様。新料金プランにはプレミアムプランやスタンダードS・L・Xの各プラン、スマートライフプランなど複数のプランがあります。いずれのプランにも、解約時には事務手数料として540円(税込)が必要です。

2-2 利用期間により手数料がかかる会社

一方、利用期間によって手数料が発生するプランもあります。

2年未満

ソフトバンクでんきの「バリュープラン」と「プレミアムプラン」は、ともに2年契約のプラン。そのため、決められた期間以外に解約すると、解約事務手数料とは別に、それぞれ期中解約金が必要になることがあります。

なお、決められた期間というのは、契約満了日からさかのぼって2か月の期間となっています。この期間以外に解約した場合に期中解約金が発生します。期中解約金は、バリュープランの場合が2,500円(税込)、プレミアムプランの場合が5,000円(税込)です。

また、東京電力の新料金プランのうちプレミアムプランについては、ソフトバンクでんきのプレミアムプラン同様、5,000円(税込)必要です。

他にも2年契約となっているために途中で解約すると手数料が発生するものとして、ENEOSでんきの「にねん とく2割」という割引サービスがあります。にねん とく2割はENEOSでんきを2年以上利用することを条件に、電気料金が24か月間割引になるもの。この場合も、決められた期間(更新月)以外に解約・廃止すると、解約金として1,080円かかります。

にねん とく2割の更新月は、割引適用の最終月とその前月(割引適用開始の23か月目と24か月目)となっています。

1年未満

電気の使用開始から1年未満で解約すると、手数料が発生するというパターンもあります。

例えば、auユーザーに電気を販売しているauでんき。auでんきでは、利用開始日から起算して1年未満に解約する場合、解約違約金として2,000円かかります。

ただし、1年未満であってもauでんきの供給エリア外に転居することに伴う解約の場合は、解約違約金は不要。また、2016年10月末までに解約する場合は、1年未満であっても解約違約金不要です。

このほか、H.I.S.やエネワンでも1年未満で解約すると手数料がかかります。

H.I.S.の場合は、電力供給開始日から1年未満のユーザー都合による解約に関し、解約違約金9,000円(税別)がかかります。エネワンの場合は解約事務手数料として3,000円(税別)が必要。ただし、auでんき同様、供給エリア外に転居の場合は解約事務手数料はかかりません。

2-3 解約手数料不要

解約手数料などがかからない電力会社としては、

などが挙げられます。これらの電力会社は利用期間などに関係なく、解約時の手数料が不要です。

また、ENEOSでんきは「にねん とく2割」を利用していなければ、利用期間が2年未満でも手数料はかかりません。

ただし、これらの電力会社でも場合によっては解約時に料金を請求される場合もあります。

これは電力会社と契約した際に送配電の設備を新しく設置したりして、送配電会社から各電力会社へ工事費用の請求が発生した場合。この場合についてのみ、この工事費用に該当する金額が解約時に請求されることもあります。

大切なのは手数料の有無を確認して申込むこと

ここまで見てきたように、契約時には手数料ゼロでも、解約時には500円から1万円近い手数料がかかる場合があるんです。できることなら、手数料などは支払いたくないと思ってしまいますよね。

しかし、電力会社ではそれぞれに魅力的な料金プランやサービスを提供しています。金額に差はあるものの、手数料はあくまでも、解約時に1度だけ支払うもの。それよりも、毎月発生する電気料金やサービスで選んだ方が、よりお得を実感できます。

手数料の有無を確認することは、トラブルを防ぐためにも大切なこと。電気料金も気になりますが、申込む前には手数料の有無もきちんと確認しておきましょう。

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