新電力の選び方
新電力に興味はあるけど、色々調べるのがメンドウ。そんなあなたに、これを読めば、あなたに最適な新電力が5分で分かります。

1. そもそもあなたは乗り換えるべき?

新電力に乗り換えると、誰でもお得なわけではありません。

新電力に乗り換えてもメリットが少ない人、そもそも選べるプランがない人もいます。そんな新電力への乗り換え「対象外」な人は、この2つのタイプです。

【乗り換え「対象外」の人】
  • 電気代が月額4,000円未満の人
  • オール電化の人

詳しく解説します。

1-1. 「使用量が少ない人」は選択肢減

一人暮らしで家にあまりいなかったりして電気の使用量が少ない場合、プランの選択肢はわずか。

電気をあまり使わない家庭では、契約アンペア数が20Aなど小さいことも。新電力はそういった小さいアンペア数のプランを用意していないところが一般的です。プランがある場合でも、一定の使用量までは定額になっているなど、従来のプランと比較して割高になるものがほとんどです。

そもそも電気使用量が少ないと電気代が安くなっても効果は少なく、新電力にとっても対象外なのです。

詳しくはこちらも参考に
電力使用量が少ないと電気代が安くならない理由とは

電力使用量が少ないと選択肢が少なくなると書きましたが、ゼロではありません。ただし元々の電気代が少ないので、年間の節約金額は数千円程度が精一杯でしょう。

【電力使用量が少ないあなたに最適なのはここ!】

e-rexは、基本料金、電力量料金とも、東京電力の従来プランと比較して安価に設定されています。
H.I.S.は契約アンペア数が30A以上でなければ契約できませんが、こちらも基本料金、電力量料金とも従来の料金より安くなっています。

e-rexについて詳しくはこちら
豊富な供給実績を持つ新電力e-rexの電気料金プランとは

H.I.S.について詳しくはこちら
旅行会社も電気を売る! H.I.S.の電気とは

1-2. オール電化は選択肢なし

オール電化イメージ
また使用量が多くても、オール電化住宅の場合は、新電力の選択肢はありません。東京電力の新プランを選ぶことになります。

そもそも原子力発電の夜間電力利用のために普及してきたオール電化、原子力発電所が停止している今の時勢では、メリットが打ち出しにくいのです。オール電化のユーザー数も少数派ということもあり、新電力も少数派向けのプランは提供しづらいということもあります。

オール電化住宅向けのプランとしては、東京電力の新料金プランであるスマートライフプランがあります。このプランには、特典として住宅設備修理サービスが付帯。エコキュートやIHクッキングヒーターといったオール電化住宅特有の設備が故障した場合に、修理サービスが受けられるサービスです。

また、新料金プランではTポイントまたはPontaのいずれかのポイントも貯まります。従来にはなかったサービスが付く分、お得になりますね。

東京電力のスマートライフプランについて詳しくはこちら
電力自由化でオール電化住宅の電気代は安くなる?

1-3. それ以外は新電力に乗り換えるべき

その他、電力使用量が比較的多い一般の家庭では、結論から言うと、どこの新電力を選んでも、ある程度は確実に電気代が安くなります。イメージとして電気代が月額1万円くらいの家庭なら、年間1万円以上は確実に節約できます。

2. どこの新電力を選ぶか?

次に、どの新電力を選ぶかを考えます。

新電力を選ぶポイントはこの2点です。

【新電力を選ぶポイント】
  • 電気料金だけで安い会社を選ばない
  • セット割やポイントサービスで選ぶ

2-1. 電気料金で選ばない理由

新電力を選ぶのに単純に電気料金で選ぼうとすると、あることに気付きます。

それは、電気使用量が多い月と少ない月では大きく差があること。エアコンを利用しているなら、おそらく夏や冬のピークとそれ以外で2倍くらいの差があるのではないでしょうか。

こちらは総務省統計局の家計調査からまとめた、2人以上の一般世帯における1ヶ月平均電気使用量です。

【一般世帯(2人以上)の1ヶ月平均電気使用量】

月の電気使用量の平均

(総務省統計局/家計調査より)

電気を多く使う2月と少ない7月の差は1.75倍。この使用量の差で、新電力の電気料金がどの程度違うかを試しに比較してみるとこの様になります。

【新電力各社による電気使用量の差による割引の差】

新電各社の電気使用量による割引の差

(各社公式サイトより試算)
ポイント等の割引を含む

これだけ差があると、年間の電気使用量でざっくり比較しても、本当に一番安い新電力を選べるのか怪しいもの。

ただしこの試算もあまり正確ではありません。なぜなら、電気使用量以外で割引が決まる新電力が多いから。

例えばソフトバンクでんきでは、スマホ1台につき月額200円安くなったり、エネオス電気ではガソリン1リットルあたり最大8円安くなったり。比較サイトもかなり適当に計算していることが分かります。

ではどうすれば良いのでしょうか?

シンプルに考えると答えが見えてきます。

実は新電力の電気料金は、新電力同士ではそれほど大きな差がありません。どこの新電力に乗り換えても、使用量が一定以上あれば確実に安くなります。

例えば電気代が月額10,000円以上であれば、新電力に乗り換えると、セット割などを利用することで従来の電気料金より1,000円ほど安くなります。つまり、新電力は電気料金で比較してもあまり差が無いのです。

だから新電力は、電気料金以外のセット割やポイントサービスなど、あなたが最大限利用できるもので選ぶのが正解です。

例えば東京ガスを利用しているなら、東京ガスのセット割で良いでしょう。それだけで年間3,240円もガス料金がお得になります。

それでも電気料金だけで新電力を比較したい場合

それでも、どうしても電気料金で新電力を比較したい場合は、

  • 他社と違う特殊な料金プランの新電力
  • セット割やポイントサービスをしていない新電力

を選ぶと良いでしょう。

その中で、一番のおすすめはH.I.S.

セット割がなく、電気使用量が多くても少なくても一律5%お得な料金プランが特徴です。これなら、夏や冬のピーク時だけでなく、春や秋も確実にお得。ただし解約違約金9,000円(税別)がありますので、1年以上利用すると決意してから契約しましょう。

詳しくはこちら
旅行会社も電気を売る! H.I.S.の電気とは

2-2. セット割で選ぶ

新電力から発表されている料金プランでは、様々なサービスとのセット割があります。主なものは、

  • 都市ガスやプロパンガス
  • 携帯電話
  • ガソリン
  • インターネット(光通信)

です。

あなたがこの内のどれかを利用しているなら、セット割で新電力を選んだ方がお得になります。

詳しくはこちらを参考に⇒価格だけじゃない!新電力はサービスとセット割で選ぶ

東京ガスを利用しているあなた

ガスを利用しているイメージ
東京ガスを利用しているあなたは、東京ガスのセット割がおすすめ。2017年10月で契約数100万件を突破し、新電力の中では圧倒的なシェアを誇ります。

東京ガスのセット割では、ガス料金が年間3,240円もお得になります。さらに電気料金も他の新電力と同じ様に使用量が多いほどお得になるシステム。
282kWh(おおよそ8,000円)以上を利用すれば電気代も使うほどお得になります。

さらにインタネットの光回線とトリプル割にすると、さらに割引が大きくなります。

詳しくはこちら⇒新電力のトリプル割は3倍お得! 乗り換えるなら知らないと損!

大手キャリア携帯ユーザーのあなた

スマホを操作する女性イメージ
大手キャリアのうち、ソフトバンクとauではユーザー向けに電気の販売を始めました。いずれも、電気の申込みをするとスマホ代などが割引になるセット割を提供しています。

ソフトバンクは東京電力と提携して、電気の販売をスタート。料金プラン自体は東京電力の新料金プランと同じような内容となっていますが、電気とセットでスマホ代が1世帯あたり200円または300円安くなる「でんきセット」があります。この割引は、光セットの割引と併用することもできます。

auの場合は、au WALLETプリペイドへのキャッシュバックという形で割引を提供。毎月の電気料金の最大5%がキャッシュバックされます。

ソフトバンクでんきについて詳しくはこちら
ソフトバンクでんきってどんなもの?

auでんきについて詳しくはこちら
auユーザー必見! 「auでんき」を知ろう

車に良く乗るあなた

エネオスでんきと昭和シェルの比較イメージ
車に良く乗るあなたにオススメなのは、電気を利用することでガソリン代が割引になるタイプ。

例えば、ENEOSでんき。電気代の支払いにENEOSカードを利用すると、ENEOSカードの特典に加えてガソリン代が1円/L引きになる特典付。昭和シェルの場合はガソリンが10円/L引きになります。

電気を使うことでガソリン代がお得になるとは、新電力ならではのサービスですね。

ENEOSでんきについて詳しくはこちら
ガソリンが安くなる? エネオスでんきって?

昭和シェルでんきについて詳しくはこちら
昭和シェルの電気でガソリンが安くなる!

2-3. ポイントで選ぶ

新電力ではポイントサービスが充実した会社も多いです。ポイントサービスを上手く利用できるなら、新電力を選ぶ際にポイントも含めて考える方がよいでしょう。電気料金は毎月必ず発生するもの。その電気料金でポイントが貯まるとなれば、毎月コンスタントにポイントを貯めることができるようになりますよね。

もちろん普段利用しているポイントが貯まる電力会社を選ぶ方がよいでしょう。

詳しくはこちらも参考に⇒電気代でポイントがもらえる! 電力自由化とポイントサービス

一言でポイントといっても、様々なポイントがありますよね。あなたがよく使っているのは、どのポイントですか?

Tポイント派のあなた

Tポイント
電気料金に応じてTポイントが貯まるところとしては、東京電力ソフトバンクENEOSでんきなどが挙げられます。東京電力とソフトバンクは、電気料金1,000円につき5ポイント。ENEOSでんきでは、電気料金200円につき1ポイントが貯まります。

なお、東京電力の場合、従来プランのままではTポイントはもらえません。新料金プランに変更した場合のみ、Tポイントが貯まります。

東京電力の新プランについて詳しくはこちら
何が変わった? 東京電力の新しい料金プラン

Ponta派のあなた

ponta
Pontaをよく利用しているあなたにオススメなのは、東京電力。東京電力は、PontaかTポイントのいずれかを選ぶことができます。Tポイント同様、1,000円につき5ポイント貯まります。

nanacoや楽天スーパーポイントにも交換できる!

TポイントもPontaも使っていないあなたでも選べる電力会社はあります。中部電力のカテエネポイントや東京ガスのパッチョポイントは、他のポイントサービスと交換することができるんです。

中部電力のカテエネポイントは、nanacoやWAONポイントへの交換が可能。電気料金の支払いに利用することもできる、お得なポイントです。なお、これは電気料金によってポイントが貯まるのではなく、中部電力が提供するコンテンツの閲覧やアンケートに回答することで貯まる仕組みです。

一方、東京ガスのパッチョポイントはdポイント、Ponta、楽天スーパーポイント、Tポイント、WAONポイントと交換できます。こちらは、毎月の電気料金の支払いやキャンペーンに参加することでもらえるポイント。電気代やガス代の支払いには利用できません。

また楽天グループの新電力「まちでんき」では、電気使用10kWhごとに楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。

中部電力について詳しくはこちら
東京電力とどう違う? 中部電力の料金プラン

東京ガスについて詳しくはこちら
申込件数100万件突破! 東京ガスの電気とは

マイル派のあなた

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マイルを貯める人は、新電力もマイルで選ぶ方がお得です。

マイルで最強なのは、東京ガスのでんき。133円で1マイルが貯まります。

ただし東京ガスを利用していない場合はセット割が出来ません。その場合は、ENEOSでんきをANAカードで支払うのが良いでしょう。カードの支払とは別に200円で1マイルが貯まります。

詳しくはこちらも参考に
マイルを貯めるあなたへ、おすすめ電力会社はこれ!

3 リスクはないので、気軽に乗り換えが正解

電力会社を乗り換えること自体にはリスクなし。「どうしようかな」と悩んでいるなら、どこでも良いのでとにかく乗り換えたほうがお得です。

4 そもそも乗り換えは簡単にできる!

新電力の選び方の前に、新電力に乗り換えるのってメンドウだと思っていたりしませんか?

実はそんなことないんです! 気になる電力会社が見つかれば、手元に検針票を準備して申込むだけ。メーターの交換作業などは発生しますが、無停電で立ち合いもなく、費用も発生しません。もちろん、賃貸住宅でも乗り換え可能です。

ただし集合住宅で高圧一括受電をしている場合は、個別に乗り換えができないこともあります。

切り替え方はこちらも参考に
メンドウ?カンタン?新電力への切り替え方