電力会社を乗り換えたいけど、周りに乗り換えた人がいないからと躊躇していませんか?

「周りにいない」からそのままで・・・というあなた、実は損しているかもしれませんよ。

8月末時点での電力会社の乗り換え状況

電力自由化が始まってもうすぐ半年。どのくらいの人が実際に電力会社を乗り換えているかご存じですか。

電力自由化をきっかけに設立された、電力広域的運営推進機関(通称、広域機関)では、定期的に、スイッチング支援システムの利用状況を公表しています。

スイッチング支援システムとは、電力会社を切り替えるときに利用されるシステム。つまり、この利用状況を見れば、電力会社の切り替え状況が分かるというわけです。

広域機関が発表した最新のデータ(2017年10月公表)によると、既存電力会社から新電力に乗り換えたのは、9月30日時点で260万件

沖縄県を除くエリアの全体契約口数は6,180万件なので、全体の4.2%にあたります。

【乗り換え状況】
 契約口数(万件)8月末時点切替件数(万件)切替割合
北海道276.18.43%
東北5474.90.9%
関東2296.697.44.2%
中部762.312.61.7%
北陸1240.50.4%
関西1006.7343.4%
中国349.90.60.2%
四国194.60.90.5%
九州623.28.11.3%
9社計6180.5167.42.7%

なお沖縄県を除いているのは、沖縄電力エリアを対象に電力供給を行っている新電力が現時点でないため。離島である沖縄は、他のエリアと事情が少し違うのですね。

「全体の4.2%が電力会社を乗り換えている」ということは、言い換えれば、「乗り換えたのは、まだ100人に4人だけ」ということ。

最も乗り換えが進んでいる東京電力管内でも、100人に13人ほどしか乗り換えていません。

あなたの周りに乗り換えた人がいないのも、言ってみれば当然の話なのです。

赤信号は皆で渡れば怖くない?

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と言います。
これは人間として当然の心理。
でも、電力会社の乗り換えはこれとは少し違います。

例えば、誰がみても安全な近道があるとします。でも誰も通っていません。
逆に、危険で遠回りな道があるとします。みんながここを通っているとします。

あなたはどちらを通りますか?

今はまだ周りで利用している人はほとんどいないけれど、お得でリスクのないサービスが始まったとします。
あなた自身はそのサービスがとってもお得だということを知っていますが、「周りに利用している人がいない」という理由であきらめますか?

電力会社の乗り換えがまさにこれなのです。

電力会社の乗り換えは
「どこの電力会社を選べば良いか分からない」
「ダマされて損しそう」
「面倒くさい」
と思われがち。

実は中身はとても簡単でシンプル。
5分で理解できて、5分で電力会社を選べます。
リスクはゼロ、全くありません。
(ただし、オール電化や電力消費量があまりにも少ない家庭では、割高になる場合があります。)

2人暮らし以上の一般的な家庭では、ほんの5分程度の作業で、電気代やセット割で年間数千円〜1万円以上もお得になるんです。

ほとんどの電力会社は、解約金など不要。別の新電力に気軽に乗り換えることができます。

まずはどんな新電力があるのか、知るところから

電力会社を乗り換える前に、まずどんな新電力があるのか、知ることから始めましょう。

選択肢が多いけれど、考えすぎない

新電力と聞いて、どんな企業をイメージしますか? 東京電力管内に住んでいる人であれば、東京ガスをイメージする人が多いかもしれません。

新電力にはこうしたエネルギー系の企業の他、石油系、通信系、鉄道系、商社系、旅行会社系など、実に幅広い業種の企業が参入しています。こうした様々な業種の新電力が、自社の既存サービスと電気を組み合わせた魅力的なサービスを提供。単純に電気代がお得になるものはもちろん、電気代以外のものまでお得に利用できるようになっています。

最近は電気と自身の健康管理を組み合わせたものなど、これまでになかった新しいサービスも登場。単に電気代を節約するだけでなく、それぞれの新電力が「暮らし全体を豊かで快適にする」ことを目指して、日々努力しています。

ですが、あまり考えすぎると選択肢が多すぎて迷ってしまいます。標準的な家庭の電力使用量であれば、どこを選んでもあまり差はありません。乗り換えるのも簡単なので、まずどこかに乗り換えるだけで、今よりお得になります。

新電力の選び方はこちらを参考に
【決定版】5分で分かる新電力の選び方(東電エリア)

いつでも好きな時間に契約申し込みができる

気になる新電力があれば、次は申込み。

電気の申込みって、何だか面倒くさそう・・・なんて思う人もいるかもしれませんが、インターネットから24時間365日、いつでも好きな時に申込めます。手元に検針票(2016年1月分以降のもの)を準備しておけば、10分もかからずに、スムーズに申込むことができます。

なお現在利用している電力会社へ、解約の手続きをする必要はありません。新しい電力会社に新規申込みをすると、新しく契約する電力会社の方から連絡してくれます。

また、申込んだ後に何らかの設備工事や費用が発生することもありません。検針用のメーターがアナログ式からスマートメーターに交換となりますが、こちらも交換は無料で無停電の工事。

勝手に電力会社の委託工事業者が来て、知らない間にメーターを交換してくれます。(交換工事の時に家に居たら、一応インターホンで作業開始と終了だけ教えてくれます。)

つまり、電力会社を切り替えるのに必要な作業は、申込み時に必要事項をいくつか入力するだけなんです。

節約効果はどれくらい?

このほんの少しの申し込み手続きだけで、一体どれほどの節約効果が見込めるのでしょうか。

例えば、東京ガスで電気とガスをセットで利用した場合。

年間4,700kWh程度使う家庭(3人家族想定、契約電流40A)の場合で、年間約10,000円もお得に。
電気を多く使う家庭ほどお得度は増えます。
年間6,000kWh程度利用する家庭(4~5人家族想定、契約電流40A)なら年間15,000円以上お得になります。

また、ガソリンが安くなる電気を提供している昭和シェル石油では、1か月あたりの電気使用量が600kWhを超えると、電気代が割引になる料金設定に。それに加えて、ガソリン代が月100Lまで10円引きになるプランなので、年間最大12,000円お得になります。

このように、ほんの一例を挙げただけでも年間の節約額は1万円以上。もちろん、電気の利用状況や住居形態などによって、節約効果は異なります。

一人暮らしやオール電化の家庭では、選び方を失敗すると割高になる可能性もありますが、ほとんどの人がどこの電力会社に乗り換えても、たった10分ほどの作業で、ずっと継続的に節約ができるんです。

気にすべきは「周りにいるかどうか」ではなく「節約効果」

まだ始まったばかりの電力自由化。新しい制度はなじみもなく、周りに乗り換えた人がいないと不安になってしまう、そんな気持ちもよく分かります。

しかし、自分の周りにはいなくても、電力会社を乗り換えている人は少しずつ、でも確実に増えてきています。広域機関の発表でも、7月末からの1か月間で電力会社を乗り換えた件数はおよそ20万件。そのほとんどが、周りに乗り換えた人がいなくても電力会社を変えたという人です。

気にするべきなのは「乗り換えた人が周りにいるかどうか」ではなく、「電力会社を乗り換えたことによる節約効果」。まずは解約時の違約金などが不要の電力会社から、気軽にお試し利用してみることをオススメします。

新電力の選び方はこちらを参考に
【決定版】5分で分かる新電力の選び方(東電エリア)