何が変わった?イメージ

電力自由化がスタートし、多くの企業が電気の販売をスタートしました。新規参入組は様々な特典や割引がついた料金プランを発表。それに伴い、東京電力エナジーパートナー(以降 東京電力EP)も新しい料金プランを発表しています。

東京電力EPの新プランについて、これまでの料金プランと比較しながら、みていきましょう。

1 旧料金プランは5プラン

電力自由化前に設定されていた、東京電力EPの一般家庭向けの料金プランには5つのプランがありました。
その中には現在も引き続き新規加入を受け付けているプランと、2016年3月31日をもって新規加入の受付を終了したプランがあります。

1-1 普通の従量電灯B・C

東京電力EPと契約している一般家庭のほとんどはこの従量電灯B・Cでした。
既に利用している人は継続して利用できます。
現在も新規加入が可能。

BとCの2種類あるのは、契約の大きさの違いによるもの。
従量電灯Bは10〜60Aの人向け。
従量電灯Cは6kVA以上の契約の場合で、オール電化など電化製品が多い家庭ではCとなります。

電気料金は曜日や時間帯に関係なく、単価×使用電力量によって決まるしくみ。単価は使用電力量によって3段階に分けられています。

1-2 時間帯や曜日で変わるプラン

一方で、東京電力EPには時間帯や曜日によって電気料金が変動するプランもありました。こちらは全て、2016年3月31日をもって新規加入の受け付けは終了。既に利用している人は継続して利用できます。

朝得プラン

深夜1時から朝9時までの時間帯の電気料金がお得になっているプラン。昼間〜夜間はあまり電気を使わない家庭なら、電気料金を抑えることができます。

夜得プラン

こちらは夜9時から朝5時までの電気料金がお得になっているタイプ。夜型生活の人にオススメのプランです。

半日お得プラン

これは夜9時から朝9時までの12時間、電気料金がお得になっているもの。昼間は不在で、夜から朝にかけて家事などをまとめてやるという家庭にオススメのプランです。

土日お得プラン

土日に家事をまとめてやったり、週末に在宅していることが多い家庭向けのプラン。土日の電気料金がお得に設定されています。

2 新料金プラン

東京電力EPの新料金プランは全部で4種類。従来からのプランである従量電灯B・Cと合わせると、全部で5種類の料金プランが展開されています。

2-1 スタンダードS,L,X

従来の従量電灯B・Cと近い料金プランで、時間帯や曜日を気にせず電気を使いたい家庭向けのプランです。

スタンダードプランS・Lでは、使用電力量によって2段階の単価が設定されています。従量電灯B・Cでは3段階に分けられていたので、使用電力量が少ない家庭がスタンダードプランに変更すると、割高になる可能性があります。

新料金と旧料金の比較はこちら
料金はどう変わる!?東電の新旧プランを比較しよう

スタンダードXはスマート契約となる

もう一つのスタンダードXは、スマート契約となります。スマート契約という言葉を初めて耳にした人も多いのではないでしょうか。実は私もその一人です。

現在、電気の使用量を測るためのメーターは、これまでのアナログ式から通信式のスマートメーターへ交換が進んでいます。電力自由化によって電力会社を変えるとスマートメーターへの交換作業が発生しますが、電力会社を変えなくても、メーターの交換時期が来ればスマートメーターに交換されるわけです。

このスマートメーターではこれまで1か月単位でしか分からなかった電気使用量が、30分単位で分かるように。電気使用量を細かく知ることで、節電につなげることができるようになります。

スマート契約では、このスマートメーターを利用して電気料金が決まります。東京電力のホームページには、「スマートメーターで計測した過去1年間(その月と前11か月)の各月のピーク電力のうち、最も大きい値を契約電力といたします。」とあります。

スマートメーターでは30分毎に使用電力量の平均を計測しています。そのため、最も電気を使った30分間の使用量(ピーク電力)によって、契約電力が決まる仕組み。もしうっかり一度にたくさんの電気を使ってしまった場合、その使用量が契約電力となってしまいます。そのため、その月から1年間は電気をあまり使わなくても、高い基本料金を払わないといけなくなるというわけです。もちろん、その後使用電力量の最高値を更新してしまうと、その月から1年間は更に基本料金が上がってしまいます。

上手に利用すれば電気料金を安く抑えることができるスマート契約。家にある電化製品がどれだけの電気を使うのか、どういった使い方をすれば電力が抑えられるかなど、私たちが勉強することは多そうですね。

こちらも参考に
東京電力EPのスマート契約ってどんなもの?

2-2 電気をたくさん使う人向けのプレミアムプラン

こちらのプレミアムプランは、電気をたくさん使う人向けのプラン。2年契約となっています。また、スタンダードX同様にスマート契約のプランです。

スタンダードXと違うのは、使用電力量が400kWhまでは定額であること。つまり、毎月400kWh以上使っている家庭向けのプランということになります。このプランには、通常有料である電気設備に関するトラブル時の点検、調査などが無料になる特典付。とはいえ、電気をあまり使わない人が加入しても毎月損するだけなので、注意してくださいね。

2-3 夜間電力が安くなる夜トクプラン

日中はあまり家にいないなど、夜間に多く電気を使う家庭向けのプランです。電気代が安くなる時間帯の異なる、「夜トク8」と「夜トク12」の2種類があります。「夜トク8」は午後11時から翌朝午前7時まで、「夜トク12」は午後9時から翌朝午前9時までがお得な時間帯。こちらもスマート契約のプランとなっています。

2-4 オール電化住宅向けのスマートライフプラン

こちらは主に、オール電化住宅向けのプラン。エコキュートなどを利用していて、空調などその他の設備も電気を利用している家庭にオススメのプランです。これもスマート契約のプランとなっています。

このプランにはIHクッキングヒーターやエコキュートといった、住宅設備修理サービスの特典付。設置から10年間保証され、何度でも修理OKです。

なお、このプランに関してはインターネットではなく、カスタマーセンターで申込みを受付中。その他のプランはインターネットからの申込みが可能です。

3 新料金プランではポイントサービスも

従量電灯B・C以外の新料金プランでは、ポイントサービスもスタート。電気料金1,000円(税抜)につき5ポイント付与され、TポイントかPontaポイント、どちらか好きな方を選べます。貯まったポイントはそれぞれの提携先で、1ポイント=1円で利用できます。

また、スマートプラン以外の新料金プランをインターネットで申込むと、500ポイントもらえる特典も。さらに、プレミアムプランについては新規加入で8,000ポイントがもらえます。プレミアムプランを検討しているなら、お得に加入できる今がチャンスですね。

こちらも参考に
電気代でポイントがもらえる! 電力自由化とポイントサービス

4 電気のことを知る人ほど、電気代がお得になる

東京電力EPの新料金プランは、そのほとんどがスマート契約となっています。これまでは電気を使いすぎる(契約容量に達する)と、ブレーカーが落ちて使い過ぎを知らせてくれました。

しかし、スマート契約は使った分が基本料金に反映される、つまり、上限が設定されません。そのため、好きなだけ電気を使うことが可能になるわけです。もちろん、使った分は基本料金として1年間も反映されるので、あとあと痛い目に合うのは自分自身ですが・・・。

今後、スマートメーターの普及に伴って、スマート契約は拡大していくと考えられます。東京電力EPに限らず、さまざまな電力会社でもスマート契約は取り入れられるでしょう。電力自由化は私たちが電気をお得に使えるようになるだけでなく、電気のことをもっと知る必要があることを教えてくれているようです。

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