格安スマホのイメージ
格安SIM(MVNO)の通話料は、一律30秒20円と高額。
しかし通話アプリを使えば、通話料は無料から、高くても30秒10円にできます。

格安SIMユーザーにとって、通話アプリは必ず利用すべきツール。

ここでは通話アプリの選び方と定番の通話アプリをまとめました。

1. 定番の通話アプリ一覧

国内で定番の通話アプリを一覧にしました。

【通話アプリ一覧】
利用回線 番号付帯 サービス名
電話回線 番号付帯なし
(携帯電話番号で受信)
FREETELでんわ
OCNでんわキャリアフリー
楽天でんわ
DMM トーク
自社ユーザー専用アプリ
(各社ユーザー限定)
G-Call
データ通信回線
(IP電話)
050番号が付帯
(受信発信可能)
050 Plus
La La Call
SMARTalk
G-Call050
050 Free
(電話回線で発信も可能)
TONEのIP電話
(TONEユーザー限定)
050番号なし
(発信専用、
携帯電話番号で受信)
LINE out
Viber out
Skype out

2. 通話アプリは3種類

通話アプリには大きく分けて3種類あります。

  • 普通の電話と同じ電話回線を使った通話アプリ
  • データ通信で通話する通話アプリで、050番号がもらえるもの
  • データ通信で通話する通話アプリで、050番号はもらえないもの

2-1. 電話回線とデータ通信の選び方

通話アプリで利用する回線には、電話回線とデータ通信回線の2種類があります。

(1)電話回線の通話アプリ

ビジネスシーンや大切な通話をする場合は電話回線の通話アプリを選びましょう。

電話回線の通話アプリでのメリット

  • 通話品質が良く、普通の携帯電話と同じでビジネスでも利用可能。

電話回線の通話アプリでの注意点

  • 利用するには音声通話機能付きのSIMが必要。
  • 通話料金が10円/30秒と高め(一部は5分かけ放題定額などもあり)
  • 自社契約ユーザー限定のアプリが多い。(楽天でんわ、DMMでんわ、FREETELでんわ、OCNでんわキャリアフリーは誰でも利用できる)

電話回線を利用したアプリは、通話アプリを利用しなくても、電話をかける時に相手の電話番号の頭に0037-692などの各社特有の番号をつけると電話ができます。
通話アプリがこの電話番号を自動で付けてくれているのです。
こういった方式をプレフィックス方式などと呼びます。

電話回線の通話アプリでは、電話をかけた際に相手には自分の携帯番号が通知されるため、普通の電話と同じように利用できます。

(2)データ通信の通話アプリ

知人や家族との通話が主な場合は、データ通信を利用した通話アプリを利用しましょう。

データ通信の通話アプリでのメリット

  • 通話料金が安く、同じアプリ同士では通話無料のアプリもあり。

データ通信の通話アプリでの注意点

  • 通話品質が劣り、回線混雑時には聞き取りにくかったり途切れたりするので、ビジネスなどの利用は厳しい。
  • データ通信を使うので、データ容量を消費する。

データ通信を利用した通話は、IP電話などと呼ばれます。

2-2. 050番号有無の違いと選び方

携帯電話以外に050で始まる番号が欲しい人、電話をかけたときに番号通知が絶対欲しい人(050番号ですが)は050番号が付与される通話アプリを選びましょう。

データ通信の通話アプリには、050番号が「もらえるアプリ」と「もらえないアプリ」があります。050番号有無の違いは、通信事業者が国内で事業登録しているかどうかの違いです。

国内で事業登録しないと050番号をユーザーに付与できません。国内で事業登録しなくても、海外の拠点や提携会社でIP電話を使うシステム運営できます。050番号がない会社は全てこのシステムです。

どちらが品質が良いかというと、事業登録している会社の方がなんとなく安心感はありますが、普通に使う分には大差ありません。

050番号が付与されると、データ通信SIMでも電話として利用することが可能です。110などの緊急電話はかけられませんが、家族と通話するだけならIP電話で十分です。

050番号が利用できるアプリから発信すると、相手には050番号が通知されます。利用する場合は、相手に事前に050番号を伝えておいた方が良いでしょう。

050番号が利用できないアプリは、番号通知ができる場合とできない場合があります。

3. 電話回線を利用した通話アプリ

ここでは電話回線を利用した通話アプリをご紹介します。

 ①FREETELでんわ②OCNでんわキャリアフリー③楽天でんわ④DMM mobile⑤ 自社ユーザー専用アプリ⑥G-Call
月額基本料金0円1,000円
(10分かけ放題込)
0円0円0円0円
通話料金
国内固定電話
・国内携帯PHS
10円/30秒
(税抜)
10円/30秒
(税抜)
10円/30秒
(税抜)
10円/30秒
(税抜)
10円/30秒
(税抜)
10円/30秒
(消費税なし)
番号通知可能可能可能可能可能可能
(固定電不可)
支払方法クレジットカードクレジットカードクレジットカードクレジットカードクレジットカードクレジットカード
iOS対応

Android対応

備考1分、5分、10分かけ放題オプションあり

OCNモバイルユーザーは10分かけ放題オプション850円/月、3回線かけ放題850円/月など

楽天ユーザーは5分かけ放題オプション850円/月


楽天スーパP1%還元

DMM mobileユーザーは5分かけ放題オプション850円/月

OCNモバイルONE、mineo、nuro mobile、イオンモバイル、BIGLOBE、IIJmio、もしもシークス

(表は横スクロールします。)

① FREETELでんわ

FREETELでんわは、

  • どこの格安SIMと契約してもアプリが使える。
  • さらに定額かけ放題(1分、5分、10分)のオプションが誰でも使える。

という特徴があります。

2017年4月時点で、定額かけ放題オプション3種類が誰でも使えるのは、FREETELでんわだけ。

FREETELでんわの登場により、定額かけ放題オプションで格安SIM(MVNO)を選ぶ必要はなくなりました。

詳しくはこちらも参考に
格安SIMのかけ放題に革命!FREETELでんわなら全社で使える

② OCNでんわキャリアフリー

2017年9月1日からOCNモバイルONEが始めた「OCNでんわキャリアフリー」。
どこの携帯キャリア、格安SIM(MVNO)と契約しても使えるでんわアプリです。

10分以内の国内電話(固定電話、携帯どちらでもOK)を何度でもかけられて、月額1,000円。

さらに2017年11月30日まではキャンペーン価格で月額850円で利用可能。

FREETELでんわに比べると10分かけ放題しかありませんが、価格は1,000円と圧倒的にお得。
10分かけ放題を選ぶならFREETELでんわよりOCNでんわキャリアフリーがお得。

OCNモバイルONEのユーザーは、さらに進んだ3種類のかけ放題サービスが利用できます。

  • 1回10分の電話かけ放題「10分かけ放題(月額850円)」
  • 最もよくかけた3つの電話番号の通話料がかけ放題になる「トップ3かけ放題(月額850円)」
  • 「10分かけ放題」と「トップ3かけ放題」を両方併用できる「かけ放題ダブル(月額1,300円)」

OCNモバイルONEについて、詳しくはこちら
OCNモバイルONEのメリットと注意点まとめ

③ 楽天でんわ

楽天グループが提供する楽天でんわ、通話料100円につき楽天スーパーポイントが1ポイントもらえます。
楽天でんわも全ての格安SIM(MVNO)ユーザーが利用できます。

ただし、かけ放題は楽天モバイルユーザー限定。
(月額850円で5分以内の国内通話が何度でもかけ放題)


【公式サイト】楽天でんわ

詳しくはこちらも参考に
楽天モバイルのメリットと注意点まとめ

④ DMMトーク

DMMトークはDMMが運営する通話アプリです。
DMM mobileのユーザー以外でも利用することが可能で、DMM mobileユーザーは5分かけ放題が月額850円で利用可能です。

ただし楽天でんわと通話料金は同じなので、楽天スーパポイントがつく分だけ楽天でんわの方がお得です。

詳しくはこちらも参考に
DMM mobileの注意点とメリットまとめ

⑤ 自社ユーザー専用アプリ

格安SIMの主要各社は、契約ユーザー限定で通話アプリを提供しています。
FREETELでんわの登場前は、通話アプリとかけ放題オプションがあることが、格安SIMを選ぶ理由のひとつだったため。

誰でも使えるFREETELでんわの登場で、通話アプリとかけ放題オプションを自社で提供するメリットは「支払いが1箇所ですむこと」くらいになってしまいました。

詳しくはこちらも参考に
格安SIM(MVNO)のかけ放題プランを徹底比較

⑥ G-Call

こちらも通話料金が半額になる通話アプリですが、楽天でんわと違って通話料に消費税がかかりません。そのため、楽天電話と比べると消費税分お得な通話アプリです。

5分かけ放題800円/月のオプションプランも始まりました。

電話をかけた時の相手への番号表示については注意が必要。
国内携帯電話とPHSには普通に携帯番号が表示されますが、固定電話には番号が表示されません。

少しでも安く電話回線品質の通話をしたい人にオススメです。

公式サイト
G-Call

4 データ通信を利用

4-1 050番号付帯あり

 ⑦ 050 plus⑧ La La Call⑨ SMARTalk⑩ G-Call050⑪ 050 Free⑫ TONEのIP電話
(TONEユーザー限定)
月額基本料金300円
(OCNモバイルONEユーザー無料)
100円
(mineo、eo光ユーザー無料)
0円280円
(3ヶ月無料キャンペーン中〜9/30)
0円0円
通話料金
ユーザー
(アプリ)間
無料無料無料無料無料無料
050番号無料無料050:無料
有料050:7.4円/3分
無料050:無料、
有料050:8円/30秒
8円/3分8円/3分無料050:無料
有料050:13円/3分
国内携帯16円/分18円/分8円/30秒16円/分5.5円/30秒21円/分
国内固定8円/3分8円/3分8円/30秒8円/3分8円/3分13円/3分
留守番電話無料無料無料無料無料無料
番号通知050番号が通知050番号が通知050番号が通知050番号が通知050番号が通知050番号が通知
支払方法クレジットカードクレジットカードクレジットカードクレジットカードクレジットカードクレジットカード
(表は横スクロールします。)

⑦ 050 plus

050PlusはNTTコミュニケーションズが運営しているアプリです。

国内固定電話向けの通話料が3分8円。 固定電話への通話が多い人にはお得なアプリです。
月額300円の基本料金がかかりますが、登録月とその翌月は無料。お試しに使ってみるのもいいですね。

OCNモバイルONEのユーザーは050plusの月額基本料300円が無料。OCNモバイルONEを選ぶメリットの1つです。

詳しくはこちらも参考に
OCNモバイルONEのメリットと注意点まとめ

⑧ La La Call

アプリ同士の通話のほかeo光電話向けや無料提携している050番号向けの通話も無料になります。

基本料金は月額100円ですが、mineoユーザーやeo光ユーザーは月額無料なので、mineoユーザーが選ぶべき通話アプリです。

詳しくはこちらも参考に
mineo(マイネオ)の注意点とメリットまとめ

⑨ SMARTalk

SMARTalkは楽天コミュニケーションズが運営するIP電話。こちらの通話アプリは基本料金が無料。登録すると100円分の通話が無料になります。

注意点は国内固定電話への通話料が8円/30秒と高いこと。

留守番電話機能が優れており、メールで通知してくれる機能などが便利です。電話の転送機能を上手く利用すれば、留守番電話として活用することも可能。

公式サイト⇒SMARTalk

⑩ G-Call050

株式会社ジーエーピーが運営するIP電話。

G-Callに比べるとG-Call500は消費税もかかるため、050 Freeの方がお得です。

⑪ 050 Free

050 Freeは国際電話プリペイドカードで有名なブラステルが手掛けるIP電話。

基本料金が無料で通話料も安いので、現時点では最もおすすめです。

公式サイト⇒050Free

⑫ TONEのIP電話

TONEユーザー限定で提供されるIP電話。TONEは子どもや高齢者などにも使いやすい特徴がある格安SIM(MVNO)。TONEの基本プランではこのIP電話を含むデータ通信SIMが月額基本料1,000円で利用できます。

詳しくはこちらも参考に
TONE(トーンモバイル)の注意点とメリットまとめ

4-2 050番号なし

050の番号はもらえませんが、インターネット回線を利用した通話アプリは他にもあります。LINEやSkypeなど、おなじみのアプリです。

 ⑬ LINE out⑭ Viber out⑮ Skype
月額基本料金無料無料無料
通話料金
ユーザー
(アプリ)間
無料無料無料
国内携帯コールクレジット:14円/分、
30日プラン:6円/分
9.8セント/分
(海外仕様のため変動する)
Skypeクレジット:10.81円/分(接続料8.75円が必要)、
月額プラン:6.67円/分(60分プランの場合)
国内固定コールクレジット:3円/分、
30日プラン:2円/分
3.0セント/分Skypeクレジット:2.26円/分
(接続料4.82円が必要)、
月額プラン:6.67円/分
(携帯+固定電話、60分プランの場合)
番号通知番号通知可能だが、ドコモ端末では「通話不可能」「非通知」となる通知される場合や非通知などの場合もある設定により通知可能
支払方法クレジットカード、LINEアプリやLINEウェブストア、LINEコインで支払い可能クレジットカード、
プリペイドカード
クレジットカード、
銀行振り込みなど

⑬ LINE Call

アプリ同士無料で通話できるLINEも、IP電話の一種。LINEのアプリがあれば、ユーザー以外の携帯電話や固定電話、海外向けの通話もできるんです。

通話料金はプランによって変わります。コールクレジットは電子マネーのように前もって料金をチャージしておく方法。LINEアプリやLINEウェブストアからチャージでき、180日間有効です。AndroidのLINEアプリならLINEコインで支払うこともできます。この場合は1LINEコイン=2コールクレジットです。

30日プランは、30日間決められた時間まで話せるもの。コールクレジットよりお得ですが、通話する国や端末が決まっています(日本国内の携帯のみ、など)。こちらはLINEウェブストアから購入可能。

基本的に、相手には自分の番号が通知されますが、相手がドコモの場合は「非通知」や「通知不可能」となってしまいます。「非通知」などを着信拒否対象としている人にはつながらないので、注意が必要です。

公式サイト⇒ LINE OUT

⑭ Viber out

こちらもアプリ同士無料で通話できるもの。日本ではそこまでメジャーではないかもしれませんが、海外ではとても人気の高いアプリです。

通話料金は海外仕様のため、為替によって変動します。国内固定電話には無料で通話できるキャンペーン中です。利用する際はViberクレジットの購入が必要。クレジットはViberアプリから購入できます。

番号通知については相手のキャリアによって異なります。

公式サイト⇒Viver out

⑮ Skype out

SkypeもLINEやViber同様、Skype同士は無料です。Skypeクレジットの場合、携帯や固定電話、IP電話にかけるたびに接続料がかかるので、特別安い料金とはいえなさそう。

利用するなら月額プランの方が安く利用できますが、通話頻度が少ない人には不向きです。

公式サイト⇒Skype out

5 【おまけ】アプリなしという新しい選択

通話アプリはお得ですが、アプリなのでかかってきた電話へかけ直す場合はメンドウです。

最近、普通の電話でかけ放題のプランもあります。

10分以内かけ放題のワイモバイルと5分以内かけ放題のDTI SIMです。

ワイモバイル

ワイモバイルは正確には格安SIM(MVNO)ではありません。
自社でネットワークを運営しているので、ドコモやau、ソフトバンクとおなじキャリア(MNO)です。
ただし他の大手キャリアに比較すると比較的安い価格設定が選べるため、大手キャリアから乗り換える人も多い様です。

ワイモバイルのプランには、全て無料通話サービスが含まれています。具体的には…

  • 国内向け通話が1回あたり10分以内、月300回まで無料
  • 携帯電話、固定電話ともに対象

料金は1か月あたりのデータ容量に応じて変わります。

  • 1GB/月まで: 月々2,980円
  • 3GB/月まで: 月々3,980円
  • 7GB/月まで: 月々5,980円

2年契約の縛りはありますが、データ通信と10分以内の通話ができてこの料金なので、他の大手キャリアに比較するとお得です。

また月額1,000円で24時間通話無料になるオプションもあります。電話回線を利用しているので、通話音質もクリアです。

DTI SIM

格安SIM(MVNO)で攻撃的なサービスを展開しているDTI SIMが、でんわかけ放題オプションを開始しました。

月額780円の「でんわかけ放題」オプションをつければ、5分以内の通話が回数無制限でかけ放題になりました。
通常の電話回線なので、音声品質は問題なし。

アプリを使わないかけ放題なので、かかってきた電話にかけ直す場合も余計な操作が不要で便利です。

詳しくはこちらも参考に
DTI SIMのメリットと注意点まとめ