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大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているMVNO(格安SIM)。利用している回線によってau系とドコモ系の2つに分けられますが、ほとんどはドコモ系。au系格安SIMは2社しかありません。この2社は何を基準に選べばよいのでしょうか。

2社の比較表

項目 UQ mobile
(UQモバイル)
mineo
(マイネオ)
家で即日MNP 両社とも対応
初期費用 3,000円 3,000円
月額基本料
データ通信
(SMS付)
3GB: 980円
無制限(500kbps):1,980円
500MB: 820円
1GB: 920円
3GB:1,020円
5GB:1,700円
10GB:2,640円
月額基本料
音声通話
3GB:1,680円
無制限(500kbps):2,680円
※他にぴったりプランあり
500MB:1,310円
1GB:1,410円
3GB:1,510円
5GB:2,190円
10GB:3,130円
最低契約期間 データSIM:なし
音声SIM:12ヶ月
ぴったりプラン:2年自動更新
違約金9,500円
データSIM:なし
音声SIM:なし
MNP転出費用 3,000円 〜12ヶ月:11,500円
13ヶ月〜:2,000円
余った容量の繰り越し あり あり
(さらに家族シェア、フリータンク預入、パケットギフトなども可能)
容量チャージ 100MB:200円
500MB:500円
100MB:150円
フリータンクから月2回引出し可能
通信制限 両者とも次の場合200kbpsに制限あり

  • 直近3日で3GB超(auによる制限)
  • 月の容量を使い切る
データ通信速度の切替えアプリ 両社ともあり
低速通信時はデータ通信容量を節約できる。
通信速度の評判 早いと定評あり 特に早くは無いが、遅くもない。普通に使うには問題ない。
端末セット 2機種あり(arrows M02、 KC-01)
7/15〜iPhone5S追加予定
7月末〜arrows M03追加予定
ぴったりプランだと実質0円〜
2機種あり(arrows M02、 KCP01)
その他メリット auと同じKDDIグループ会社 家族割・複数回線割で1台50円割引
通話料30分又は60分まで定額プランあり
050IP電話アプリLa La Callの月額基本料100円が無料
ドコモプランもある

1 「通信速度」と「料金やプラン」のどちらを重視する?

現在、au系格安SIMサービスを提供しているのは「UQモバイル」と「mineo」の2社のみ。

UQモバイルとmineoを比較した場合、通信速度ではUQモバイル、料金やプランの豊富さではmineoが有利です。

どちらを重視するかはあなた次第。自分のライフスタイルに合ったものを選んで、快適なスマホライフを送ってくださいね。

2 共通する特徴

au系格安SIMの特徴は、何といっても電波品質の良さ。「auはよくつながる」という印象を持っている人も多いと思います。

これは「プラチナバンド」と呼ばれる周波数帯域の電波を使用しているため。プラチナバンドとは700MHz〜900MHzの周波数のことで、auでは800MHzの周波数を利用。この電波にはこれまで届きにくかった室内や、遠く離れた山間部まで届くという性質があります。そのため、つながりやすく、途切れにくいのです。もちろん、au系格安SIMもこの周波数を利用しているので、格安ながらも電波品質が良いのです。

3 UQ mobile(UQモバイル)

UQmobileロゴ
格安SIMには、業者や時間帯によって通信速度が変わるという注意点があります。そんな中でも、通信速度が安定して速いと評判のUQモバイル。速度を重視する人にオススメの格安SIMです。

UQモバイルのプランはとてもシンプル。4つの基本料金プランから自分に合ったものを選べます。

【UQモバイル料金表】
プラン 容量 月額料金
データ高速プラン 3GB 980円
データ高速+音声通話プラン 3GB 1,680円
データ無制限プラン 無制限
(速度500kbps)
1,980円
データ無制限+音声通話プラン 無制限
(速度500kbps)
2,680円
ぴったりプラン
(〜25ヶ月間:無料音声60分付
26ヶ月〜:無料音声30分付)
2年縛りの自動更新
2GB 〜13ヶ月:1,980円
14ヶ月〜:2,980円
(auとmineoからのMNPは
それぞれ+1,000円)
ぴったりプラン
+たっぷりオプション
(〜25ヶ月間:無料音声120分付
26ヶ月〜:無料音声60分付)
2年縛りの自動更新
6GB 〜13ヶ月:2,980円
14ヶ月〜:3,980円
(auとmineoからのMNPは
それぞれ+1,000円)

※SMSは全て標準で付いています。
※「ぴったりプラン」という複雑なプランが追加されましたが、大手キャリアと同じ2年縛りで、auとmineoからのMNPは特にならないという注意点があります。

3GBプラン

毎月3GBのデータ容量まで高速データ通信ができるプランです。このプランの通信速度は最大150Mbps。余ったデータ容量は翌月に繰り越すこともできます。

データ通信量が3GBを超えると高速データ通信ができなくなりますが、データチャージすることで高速データ通信が可能。その場合の料金は、100MB追加で200円、500MB追加で500円です。

また、ターボ機能というデータ容量を節約できる機能もあります。これは高速通信と低速通信を切り替えることで、データ消費量を抑える方法。テキスト中心のWeb閲覧やLINEのやりとりなど、低速通信で十分なことって実は結構多いんですよ。通信速度の切り替えはデータチャージサイトから行うことができます。

無制限プラン

通信速度より通信量を重視する場合は、データ無制限プランがオススメ。通信速度は500kbps。LINEやメールのやりとり、テキスト中心のWebの閲覧などは問題なく行える速度です。もともと通信速度には定評のあるUQモバイルなので、このプランでも不自由なく利用している人が多い印象です。

こちらのプランでもデータチャージが利用可能。たまに高画質な動画が見たい! なんてときには便利ですね。また、チャージした高速通信について、ターボ機能を利用して容量を節約することも可能。ただ、データ容量の繰り越しはできないので、チャージした場合は当月内に使い切ってくださいね。

音声通話プランには最低利用期間の定めがある

音声通話プランの場合、12か月間の最低利用期間が設定されています。この期間内に解約する場合、契約解除料として9,500円かかるので注意してください。

なお、音声通話プランには留守電などのオプションプランもあります。留守電、三者通話サービス、迷惑電話撃退サービスの3つがパックになった「電話基本パック」は月額380円。着信転送や割込通話(キャッチホン)、番号通知リクエストサービスは無料(ただし、プランによって割込通話は月額200円かかる場合あり)で利用できます。

UQ mobileについて、さらに詳しくはこちら
UQ mobileの評価、他の格安SIMとの比較を徹底分析

4 mineo(マイネオ)

マイネオロゴ
家族割やパケットシェアなどがあり、家族で使いたい場合にオススメの格安SIMです。データ容量も500MBから設定されているので、データ通信量が少ない人でも無駄なく使うことができます。また、音声通話プランの最低利用期間が設定されておらず、契約解除料がかからないのも魅力。気軽に格安SIMを始めるのにピッタリなMVNOです。(ただしMNP転出費用は12ヶ月未満だと9,500円高くなります)

mineoにはデータ通信のみのシングルタイプと、データ通信+090音声通話のデュアルタイプの2種類のSIMがあります。データ容量は500MB、1GB、3GB、5GB、10GBの5種類。全て高速データ通信です。
【mineo料金表】

プラン 容量 月額料金
ドコモプラン(Dプラン)
シングルタイプ
データ通信のみ
500MB 700円
1GB 800円
3GB 900円
5GB 1,580円
10GB 2,520円
ドコモプラン(Dプラン)
デュアルタイプ
データ通信+音声通話
500MB 1,400円
1GB 1,500円
3GB 1,600円
5GB 2,280円
10GB 3,220円
auプラン(Aプラン)
シングルタイプ
データ通信のみ
500MB 700円
1GB 800円
3GB 900円
5GB 1,580円
10GB 2,520円
auプラン(Aプラン)
デュアルタイプ
データ通信+音声通話
500MB 1,310円
1GB 1,410円
3GB 1,510円
5GB 2,190円
10GB 3,130円

※データ通信にSMSをつける場合は月額+120円

UQモバイルと比べて、mineoではデータ容量が細かく設定されています。そのため、自分の使い方に合った料金プランを選ぶことが可能。データ通信が少ない人ほど、より少額でスマホを持つことができます。

また、家族で契約すると1回線につき50円割引になるサービスも。同居している家族はもちろん、離れて暮らしていたり結婚などで姓が違っても3親等以内の親族なら割引可能です。

UQモバイル同様に余ったデータ容量は翌月に繰り越せます。mineoの場合は更に、繰り越した分を家族でシェアすることが可能。この場合、シェアできるのは同一住所の家族に限られますが、追加でチャージする必要がなくなるのでお得です。

ユーザー同士でデータ容量を分け合える「フリータンク」

また、mineoユーザー同士で余ったデータ容量を分け合う「フリータンク」というユニークなものも。データ容量が余った人はフリータンクへ入れ、逆に足りない人はフリータンクからもらう仕組み。もらえる容量は人によって最大1GB/月などと決まっていますが、追加料金を支払ってチャージする必要がなくなります。

mineoにも高速通信と低速通信を切り替えて、データ容量を節約する機能があります。アプリで簡単に切り替えられるので、とても手軽です。更にAndroidではウィジェット機能もあるため、アプリを開くことなく待ち受け画面から切り替え可能。これなら切り替えるのを忘れることもなさそうですね。

もちろん、音声通話SIMのオプションもあります。料金は全て月額で、留守電が300円、三者通話サービスが200円、迷惑電話撃退サービスが100円。3つとも選ぶと600円なのでUQモバイルより高くなりますが、必要なものだけを選ぶことができます。着信転送や割込通話、番号通知リクエストは無料です。

mineoについてさらに詳しくはこちら
mineoの評価、他の格安SIMとの比較を徹底分析