「格安スマホって安い分、通話品質が悪そう。実際はどうなの?」

「格安SIMは昼休みに通信速度が落ちるけど、通話品質も時間帯で落ちるのかな?」

スマホ代は節約したいけど、通話品質が落ちるのは避けたいもの。

格安スマホや格安SIMの通話関連サービスって、大手キャリアより劣っているのでしょうか?

1.通話品質は「3G」か「VoLTE」かで変わる

音声通話の品質は、「3G」もしくは「VoLTE」、どちらの通信システムを利用するかによって変わります。

3G回線
以前から音声通話で利用されていたのが、この3G回線。
現在主に利用されているLTE回線の、1世代前の通信システムです。
少し前の端末では、データ通信ではLTE、音声通話では3Gを使っていたりします。
普段は「LTE」の表示が出ていても、通話のときだけは「3G」に自動的に切り替わるわけです。
VoLTE
こちらは音声通話においてもLTE回線を利用したもの。
「Voice over LTE」を略して、VoLTEと表記されます。
VoLTEのメリットには、3Gと比べて「音声品質が良い」「発信・着信が速い」「バッテリー消費が抑えられる」といった点が挙げられます。
なお、VoLTEが利用できるのはVoLTEに対応した端末のみ。
格安スマホの中にも、VoLTE対応端末はあります。

VoLTE対応の格安スマホ

  • arrows M-02
  • arrows M-03
  • AQUOS mini SH-M03
  • AQUOS SH-M04

この他、iPhone 6/6 plus(iOS 8.3以降)からiPhoneシリーズでもVoLTE対応済となっています。

VoLTE対応格安スマホの注意点

VoLTEに対応していれば、あとはSIMカードを入れればOK! というわけではありません。

SIMカードの選び方に注意が必要です。

ドコモ系格安SIMの場合
この場合は、どのSIMカードを使ってもVoLTEが利用できます。
SIMカードのサイズだけ注意しましょう。
au系格安SIMの場合
この場合は、SIMカード自体もVoLTE対応のものでなければ利用不可。
具体的には、次のようなSIMカードを選ぶ必要があります。

  • UQmobile Multi IC Card
  • au MVNO Multi IC Card
  • au IC Card 04

これ以外のSIMカードは、端末に挿しても「利用できません」と表示されるだけ。
VoLTE対応端末をau系の格安SIMで利用する際は注意してください。

時間帯による通話品質低下はほとんどない

格安SIMで気になるのが、時間帯による品質低下ではないでしょうか。

この点も、音声通話ならとくに気にする必要ナシ。

データ通信のように速度や品質が大幅に低下することはほとんどありません。

  • 音声通話とデータ通信で使っている回線が違う
  • 音声データの容量はそこまで大きくない

こういった理由から、音声通話の品質は大手キャリアと同様と考えてもらって大丈夫です。

電話アプリは通話品質が変わる

はじめから端末にインストールされているものとは別に、音声通話ができる電話アプリと呼ばれるものもあります。
この電話アプリ、大きく3つに分類されます。

  • 「090」「080」といった電話番号が利用できるアプリ
  • 「050」の電話番号が利用できるアプリ(IP電話)
  • 電話番号がなくても利用できるアプリ

このうち、「090」や「080」の番号が利用できるアプリは、電話回線を利用。

通話品質も通常の電話とほぼ同じです。

代表的なアプリには「楽天でんわ」や「G-Call」などがあります。

それ以外のアプリは、インターネット回線を利用。

IP電話アプリの代表的なものには「050plus」や「La La Call」など。

電話番号がなくても利用できるものとしては、「LINE」の無料通話などが挙げられますね。

通話料は無料もしくはかなりお得ですが、インターネット回線を利用すると通話品質は低下します。

2.番号通知は可能なのか?

格安スマホでも、大手キャリアのスマホと同じように番号通知は可能です。

非通知などの設定もできます。

ただし、これは端末に最初から入っている電話アプリを使った場合の話。

通話料がお得になる電話アプリだと、相手先によっては番号を通知することができないようです。

  • 楽天でんわ(電話回線利用):番号通知可能
  • G-Call(電話回線利用):固定電話向けのみ、番号通知不可
  • 050plus(IP電話):番号通知可能(050の番号が通知)
  • La La Call(IP電話):番号通知可能(050の番号が通知)

3.留守番電話には対応している?

留守番電話に関しては、スマホの端末というよりも格安SIM各社がサービスを提供しているかどうかがポイント。

基本的にはどの格安SIMでも、有料オプションとして留守電のサービスを提供。

月額料金は300円程度で、大手キャリアと同じ程度の料金です。

・OCN モバイルONE、UQモバイル、楽天モバイル、IIJmio、mineo、U-mobile など

これらの格安SIMでれば、留守電サービスが利用できます。

一方で、留守番電話サービスがない格安SIMも。

例えばNifmoなどは留守番電話がありません。

でも、留守電が使える裏ワザはあるんです!

「聞く」「読む」ができる! スマート留守電

ソースネクスト社が開発した「スマート留守電」

このサービスを利用すれば、留守電サービスがない格安SIMでも安心です。

使い方は、スマート留守電のアプリをスマホにインストールするだけ!

  • 録音されたメッセージをテキスト化して表示
  • 知らない番号でも、590万件以上のデータベースと連携して表示
  • メールでも着信可能

通常の留守電よりもワンランク上の機能が利用できます。

ただし、注意点もあります。

転送電話による通話料金が発生する
発信者がスマート留守電へメッセージを録音する際には、転送電話の通話料金が発生します。
この料金は20円/30秒の通常の国内通話料金が適用。
スマート留守電ユーザーが負担します。
録音時間が長くなると通話料も高額になってしまうため、注意してください。
アプリ利用は有料
Androidなら月額310円、iOSなら月額360円となっています。
メッセージのテキスト化がうまくいかないこともある
メッセージのテキスト化はシステムが自動で行うしくみ。
「正しく変換されない」
「文章が理解できない」
録音状況にもよりますが、こうしたレビューがある点も頭に入れておくと良いでしょう。

格安SIMでは「スマート留守電」がお得!

アプリ単体で利用すると300円以上かかるスマート留守電。

しかし、格安SIMの中にはオプションとしてサービスを提供しているところもあります。

・楽天モバイル、DMMモバイル、BIGLOBE SIM など

こうした事業者は、月額290円でスマート留守電が利用可能。

楽天モバイルにいたっては、通常の留守電とスマート留守電、2種類から選ぶことができます。

さらに、格安SIM事業者のオプションとして利用すると、月額料金が無料になる期間があることも。

「気になるけど、本当に使えるのか心配…」

そんな人でも、お試しで利用することができますよ。

4.格安スマホと通話サービスのまとめ

  • 通話品質は端末が「3G対応」か「VoLTE対応」かによって変わる
  • au系格安SIMは、VoLTE対応SIMカードでなければVoLTE対応端末が使えない
  • 電話アプリは利用する回線によって通話品質が変わる
  • 発信者番号通知は基本的に可能
  • 留守電は格安SIM事業者が提供していれば利用可能
  • 留守電サービスがなくても「スマート留守電」を利用すれば、留守電と同じ機能が使える

格安スマホでも通話に関するサービスは大手キャリアとほぼ同じ。

格安スマホに乗り換える際の参考にしてくださいね。