大手キャリアの中で唯一、端末そのままで格安SIMへの乗り換えができなかったソフトバンク。

しかしついにソフトバンクユーザーでも使える格安SIMサービスが登場します。

2017年3月にサービス開始予定

ソフトバンクユーザーが利用できる格安SIMサービスの提供元は、U-mobile(日本通信)とスマモバ。

日本通信は「b-mobile」という名称で格安SIMサービスを提供中ですが、ドコモ通信網のプランしかありません。

今回のソフトバンク回線は、日本通信が直接提供するのでは無く、U-mobileが私達と契約する窓口になります。
ヤマダ電気とU-mobileが共同で運営するYamada simでも販売される予定。

また日本通信とは別に、スマモバもソフトバンク回線の格安SIMを3月22日から発売します。

まだこの他に増える可能性はあります。

2017年2月22日時点でわかっている、新しい格安SIMサービスの概要は次の通り。

  • サービス提供開始時期は2017年3月22日
  • 対象はソフトバンクSIMロックがかかっているiPhoneおよびiPadユーザー

今回はAndroidなど他機種ユーザーに先行して、iPhoneおよびiPadユーザー向けにサービスを提供するとのこと。

3月22日のスタート時はデータ通信のナノSIMのみで、音声通信の提供はまだ先になる見込みです。

iPhone以外の機種についても、いずれ利用できるようになる見込みです。

これまで選択肢のなかったソフトバンクユーザー

今現在、多くの格安SIMはドコモの通信網を利用してサービスを提供しています。

そのため、ドコモユーザーだった人は端末を買い替えることなく、格安SIMに乗り換えることが可能。

auについてもUQモバイル、mineo、IIJmioの3社だけですが、同様に乗り換えることができました。

一方のソフトバンク系列の格安SIMは、グループ企業であるワイモバイル1社だけ。

しかし、ワイモバイルではソフトバンクの端末をそのまま使うことはできません。

格安SIMを使いたいソフトバンクユーザーは、

  • 新しくSIMフリーの端末を購入する
  • 端末そのまま使う場合はSIMロックを解除する

このいずれかの方法しかありませんでした。

SIMロック解除とは?

大手キャリアは自社で販売する端末に「SIMロック」をかけています。

SIMロックがかっていると、他社のSIMカードを挿しても端末は使えない状態に。

他社のSIMカードで使えるようにするためには、このSIMロックを解除する必要があるのです。

「ドコモやauはSIMロック解除不要で格安SIMが使えるけど?」と不思議に思うかもしれません。

これはドコモならドコモ系、auならau系の格安SIMに乗り換えた場合に限った話。

ドコモユーザーがau系の格安SIMに乗り換える場合は、SIMロック解除しない限り端末をそのまま使うことはできません。

SIMロック解除の方法とは

SIMロックを解除するには、各キャリアでの手続きが必要です。

  • 2015年5月以降に発売された端末
  • それ以前の端末はSIMロック解除機能を搭載した端末

このいずれかであれば、SIMロックの解除が可能。

さらにいくつかの条件もあります。

  • 2015年5月以降に発売された端末:購入日より181日目以降に解除可能
  • それ以前に発売された端末:購入日よりSIMロック解除が可能

このうち「購入日より181日目以降」という日数については、短縮される予定。

分割払いで購入した端末なら、2017年8月1日から100日を超えない程度に。

一括払いで購入した端末であれば、2017年12月1日以降、支払確認が出来るまでの期間に短縮される見込みです。

解約済み端末もSIMロック可能

すでに解約した端末もSIMロック可能です。

ソフトバンクの場合、解約済み端末のSIMロックができるのは

  • 解約から90日以内である
  • 解約した端末を契約していた本人のみ手続き可能

以上の2つの条件を満たす場合のみとなります。

Y!mobile乗り換えハンデがなくなった

大手キャリア3社は、ユーザーが格安SIMに乗り換えないように、様々な方法でユーザー囲い込みをしています。
光回線とセットで割引したり、新電力とセットにして割引したり。

そのひとつとして、今まではソフトバンクからY!mobileへMNP移行した場合、Y!mobileのスマホプランが月額1,000円高くなる設定でした。

たとえばY!mobileのスマホプランSは、
契約〜12ヶ月:1,980円/月(ソフトバンク以外からの乗り換え)
これがソフトバンクからの乗り換えだと、1,000円高い
契約〜12ヶ月:2,980円/月となっていました。

つまりソフトバンクからY!mobileへの乗り換えのハードルを高くしていたのです。

これが2017年3月1日から実質なくなりました。

ソフトバンクユーザーはY!mobileへのMNP移行も現実的になったのです。
ソフトバンクにとっては、U-mobileなど他社格安SIM(MVNO)へ乗り換えられるよりは、自社の Y!mobileに乗り換えられたほうがマシだという判断でしょう。

ソフトバンク光などと契約してしまい、ソフトバンクから格安SIMへの乗り換えをあきらめていたユーザーも、Y!mobileという選択肢ができました。

いろんな意味でソフトバンクユーザーにとっては選択肢が広がりそうですね。