格安SIMの注意点イメージ
価格が安いのは魅力だけど、実はいくつかの注意点もある格安SIM。価格の安さに惹かれて契約したけど、こんなはずじゃなかった! と思うことがないよう、事前に注意点を確認しておきましょう。

注意1.電話の通話料が高い

格安SIM(MVNO)の音声通話SIMでは、通話料がかかります。

格安SIM(MVNO)の通話料は国内20円/30秒が基本。基本料金が安いのでお得な格安SIM(MVNO)ですが、電話を頻繁に利用する人は、大手キャリアの通話し放題プランの方が安くなるケースもあります。

目安として、格安SIM(MVNO)の音声通話SIMの月額基本料が3GBプランで1,600円くらい。大手キャリアの通話料込みのプランが7,000円とすると、2時間15分(135分)電話をかけると通話料込みの料金は同じになってしまいます。

ただし通話料を節約する方法もあります。

通話アプリの利用

通話アプリを利用することで、電話料金は大幅に節約できます。通話アプリには大きく3種類あります。

【通話アプリの3タイプ】
無料のデータ通信アプリ
無料でデータ通信を利用して通話ができるもの。基本的にはアプリ同士の通話になります。
LINEやSkypeが一般的。これだとデータ通信のパケットをわずかに消費するだけで無料で通話できます。
また格安SIM(MVNO)各社がユーザーに提供しているIP電話アプリでも、同じアプリ同士は通話料が無料になる場合がほとんどです。
有料のデータ通信
データ通信を利用したIP電話アプリでは、普通に電話として携帯や固定電話に電話をかけることができます。多くが通話料10円/30秒以下。国内固定電話へは8円/3分という設定も多く、上手に利用すると大変お得です。
有料の電話アプリ
電話回線を利用したアプリです。高品質な通話が可能なため、IP電話では厳しかったビジネス用途の通話などもできます。楽天でんわやG-CALLが定番です。こちらも通話料は10円/30秒。

詳しくはこちらを参考に
ワイモバイルvs通話アプリ どちらがお得?

かけ放題オプション

一部の格安SIM(MVNO)では、電話かけ放題のオプションを用意しています。

楽天モバイルでは、月額850円で5分以内の通話が何回でもかけ放題のオプションがあります。ただし楽天でんわのアプリでの電話に限ります。

DTI SIMでは、月額780円で5分以内の通話が何回でもかけ放題。こちらは普通の電話回線の通話です。

IP電話だと、nifmoで「nifmoでんわ」の国内かけ放題月額1,300円というオプションもあります。

注意2.動作確認済端末か要チェック!

格安SIMを契約する際、端末とセットで購入するかSIMカードのみ購入するかを選べます。

あなたがもしSIMカードのみ購入して手元にある端末をそのまま使おうと思っているなら、格安SIM(MVNO)の公式サイトで動作確認済の端末かどうかを必ずチェックしましょう! 

公式サイトで動作確認できていない端末では、SIMカードが使えない可能性があります。

基本的には…

  • SIMフリー端末⇒ほとんどの格安SIM(MVNO)で使用可能
  • ドコモSIMロック端末⇒UQ mobile以外のほとんどの格安SIM(MVNO)で使用可能
  • au SIMロック端末⇒ごく一部の端末のみがUQ mobileとmineoで使用可能
  • au SIMロック端末⇒格安SIM(MVNO)では使用できません。(ワイモバイルも不可)

となります。

これはMVNOが使用している回線によるもの。ドコモの回線を借りている場合はドコモの端末を、auの回線を借りている場合はauの端末が利用できるわけです。

ドコモ系はこちらも参考に
ドコモ系格安SIM徹底比較!

au系はこちらも参考に
au系格安SIM徹底比較!

ワイモバイルはソフトバンクの子会社で自社回線を一部所有しているため、厳密にいうとMVNOではありません。いずれにしてもソフトバンクのSIMロック端末はワイモバイルでは使えません。

使いたい格安SIMが手元の端末で利用できない場合、次のいずれかの方法で新しく端末を準備します。

端末とセットで購入する

SIMカードを購入する際に、端末も一緒に購入する方法です。

MVNOのホームページには、端末とセットで購入した場合の料金も載っています。端末を購入すると料金が高くなる?と思うかもしれません。端末を購入しても大手キャリアの携帯料金より安いのでご安心を。

スマホの端末セットを検討するならこちらも参考に
格安スマホの選び方とお得な端末セット

SIMフリー端末を自分で準備する

もう一つは自分でSIMフリー端末を準備する方法です。SIMフリーの端末はAmazonなどネットや、中古ショップなどで購入可能。セット購入の対象ではない端末も、これなら手に入れることができます。

ただこの方法で購入する場合、端末代金は基本的に一括払い。高機能なものや最新の端末は高額なものが多いです。端末とセットで購入する方が、一時的な負担は少なくなります。

注意3.SIMカードのサイズ

SIM説明図
SIMカードのサイズは標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類。手元の端末が使えることを確認した後は、SIMカードのサイズも確認しておきましょう。サイズが合わなかった場合は変更もできますが、手数料として2,000円ほど取られてしまいます。

1枚のSIMカードを複数の端末で使う可能性があるときは、一番小さいnanoSIMカードを選ぶとよいでしょう。仮にサイズが違った場合でもSIMカードの変換アダプタを使えばOK。アダプタ自体はAmazonや家電量販店などで安く手に入れることができます。

注意4.キャリアメールは使えない

キャリアメールとは、ドコモやソフトバンク、auが提供している電子メール。「〜@docomo.ne.jp」といったアドレスになります。一方、GmailやHotmailのメールは利用可能。格安SIMを利用する場合は、これらのアドレスを事前に作っておきましょう。

周りにガラケーユーザーが多いと不便になることも

最近はLINEなどを利用する人も多く、キャリアメールを使う機会も少なくなっているかもしれません。しかし、ガラケーを使っている人が周りに多い場合は注意が必要です。

ガラケーでは、迷惑メールフィルタによってGmailなどキャリアメール以外からのメールが受信できない設定になっている場合が。受信できる設定にしてもらえばいいだけの話ですが、相手方に迷惑メールが届くようになる可能性もあります。

また、ショップなどのメールマガジンも、キャリアメールでなければ購読できないこともあります。事前にGmailなどで購読できるかどうか、確認しておいた方が良いでしょう。

キャリア決済も使えない

キャリア決済とは、デジタルコンテンツやショッピングなどの代金を携帯料金と一緒に支払う決済方法です。携帯の画面でID、パスワード、暗証番号を入力するだけで支払いができるため、とても手軽。利用したことがある人も多いかもしれませんね。

現在、このキャリア決済に対応している格安SIMはありません。キャリア決済のみに対応しているWebサービスを利用している場合、格安SIMにすると利用できなくなってしまいます。

サービスを利用し続けるには、キャリア決済用に2台持ちなどで大手キャリアの回線を残しておく必要があります。

注意5.カード払いが基本

大手キャリアの場合、料金の支払い方法は口座振替やクレジットカードなど複数から選べます。格安SIMの場合、口座振替は利用できず、クレジットカード支払いのみのところがほとんど。そのため、クレジットカードを持っていない場合は新たに作る必要があります。

なお、楽天モバイルなど、一部ではデビットカードが利用できるところもあります。

注意6.LINEの年齢確認

LINEでは未成年者を犯罪から守る目的で、年齢確認を行っています。

格安SIMではLINEの年齢確認ができません。LINE IDで友達を追加したり検索したりする機能が使えません。相手があなたのIDを検索・追加する場合も同様にできなくなります。

LINEで友達追加する方法はID検索以外に「ふるふる」や「QRコード」があるので、それらを使えば支障はありません。ただ、これらの方法は近くにいることが前提となっている方法。

遠く離れた相手を追加したい場合は「招待」を利用しましょう。SMSやEメールで相手に招待用のURLを送信し、相手がこれを承認すれば友達追加できる仕組みです。URLは毎回変わるものではないので、保存しておくといいかもしれません。

ID検索は便利なので、利用できなくなると少し不便に思うかもしれません。しかし、ID検索以外でも友達追加は簡単にできるので、大きな問題というわけではないですね。

デメリットを知っておくことが、格安SIMを快適に利用する秘訣

このように、格安SIMにはいくつかの注意点があります。しかし、事前に知っていれば対処できるものがほとんど。メリットが多い格安SIMだからこそ、デメリットもしっかり把握して快適な格安SIMライフを送ってくださいね。

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